BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 気が向いたら書く予定
- 日時: 2014/12/07 10:46
- 名前: 六木 (ID: EgZaKOI3)
気が向いたら書きます。
ジャンル色々
- Re: 気が向いたら書く予定 ( No.1 )
- 日時: 2014/12/07 11:10
- 名前: 六木 (ID: EgZaKOI3)
【東京グール】カネ月
月山
ゆっくりと瞼を開け、ぼんやりと視界に映るのは何時もの見慣れた天井。
起き上がり背を伸ばす。その時に気付いた違和感。
身体が軽いような気がする。全体的に。
声も違う。服も大きくなったような感覚で……
違う、違う、こんなことがあるはずがない。
と脳内で考えを全て否定する。が、
鏡を見たことでその否定も直ぐに壊れてしまった。
何時もの朝に何時とは違う朝が始まった。
金木
月山さんがこない。
今日の金木はその事で脳内が埋め尽くされていた。
金木は月山を想っている。
その事に気付いていないのはヒナミや本人位だ。
金木は嘘をつくのが苦手だが、それを除いても分かりやすいらしい。
だからこそ、皆金木を心配していた。
金木は大丈夫だと言って笑ったが、笑えていなかった
代わりに自分自身を笑った。
月山さんが1日来ないだけでこんなにも心配してしまうのだと。
自分は月山さんが必要なのだと。
とりあえずこれでは仕事に集中出来ない。
明日直ぐに月山さんの所に行こう。
だから落ち着けと自分に言い聞かせる金木だった。
一方月山は……
明日からどうしようと涙目で布団にくるまっていた。
また悲劇が訪れるとは解らずに……
【続けます】
- Re: 気が向いたら書く予定 ( No.2 )
- 日時: 2014/12/07 11:45
- 名前: 六木 (ID: EgZaKOI3)
【続き】
金木
息がきれ、脳が痺れる。それを振り払うかのように一生懸命足を動かした。
金木は走っている。月山がいるマンションへ。
昨日はメールを送ると返事が来た。
安心した。それまでは良かったのだが、
朝メールしても返事はなく、連絡しても出ない。
外出もしていない。一体どうしたのか。
彼は美食家だ。それに目立つ。
彼に関する情報など直ぐに見つかる。
しかしそれもないとくれば焦りも頂点へ達した。
それであんていくを飛び出したという訳だ。
そうこうしているうちに目的地に着いた。
息を整えインターホンを押す。
…………………………出ない。
もう一度押そうと指を近づけると、
ガチャリと音が響いた。
金木「つ、つきやまさ…」
月山さんと発した声は届きはしなかったようだ。
口を開けたまま金木は目の前の「小さな少年」へと目線を変えた。
「あの……誰ですか?」
【続けます】
- Re: 気が向いたら書く予定 ( No.3 )
- 日時: 2014/12/10 18:47
- 名前: 六木 (ID: EgZaKOI3)
カネ月か(禎造あり。)
金木は唸っていた。
目の前の少年。「月山習」の事で。
最初は信じられなかった。親戚だろうと思っていた。
だがそれも脆く、呆気なく崩れていったのだ。
金木「……名前は?」月山「つきやましゅうです。」
金木「幾つかな?」月山「10歳です。」
金木「お父さんやお母さんは?」月山(首を横にふる)
居ない、ということか……しっかりした10歳だな…;
さて、どうしようか……
再び、月山のベッドの上で唸る。
あんていくに連れていこうか…置いておくと危険だし
善は急げ。ベッドから降り月山と目線を合わせる。
金木「えっと……お外行こう?;」
京都行こうみたいだ……というか、余計怪しまれる……
月山「……分かりました。」
……どうやら月山はやはり安定の月山らしい。
そして僕達はあんていくへ向かった。
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