BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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【ハイキュー!!】影日長編
日時: 2015/03/08 13:25
名前: 奏 (ID: WWouN6/z)

初めまして、奏です。
さっそくスレを作ったのですが…長編なのに更新ペースが遅いという問題が…
多分、だいたい週1のペース(調子と気分が良ければたくさん書けます…多分)
とにかく気軽に見てください!

荒らし、悪コメはしないでください!
日向受けダメな人は、見ないほうがいいかもしれないです…
ちょっとヤンデレ思考です…

Re: 【ハイキュー!!】影日長編 ( No.9 )
日時: 2015/03/14 08:06
名前: 奏 (ID: k9pS0/Ff)

楽しみ…ですか!?良かったです。

3.影山視点

いつからそう思っていたのか、きっと気づかなかっただけで、ずっと思ってたんだ。お前に…日向に俺だけを見てほしいと。
菅原「影山、最近ぼーっとしずきだぞ。疲れてる?」
菅原さんが心配そうに声を発し、俺の肩に手を置いた。そうだ、今は部活中だ。しっかりしろ、俺。
影山「大丈夫っス」
思っていたより小さく、弱々しい声が出た。菅原さんがいっそう心配そうな顔をしたものだから、「考え事です」と誤魔化した。一応本当だ。
菅原「なら、いいけど…体調管理も大切だぞ」
影山「…っス」
控えめに返事をし、練習へと戻った。

・・・・・・・

日向「今日、何か元気ねーな。影山」
帰り道、日向が唐突に言った。皆にはそう見えてんのかと一人思いながら、その問いには返事をせずに歩く。日向はぶすっとして小走りについてきた。
日向「影山、影山!!」
ガシャンッ!!
日向の自転車が手から離れ、勢いよく音をたてた。日向は冷たい壁に背をつける状態となった。怯えた顔をする日向。
日向「な、何怒ってんだよ…」
俺を見上げてくるその熱っぽい目が、余計そそるんだ。
影山「今日も俺の家寄ってく?」
いつか俺の欲はお前を壊してしまうかも知れないと、この時確信した。

つづく

昨日の夜書いていたら寝てしまいまし…すいません。また今日の夜更新します!

Re: 【ハイキュー!!】影日長編 ( No.10 )
日時: 2015/03/14 18:21
名前: 奏 (ID: k9pS0/Ff)

4.影山視点

日向「か、影…山っ…」
ビクッと激しく肩を揺らし、顔をさらに赤くする日向。あれから日向は黙って俺の家までついてきた。何を考えていたのか…
影山「何?」
日向「キス、しねーの…?////」
さっきから座ったまま、キスをしようとしてはやめるの繰り返しだった。流石の日向も耐えかねたらしく、ボソボソと呟く程度の声で聞いてくる。
影山「お前、キスしに俺の家までついて来たのか?」
俺が日向の目を見つめて言うと、「そんなわけねーじゃんっ」と勢い良くそっぽを向いてしまった。こっちからでも日向の白い肌に溶けた紅い頬が見える。その…白い頬に、自分の唇を落とす。
影山「これで満足か?」
日向「…い、嫌だ…」
不意に服の裾を掴まれた。日向にゆっくりと押し倒される。
日向「そんなんじゃ、足んない…」
あぁ、その目だ。その目が欲しかった。飢えてる日向の瞳が。もっと。
影山「エロい顔…そんなに我慢出来ねーの?」
からかう様に、日向の額に唇を押し当てる。思っていたより熱い。
日向「出来ない…出来ない…!」
しまいにはその瞳を涙が埋めた。
影山「じゃあ、してやんねぇ。明日まで我慢しろ…」
日向が驚いた顔をし、とうとう赤い頬を涙が滑り落ちた。そうだ、もっと俺がいないと生きていけない体に。もっと、もっと。
日向「明日なら、してくれんの…?」
日向の声は少し震えている。
影山「あぁ」
もっと。俺が日向を求めるくらいに、日向も俺を求めてくれ。そんな独占欲が日向を変えていく。壊していく。
日向「分かった…」
日向は俺の家を出た。明日どんな顔をしてくるだろうか。楽しみでたまらない。どうしようもない自分がいた。

つづく

軽いヤンデレです…自分が分からんない…いったい何が書きたいのかw思い付きで書いてるので、展開変だったらすいませんっ。

Re: 【ハイキュー!!】影日長編 ( No.11 )
日時: 2015/03/21 22:59
名前: 奏 (ID: k9pS0/Ff)

