BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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オリジナルBL小説 不良受け
日時: 2015/01/13 23:00
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

初めまして、碧です
此のスレッドは殆どオリジナルBL小説、偶に二次創作BL小説をマイペースに執筆していきたいと思います

宜しくお願いします


■登場人物

・鈴木 遥

都内でも有数の名門校に通う不良高校生
頭は良くないが、中学時代、有名バスケ部に所属していたため推薦で入学した
翔の幼なじみ


・高島 翔

遥と小学校以来別の学校に通っていたものの
高校で合流
頭が良いものの、行動や言動が女々しい
身長が高く、喧嘩は強い(噂)
遥の幼なじみ


・田中 奈々子

遥と翔と同じ高校に通う
翔の後輩で、可愛いらしい見た目の明るい女の子
翔が好きなので、いつも一緒にいる遥を疎ましく思っている一面も


上記した部分は読まなくても大丈夫です


プロローグ>>1

Re: オリジナルBL小説 不良受け ( No.1 )
日時: 2015/01/13 22:56
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

プロローグ 姫と騎士


「いたい!…いたいよ、やめて…よ」


「うるせえ、女男!!気持ち悪いんだよ!」

「せいばいしてやる!」


やめて、やめてと言うだけの
まるで女の子のような僕に、ある日


「お前ら、何やってんの」


騎士がやって来たんだ








「…ん、どなりごえ?」


恐い恐い、悪魔の子
うるさい、と暴力でしか抗えなかった俺の元にある日


「…いたい…よぉ」


お姫様がやって来た






プロローグ 姫と騎士

Re: オリジナルBL小説 不良受け ( No.2 )
日時: 2015/01/14 18:16
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

一話目 王様からの招待状



「やべぇ」

壁に掛けてあるセンスの欠片も無いカレンダーを見て呟く。
世間は受験シーズン間近
先月までゲーセン、路地裏、コンビニと一緒に駆け回った友人達も今だけはガリ勉ちゃんになっている訳だが

俺は高校に進む気は無かったので、これっぽっちも勉学というものに触れていなかった
ーーー昨日までは

病室でか弱く咳をしながら、俺の高校制服姿が楽しみだと父に話す母の微笑む姿を見た

いや、どんな鬼でも不良でもそんな母の様子を見れば罪悪感が沸く
しかし、俺は頭の造りが悪いので、高校に行くと言っても最低辺高校
…いや、それすら受からないかもしれない

と言う訳だ

「あああー、どうしよ」


と嘆きながらゲームコントローラーに手を伸ばした時

「遥、天野先生から」

不意に掛けられた声に腰を抜かした
苛立ちながら父を睨みつけ、差し出された受話器に耳を重ねる


『おい!鈴木!!お前、名門校から推薦来てるぞ!』

「すいせん?」

『馬鹿!だから、お前、バスケが強いから勉学関係無しに名門校に入学出来るって事だよ!』


「えええ?!」

『で、どうする?』


「決まってるっしょ!!」


その日から俺の悲劇は始まった





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー推薦についてよく知らないので、設定がおかしいかもしれませんが
ご了承お願いします

Re: オリジナルBL小説 不良受け ( No.3 )
日時: 2015/01/14 19:57
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

二話目 捕らわれの騎士

女の肌の様な色のなめらかな大理石に囲まれた学校
学校と言うか、城だが
俺を不審な目で見ながら横切る女子生徒を見る度
やはり、ここは学校なんだと

納豆

…間違えた

納得

「鈴木様?でしょうか」

最近唐突に話し掛けてくる輩が多いなもう
振り向くと目がスッと切れ長の美男子…だが冷酷な目をしていらっしゃるスーツ男がピシッと立っていた

「え…はあ、鈴木っす」

「失礼しました、特別入学者は正門ではなく裏口から入らなければならないのです」

「えっ、マジすか。スイマセン」

大丈夫ですよ、とその美男子…見たところお手伝いさん?は笑ったのだろうか
口角は上がっているが目が少しとも笑っていない。

ビクビクしてるとその美男子は俺を案内するように手招きした。


「えっと…「川内です」

「川内サンは、先生…「特別入学者の保護者、管理人のようなものです」

つまりは監視員って訳ね
え、ちょっと待って今保護者って言った?

「保護者って」


「鈴木様はこれから寮に通って貰います」

「ハァァァア!?聞いてな「はい?」

川内の鋭い目つきに牽制されつつ、何食わぬ顔で俺を送り出した親父を恨んだ

Re: オリジナルBL小説 不良受け ( No.4 )
日時: 2015/01/14 20:18
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

三話目 ユウシャ、ヒメトサイカイ?

「ここが鈴木様の寮室です」

案内された部屋は俺の住んでいた部屋の五倍、いや十倍は豪華でキラキラしていた
なんだここ、俺お姫様かよ

「因みに、もう一人寮生がいますが、その生徒は一年先輩ですから失礼のないように」

その他詳細はその方に聞いて下さい、と川内は早々とそう説明すると部屋を出て行った


「…っはぁぁ」

よく分からねぇ模様のベッドに体を投げ、深く息を吐く。
やっと一人だ…あ、やべ、ねみ…






「…ってえええ!」

頭に突然感じた衝撃に身をよじる
慌てて後ろを振り向くと、これまたイケメンな眼鏡の兄ちゃんが…

って、関係ねぇ!

「おま!ふざけん…」

「っはは、もう開会式始まっとるよ?」

その兄ちゃんはケタケタと笑いながら体育館を指差した。
すげぇ、生関西弁…


っでもなくて!

「やべえええ!」

俺はそのヘラヘラしてる兄ちゃんを押しのけて体育館へと向かった。

体育館前では川内が真顔。本当に真顔で待っていた

(こえええええええ)

軽く頭を下げて体育館の一番後ろの二つ空いてる席の片方に座る。
皆の視線が痛い

「…高校一年生代表」

あ、まだ代表の言葉的なやつには間に合ったっぽい
ふう、と息を吐き心なし背を正す



「高島 翔」



「はい」






Re: オリジナルBL小説 不良受け ( No.5 )
日時: 2015/01/14 20:32
名前: 碧 ◆vnDxQ2YZIA (ID: ylrcZdVw)

四話目 冒険の書を記録しますか?(少し会話多)


どうやら後から川内に聞いた話だと、そのタカシマショウと言う奴は高校入学テストで首席だったらしい
川内は、特待生だから当たり前ですよと言っていた

「たかしましょう。ね」

「遥はん、何?恋か?」

「あ、関西弁の兄ちゃん」

関西弁の兄ちゃんは結局開会式に出なかったらしい
なんでだろ。川内恐くねぇのかな

「俺ん名前は秋や、憶えとき」

「あき、ね。てか、よく俺の名前知ってるな」

「川内はんから聞いちゃいましたー」

なるほどなるほど納豆納豆
秋は結局名字を教えてくれなかった。いや、別に聞きたい訳ではないんだけど

「今日はもう寝るだけや。明日から授業始まるで」

「へー、てか秋さぁ、関西人?」

「んーん、都会ボーイ。」

「え」

なんでエセ関西人のふりしてんだろ。変な奴
なんかやっかいな奴と同室になってしまったらしい


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