BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

天国→地獄→天国な日常。
日時: 2014/12/30 13:23
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: JPxKceGM)  

———今年、春。
俺、桜蘭 優羽(おうらん ゆう)は兄の学園へ転校する事になった
兄は若いのに学園長だ
そんな兄を俺は尊敬している
だが、兄は嫌いだ
理由は…
——————だからだ。

「坊っちゃん、そろそろお時間です」

「……ああ。」

取り敢えず返事をする
俺は坊っちゃんと呼ばれている
所謂俺はお坊っちゃま
正直嫌だ、うざい
両親はお金持ち、まぁ…俺が小さい頃事故にあってもういない
兄は学園長、俺は……ただの高校生。
頭は良いわけじゃない
運動神経だって悪い。
身長だって低いし、顔だって母似…そう女顔。
そんな俺の唯一の取り柄は……ない←

「坊っちゃん着きましたよ」

「……え? あ…ああ。」

彼是考えていたらいつの間にか着いていた
桜蘭学園…男子校だ

Re: 天国→地獄→天国な日常。 ( No.4 )
日時: 2014/12/30 14:36
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: oHTfE6H6)  

「優羽くん、俺は君の担任を務める白威 郁未宜しくね」

「…はい」

白威 郁未(しらい いくみ)

白髪で薄紫色の瞳
優しそう…背も高い、でも何故か凄く…エロいオーラが半端ない……

「じゃ…、行こっか」

「白威、優羽に手出したら退職だからな!!」

「分かっていますよ」

兄さんウザイ
俺は白威先生に着いて行った

「此処が君の教室だよ」

2年C組…俺は2年C組なのか
扉を開ける直前白威先生は何故か深呼吸をした
俺は前髪で目元を隠し黒斑の眼鏡をかけた
理由?
そんなの只一つ、あまり顔を見られたくないから
そして白威先生が扉を開いて入った瞬間

『白威先生っ今日も可愛いです!!』

『抱かせて下さい!!』

と言う声が殺到、俺は血の気が引いた
こんな教室に入るのか?
嘘だろ…、有り得ねぇよ……
耳が壊れちまう……

白威先生は…

「皆さん、今日は転校生が来ています
では、入って来て下さい」

ガン無視、スルー
てか…入らなきゃ…
俺が入った瞬間ざわついた

Re: 天国→地獄→天国な日常。 ( No.5 )
日時: 2014/12/30 14:37
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: JPxKceGM)  

『え、誰』

『何あれ…、怖。』

と言う声がボソボソと

「自己紹介お願いします」

「あ…はい
…桜蘭 優羽です」

「では皆さん優羽くんと仲良くして下さいね
優羽くんは窓側の一番後ろの席ね」

俺は直ぐ様席に着いた
席に座り一息つくと隣の人に話しかけられた

「なぁ、顔…見せろ」

「…見せる必要ない」

顔は余り見せたくない
理由は勿論女顔だから

「…あっそ、白威先生
桜蘭が具合悪いそー何で保健室行ってくるっす」

するとコイツは俺の腕を引っ張って教室を出て、空き教室に入った

「な…何するんだよっ!!」

「お前の前髪邪魔だから切る」

あ、そうそう、俺は転校生ということでこの学園に入ったが本当は裏口入学
じゃなくて!!

「き…切るってどういう事!?」

「そのままの意味」

何処からか鋏を出し俺に近付いてきた
俺は後ずさった

「暴れると刃目に刺さんぞ」

暴れようとしたが、恐ろしい事を言われ暴れる事が出来なかった

「安心しろ、これでもこの学園の美容師だ」

学園に美容院なんてあんの!?
聞いてない…!
寮ならあっても違和感無いけど…美容院って
そんな事を考えていると
コイツは俺の前髪に手をかけ
切り始めた

「俺は笈河 霧」

切りながら自己紹介をしてきた

笈河 霧(おいかわ きり)

金髪で黄緑の瞳、後ろ髪は長め、右側の横髪はピンでとめてある
イケメン

「ッ……」

切り終わり笈河は顔を若干赤くしながら俺を見て固まっている

「…何だよ」

「((…何コイツ可愛いんだけど、女より可愛いぞコイツ……))
桜蘭…お前可愛いな」

俺は聞かなかったことにした
てか…

「何で前髪切るんだよっ!!」

今すぐにでも泣きたい
視界が広くて落ち着かないし最悪だ…

「こっちの方が可愛いしモテるぞ?
あと、俺…お前好きだわ…
俺だけのモンにしてぇ…」

笈河は俺の顎を持ち上げ顔を近づけた

Re: 天国→地獄→天国な日常。 ( No.6 )
日時: 2014/12/30 15:04
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: oHTfE6H6)  

「いただきます…」

すると笈河は俺にキスをしてきた

「んっ…!?」

口の僅かな隙間から舌を入れてきた
ディ…ディープキス!?
俺は笈河の舌を噛んだ

「いって!!
んだよ、つれねぇな!!!」

「んなの、知らないしっ!
俺に触るなッ!!」

そういい放ち教室へ戻った
入った途端

『え、誰』

『何!?可愛い!!』

という声が殺到
白威先生も驚いた表情をしている
数秒後笈河は戻ってきた
そうして何とか授業は再開され、午前の授業が全て終わり昼

Re: 天国→地獄→天国な日常。 ( No.7 )
日時: 2014/12/30 15:06
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: oHTfE6H6)  

「桜蘭、昼飯食いに行くぞ」

「…ん」

あまりノリ気では無いがお腹が空いたから笈河に着いて行く

「此処だ」

入ると大勢の人

「ぅわっ…」

人多すぎだろそんな事を考えていると俺達が入ってきた扉とは違う扉が開き四人組が入ってきた
すると

『環様ぁぁああぁ!!!』

『嗹くぅぅん!!』

『侖くぅぅん!!』

『翔せんぱーい!!!!』

という声が……
…翔、副会長が居るって事は…生徒会組か

Re: 天国→地獄→天国な日常。 ( No.8 )
日時: 2014/12/30 15:09
名前: Neko汰 ◆waGr.NDPRU (ID: JPxKceGM)  

「流石生徒会…」

「……うるせぇ…
てか…、頭痛い……」

さっきの大声のせいで頭がガンガンする
何なんだよ……此処
地獄だ……
こんな日が毎日続くとかあり得ない
そんな事を考えていると誰かに後ろから抱きしめられた

「いやぁ、やっと見付けたでぇ……」

その声、その喋り方
副会長だ

「環ぃ、コイツや
わしが話した奴は」

「ちいせぇな」

笈河に助けを求めようとしたが居なくなっていた

「お前、名前は」

見た目から分かる
絶対的な自信、俺様オーラを放つコイツは生徒会長だ…

「桜蘭…優羽です……」

「俺は傀宗 環だ
覚えておけ」

「わぁっ! かっわいい!!」

「んー? あ、本当だぁ!!」

「あ、俺は聖鈴 嗹!」

「僕は、聖鈴 侖」


Page:1 2 3



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。