BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

素直に[SERVAMP 桜椿]
日時: 2015/03/18 19:25
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

初投稿ですが、よろしくお願いします!

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.1 )
日時: 2015/03/18 20:30
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

桜哉side

あるはずがない。
あるはずが、ないんだ……
____あの人を、好きになるなんて。

*

「あ、いたいた……椿さーん、探しましたよ」
とある温泉レジャー施設。
俺たち憂鬱組はみんなで来ていた。
「あぁ、桜哉」
オレは、あの人……椿さんの元にかけ寄った。
「何飲んでるんですか?」
「ん?フルーツ牛乳だけど?桜哉も飲む?」
そう言って、椿さんは自分の飲みかけの瓶を差し出してきた。
それって……
「飲みかけじゃないですか。いらないですよ」
……嘘。本当は、欲しい。
昔からの癖なのか、オレはすぐ"嘘"ではないのに"嘘"と言ってしまう。
まぁ、今の状況で『欲しい』などと口走ってしまったら、面倒な事になるのは目に見えてるのだが。
「桜哉も一緒に入ればよかったのに」
「あんたらと一緒とかごめんですって……」
またきっと何か落ち込むんだろうんだろう、と思っていた俺の予想は裏切られた。
「城田真昼に会ったんだよ」
……は?真昼?
「無礼講だったんだよォ〜?」
「え、真昼いるんですか?
真昼も来てるんですか?」
「桜哉って本当、タイミング悪いよねぇ〜」
「マジかよ……」
真昼……城田真昼。オレの元同級生。
最後の最後まで嘘をついてしまった事を、未だに謝っていない。
謝れれば、どんなに楽か……

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.2 )
日時: 2015/03/18 20:38
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

椿side

さっき桜哉にあげようとしたフルーツ牛乳をグイと飲み干す。
僕が「あげる」と言った時に、桜哉の顔が一瞬赤くなった。

____本当に、桜哉は可愛いなぁ……____

自然とそう思ってしまう自分がいることに少し驚く。
……別に僕は、桜哉の事が好きではないよ?
反応が面白いからやっているだけ。
からかっている……だけ。
それだけなんだ。

……………………きっと。

……なのに、何故だろう。
何を隠そう、城田真昼の名前を口に出した時の桜哉の反応が、僕は凄く気に入らないのだ。
まるで、嫉妬をしているみたいだ……


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。