BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- トリコフィリアの彼と、カニバリズムの僕。
- 日時: 2015/01/31 15:25
- 名前: つの。 (ID: ANX68i3k)
初めまして、つのと申しますー^^
ただ単に自己満足で書いていきますので、話がgdgdだったりするかもですけど…よろしくお願いします!
登場人物紹介
東雲 暁
カニバリズム
無表情
連続殺人鬼
佐々木 鏡夜
トリコフィリア(であるが、本人はトリコフィリアと呼ばれることを嫌い、単なる髪フェチと言っている)
暁の髪が好きらしい
- Re: トリコフィリアの彼と、カニバリズムの僕。 ( No.1 )
- 日時: 2015/01/31 16:09
- 名前: つの。 (ID: ANX68i3k)
駅から近い場所にあるとあるマンション。その場所や環境の良さからか、入居者は後を絶たない。
そんな人気なマンションでも、この時間帯となれば人通りは少ない。
「……」
この時間帯、ふつうなら眠っている時間に少年がエレベーターへと乗り込む。手慣れた手つきで「7」を押すと、壁に背中を預ける。
扉が開く。
少年は溜息をついてエレベーターから出た。
一番奥の部屋へ向かい、ポケットから鍵を取り出したところで、少年は気付く。
…鍵、開いてる。
ゆっくりとドアノブへ手を伸ばし、動かす。
聞きなれた音がしたあと、ドアはぎぃ…と開いた。
「鏡夜…」
誰もいないはずの部屋のなか、玄関にあの靴が置いてあった。
一気に肩の重みがなくなり、安心しながらリビングへ向かう。
「ん、遅かったじゃん。暁」
そこには、まるで自宅のように寛いでいる「佐々木 鏡夜」の姿があった。その姿に安心する少年「東雲 暁」。
「寝不足は、髪に悪いって言ってるでしょ。もう」
立ち上がり、暁をゆっくりと抱きしめる。
そんな鏡夜に、暁は無表情のまま目をつむった。
「…おなかすいた」
「なに、また殺せなかったのか?」
「うん」
「俺でも食べるか?」
「……やだ。鏡夜いなくなるの、いやだし」
「急にデレるの、やめてくれませんか…ッ!」
暁は鏡夜の腕を振り払い、1人暮らしには十分すぎるほどの大きな冷蔵庫を開ける。
中には赤く染まっているタッパーが数個入っていた。
「…おいしくない」
切りますー。
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