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- カノシンとか、シンタロー総受けいろいろ
- 日時: 2015/01/25 21:58
- 名前: 高野豆腐 (ID: lbXRjwI0)
初めてです。
わかんないことだらけ…
- Re: カノシンとか、シンタロー総受けいろいろ ( No.1 )
- 日時: 2015/01/25 22:01
- 名前: 高野豆腐 (ID: lbXRjwI0)
びっくりするくらい、更新スピードは遅いですがカノシンから書いていこうかと。
駄文注意です!
- Re: カノシンとか、シンタロー総受けいろいろ ( No.2 )
- 日時: 2015/01/25 23:10
- 名前: 高野豆腐 (ID: lbXRjwI0)
窓辺の席であいつはまた本を読んでる。
女子からのキャーキャーという黄色い声も、雑音だという。
一人がいいと言う。
一人が好きだと言う。
女の子が持ってきた差し入れを、頬を朱に染めることなく受けとる。
そして、また、平然とした態度で本の世界に没頭する。
むかつく。
あいつのあの態度も
無駄に整った顔も
IQがおかしいくらい良い頭も
キドを横取りしたことも……
- Re: カノシンとか、シンタロー総受けいろいろ ( No.3 )
- 日時: 2015/01/25 23:39
- 名前: 高野豆腐 (ID: lbXRjwI0)
キーンコーンカーンコーン……
授業終了のチャイムがやっとなった。授業の時間って、特別長く感じるなあ……。でもまあ良いさ。なんてったって、今日はキドと帰ることができるんだ!いつもは部活で剣道をやっていて、都合があわないんだけど、今日は部活が休みなんだって。僕は特に部活に入ってないから、今日は二人で帰れる……!楽しみだなぁ!キドと手を繋いじゃったりして帰りたいなぁ!僕が「僕の家こっちなんだ。じゃあまた明日」っていったら、寂しそうな顔で「…うん。また明日」って言ってくれたらいいなぁ!!むふふ…♪校門の前で待っておく約束だったよね。
校門へ足を早めると、もうキドは到着してて、僕を待っててくれていた。
「あれ、キド、もう来てたの?」
「いや、カノ待たせたら悪いだろと思ってさ」
そういってキドはニッと笑った。
日がだいぶ傾いてきて、空は青とオレンジできれいに染まっていた。この時間帯は、夜の次に好き。
「なあ、カノ」
「なに?」
「今度、うちの学校に転校生がくるんだって。」
ほう、それは初耳だけど。
「噂じゃ、俺らのクラスに来るんだってさ!どんなやつなんだろうなぁ…♪」
キドは目をキラキラと輝かせて、転校生の話をする。
「どんな子なんだろう。男か女かもわかんないの?」
「うん、そう。でもさ、いいやつなら友達になりたいな」
「そうだね」
「楽しみ♪あ、それと、この間の動物園のことだけど………」
いろんな話をするうちに、もう別れ道についてしまった。ここから、家へ向かう道が逆なんだ。
「もうここか。早いな……楽しかったよ、カノ。またいっしょに帰ろ!じゃあね!」
キドは軽く手を振ると、自分の家に続く道を駈けていった。
「………あ、言われちゃった」
僕が言いたかったんだけどなあ…。まあいいか。キドもまたいっしょに帰る約束してくれたし、何より楽しかった。
ずっと、幸せな時が続くような気がした。
その時は…。
- Re: カノシンとか、シンタロー総受けいろいろ ( No.4 )
- 日時: 2015/01/26 00:06
- 名前: 高野豆腐 (ID: lbXRjwI0)
ざわざわ……
教室がなんだか落ち着きがない。いつものことなんだけど、いつも以上に落ち着きがない。
「なあ、セト、どうしたのさ」
友達のセトに話しかける。
「あ、カノ!おはよ!それが、今日このクラスに転校生が来るんスよ!」
「ええ?!」
あの噂の転校生だろうか……。
キドに話しかけようと、自分の席に鞄をおくと、ちょうど先生が入ってきた。先生、タバコ臭い上にタイミング悪すぎるよこんちきしょうめ。
「おーい、お前ら、とりあえず静まれ。」
テンションが上がりまくっている生徒たちが、なんとか全員着席する。まあ、座ってもそわそわと辺りをみまわしているのだが。
先生が頭をぽりぽり…とかいて、言った。
「えっと、まあ、だいたいのやつはわかっていると思うが、今日、転校生がくr『イエエエエーーーイ!!!!』静まらんかあ!!お前らあ!!!静かにっ!!!……はぁ、じゃあ呼ぶぞ。おい、如月。」
ガラッ…
入ってきたのは、多分、男……。何故多分なのかというと、びっくりするくらい、肌が白い。体も細くて、男用の制服をきてなかったら、女かと思っただろう。
その転校生は黒板の前まできて、生徒らに向き直った。
生徒全員がいきを飲んだ。
……うわぁイケメン…
あ、決してこれは僕がそういうのに興味あるってわけじゃないから。うん。だって男でもわかるくらいすごい整った顔してるんだよ?
「…あのっ…俺、如月伸太郎…で…す…よろしく……」
下をむいてぼそぼそとしゃべっていて、もう最後の『よろしく』なんか消え入りそうな声だったよ?!
もじもじとしているシンタロー君は、空いてる窓辺の席につくよう言われて、やっと歩き出した。
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