俺って、思ったより誤字脱字多いですね…

5.日向視点

日向「ひぐっ……ぅ…」
俺は少し痛みがある瞼を、涙が止まって欲しい一心で擦った。やはり、痛い。しかし、それ以上に影山に嫌われたのではないのかと不安になった。目の前で泣いて、ただ欲に身を委ねた俺を、影山はどう思ったのだろうか?失望したり…?そう考えるだけで、全身から血の気が引いていった。怖い、怖いっ…。
??「日向…?」
俺は名を呼ばれ、下を向いていた顔をゆっくりとあげた。
日向「菅原さんっ!?」
よく見慣れた、先輩の菅原さんだった。いつも自分に優しくしてくれる。
菅原「何で泣いて…」
俺はハッと我に返る。きっと、今目が赤くなってる。もしかしたらまだ泣いてるかも…。だけどそんな事どうでも良かった。
日向「菅原さぁ…ん……」
ただ脱力して、その場に座り込む。
菅原「ど、どうしたっ!?」
驚いた菅原さんの顔が確認できて、悪いなと思った。いきなり道端で泣かれたのだ、迷惑だろう。
菅原「もしかして、影山…?」
その名を聞くと俺は黙って頷いた。菅原さんは、俺の前にしゃがんで背を撫でてくれる。優しくて暖かいその手に、また熱いものが込み上げてくる。
日向「ありがとうございます…落ち着きました…」
無理矢理笑った。少しだ、少しだけでも笑顔を見せなくては…。不意に俺は温もりを全体に感じる。
日向「菅原さ…」
菅原「俺は泣かせないよ」
日向「?」
菅原「俺は絶対泣かせたりしない」
最初、言っている意味が分からなかった。しかしやっと頭が追い付いた。
日向「俺は、影山を裏切れません…」
俺は重たい口を開いた。しかしそれと同時に唇にも似た温もりが…
菅原「裏切らなくていいよ。俺が奪ってあげる」
その言葉の意味をうわべだけで受け止め、欲が止まない俺は菅原さんに身を委ねた。

Re: 【ハイキュー!!】影日長編 ( No.12 )
日時: 2015/04/01 22:13
名前: 奏 (ID: k9pS0/Ff)

春休みから、少し旅行に行ってて更新が出来ませんでした…申し訳ないですっ((空気n…

6.狂うなら一緒に

朝練の時間。俺はいつもと同じ時刻にやって来た。しかし体育館にはもう汗を流す日向がいた。家の遠さからしたらどれくらい早起きしたのだろうか。
影山「今日、早ぇな。どうした」
俺が聞くと、「んー」と軽く返事をした後
日向「教えない」
とこちらも見ずに口をつぐんだ。そんな態度がなぜだか鼻に付き、俺は側へと近寄りボールをぶんどった。
日向「何だよ…」
そう喋る間も、日向は俺の目を見ない。何で見ないかなんて、検討はつくが…
影山「目、閉じろ」
少し強めに言うと、日向の肩が驚いたのかビクリと跳ねる。
日向「嫌」
影山「はっ…何で…」
日向「嫌なもんは、嫌なの。ボール…返して?」
日向は俺を拒むと、ボールを取った。俺は力が抜けていて、落下するようにボールは日向の手へと吸い込まれた。何かを失った様な。酷く空になった気分。前にも感じた事のある気持ちに答えは出せず、素っ気なく「そーかよ…」と言い、俺の朝練の時間は終わった。日向を残して、体育館から一人逃げる様に出た。
菅原「おぉ。もう来てたのか?早いな、相変わらず」
体育館から出ると菅原さんと会った。俺は下を向いたまま呟く様な声で挨拶をし、教室へと向かった。いつこの感情を抱いた事があるのか考えながら。

日向視点
いつもとは違う、軽くて飛べる様な感覚ではなく、重たくてふらふらする感覚が体に貼り付いていた。影山に申し訳なくて。でもそれは自分のせいで…。頭が痛くなった。影山の事が好きなのに。自分が流されたからだっ…。
日向「嫌、嫌だっ!!」
サーブトスを放ったところで、耳をふさいだ。悪いのは全部自分なのに、目を背けたかった。ボールが音を軽くたて落ち、なめらかに転がっていった。影山を傷つけてまで、俺は…

何が欲しかったんだ…?

つづく

Re: 【ハイキュー!!】影日長編 ( No.13 )
日時: 2015/04/05 15:47
名前: 奏 (ID: k9pS0/Ff)

1.5話 番外編((なんとなk…
甘いです。

「影山ってさ、俺のどこが好きなの?」
「はぁ?」
日向の不意な問いに、影山は素っ気なく返す。その後じっと日向を値踏みし、一言。
「別に…ねぇけど。」
日向の顔が固くなり、その笑顔が苦笑いに変化する。
「どこも好きじやないと?」
「…まぁ、これと言って好きな所はねぇよ。今さら何だよ?」
プルプルと日向の肩が揺れ、大きめなその瞳が影山を睨みつける。怒った様な、寂しい様な顔をするものだから影山は一拍置いて自分は日向を傷つけたのかと考えた。しかし何故傷つくのだと影山の思考はぐしゃぐしゃとかき混ぜられていく。
「そう言うお前は、俺のどこが好きなんだよ?」
影山が問いを返すとうーんと考え込んだ後、日向は柔らかく笑んで見せた。
「声とか…たまに甘い所とか…笑った顔とか…。」
「多いな。」
自分も考え込みながら言うと、日向の頬が紅く染まる。
「無いよりは、マシだろ!」
そしてさっきのお返しという様に、背伸びして言って来る。伸びをしてもあまり変わった様には見えなかったが、流石にそれは言わなかった。しかしツンとした表情を緩め、日向はニッと笑う。
「別に良いげどな!満足な答えなんて望んで無かったしー…もう行こうぜ。」
自分の前を走り出した日向の顔を見ることは叶わなかった。日向が重たい口を最後の足掻きと言わんばかりに開く。
「そうだ!俺の全部好きだから、分かんないんだろ!」
「…っ////んな訳あるか!!」
本当はそうかも知れないなんて、絶対言ってやんねー…

番外編、END


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