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- 小説の箸休め
- 日時: 2015/01/16 19:21
- 名前: 舞 (ID: gT4Hbmrj)
初めまして。舞と言います。
ここには、遥が書いたネタメモを載せていこうと思っています。
尚、ここに載せたネタはご自由に使ってくれて構いません。ですが、使った人はその作品を読んでみたいのでぜひ教えてください。
何かあったときは気軽につぶいてくださいね。
- Re: 小説の箸休め ( No.1 )
- 日時: 2015/01/16 19:19
- 名前: 遥 (ID: gT4Hbmrj)
最近、自殺をする人が増えているらしい。
何気ない日々、ひとりでにどんどん過ぎ去ってしまう時間。
こんな日々に飽きてしまったり、不満に思ったり、イラついたり、色々な理由があるのかもしれない。だが、僕もそんな奴らの一人だった。
あの日、僕は学校の屋上から飛び降りるつもりだった。
だが————
「そこの君、ちょっといいかな?」
屋上の縁に足を掛けようとしたとき、急に後ろから声をかけられた。
驚いて、肩を少しだけ震わせた。だが、ゆっくりと後ろに振り返った。そこには、黒いコートを着てフードを目深にかぶったやつが、こちらを向いて立っていた。
「おまえは、ここから飛び降りて死ぬつもか?」
声色からは、女のようだという事しか分からなかった。
「あ、あぁ、そうだ」
だがお前には、かんけい
「関係あるね」
「なっ・・・!」
「何故、どうして、他人だ。ま、色々と言いたい事があるかも知れないが、私にはあるのだよ」
そして、あぁ・・・と、思い出したように言った。
「おまえは死のうとしていたのだったな。ならば死ねば良い。だが、死んだらそこまでだ」
「気にしてくれる者もいるかもしれぬが、それも最初だけだ。最終的には、何も変わらない———それでも死ぬか?」
「お前にはそこまでの価値はあるのか?」
「じゃあどうすれば良いんだよ!・・・」
僕はそいつの言葉に耐えきれず叫んだ。
が、そのとき、足を踏み外し体が空中に傾いた。
落ちる・・・
「・・・!」
別に良いじゃないか。
「い、いや・・・だ・・・」
元々そのつもりだったんだし。
「死に・・た・・・く・・・・」
たいした事無いよ。
「ないっ・・・!」
ガシっ!
「うぉっ・・・!」
急に腕をつかまれたかと思うと、勢い良く屋上に引き戻された。
勢いが強すぎて屋上に倒れ込むと、頭の上から声をかけられた。
「ならば、私と来てくれないか?」
顔を上げると、黒髪を後ろに束ねたあまり年が離れない様な少女がかがみながらこちらに手を差し出し、微笑んでいた。
僕は思わず、その人に向かって自分の手を伸ばしていた。
彼女は伸ばした手を握ると、ゆっくりと僕を引き起こした。
「そういえば、まだ名前を言っていなかったな。
私の名は◯◯だ。よろしくな新人君」
結構前に書いたやつです。途中放棄してそのままになってしまいました…
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