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雪山にて白き記憶は刻まれる(ロキド)
日時: 2015/03/27 00:28
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

一面銀世界に覆われた地におれらはいた。
冷たい、懐かしい風がおれを包み、真っ白な汚れのない粉雪が降っている。
「船長!!早く早く!!」
おれの数メートル先で、シャチが叫んだ。
おれは「あぁ」と短く返し、足を動かそうとする。
すると、後ろで低いトーンの声が聞こえた。
「ガキか、お前んとこの船員は」
後ろを振り向けば、そこには怪人チューリップ人間とも呼ばれてもおかしくない、目付きの悪い男が立っていた。
名は、ユースタス・キャプテン・キッド。最悪の世代と呼ばれる中で最も懸賞金が高い男だ。
「何言ってんだ?ユースタス屋。テメェこそ、さっきまで『早く着かねェのか』って、急かしてたじゃねェか」
最もな正論を言われたユースタス屋は、顔を髪の色と同じにしながら、
「う、うるっせェ!!おれは雪ってのが見たことねェんだよ!!期待込めて何が悪ィんだよ!」
と、叫ぶ。
おれは、ニヤニヤと笑いながら「悪かったな」と呟いた。
案の定ユースタス屋は、歯ぎしりをしながらこちらへと歩いてくる。
おれはそんなユースタス屋を見るのが、面白くて仕方がなかった。
「ん?キラー屋はどうした、ユースタス屋」
いつも彼に付いている、キラーという男がいない。
どうしたものか。
「アァ?そりゃ、テメェがキラーに凍傷がどうのこうのって言ったせいで、遅くなってるんだろーが」
あぁ、そうだった。
キラー屋に、どのくらい寒いのか聞かれて、凍傷になるくらい寒いと、面白半分で答えたんだ。
あからさまに機嫌が悪いユースタス屋。
このままからかっていてもいいが、それだとこっちが危ないのでそろそろ真面目にしようか。
「せーんちょー!!もうおれペンギン連れて遊んでますからね!」
シャチがいつに間にか、ペンギンを捕まえていた。
「分かった」と返事をし、ユースタス屋のほうへ向き直る。
「じゃあ、早速スノーボードでも...」
そう言いかけたとたん、冷たい衝撃が顔じゅうに拡がった。
「ッ!?」
「クリーンヒットだなァ、トラファルガーさんよォ」
一瞬にして、心身が怒りに染まる。
「ユースタス屋ァ...何のつもりだ...?」
「ククッ....。テメェと遊んでるだけだ、バカファルガー」
.....おおっと。アイツのペースにのるところだった。危ェ。
「あぁ、そうかい。それはこれから不様な姿を晒す自分に向けて言ったらいいと思うが?」
ユースタス屋は、いまいち言葉の意味が分かっていないようで、「んな訳ねェだろ、バカファルガー」と言う。
まぁ、いい。たっぷりと、その自信へし折ってやるからな。
おれは心のなかで、ニヤリと笑った。

Re: 雪山にて白き記憶は刻まれる(ロキド) ( No.1 )
日時: 2015/03/27 05:10
名前: IA (ID: 5kOzRZ6l)

コメントにすみませんm(_ _)m
最初、自己紹介してなかったです。
IAです。
初★小説投稿作品です。ぜひ、これを読んでロキドに興味をもっていただければと!
では、part2もでます。ぜひよろしくお願いします!

Re: 雪山にて白き記憶は刻まれる(ロキド) ( No.2 )
日時: 2015/03/28 18:17
名前: LAS (ID: 5kOzRZ6l)

LASと申します!
ラスと呼んでもらってかまいません!
IAさんの小説読みましたけど、お上手ですね♪
ワンピース、見てるんですね!
ロキドやばいです///
これからも、頑張ってください!


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