BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【ONEPIECE】BL小説
- 日時: 2015/06/01 03:37
- 名前: 九龍 (ID: 5kOzRZ6l)
初めまして、九龍と言います。
簡易な題名ですが、ここは自由なスレです。どんなことを書き込んでもらっても構いません。(´∀`)/
ですが、基本ONEPIECEでお願いします。一応、そういうスレなんでw
手が空けば、七つの大罪とかその他もろもろ書いていきます。別のスレで、ですが。
では、更新遅めですが(°д °川)
どうぞ、よろしくお願いします!
- Re: 【ONEPIECE】BL小説 ( No.4 )
- 日時: 2015/06/20 17:36
- 名前: 九龍 (ID: 5kOzRZ6l)
あー…久しぶりにBL書くんで、グダグダだったらすみません。
早速いきますか↓
ロー×キッド
【スノードロップ】
指先で、そっと白い花を撫でる。
何も汚れのない白に、黒いインクを垂らす。
斑に色付く花は、誰の心内を表す?
やがて黒い斑点は増えていき、いつの間にか、全てを塗りつぶしていた。
誰のものにもならないお前を、どうしたら、おれは手に入れることが出来る?
空を掴んだつもりで、手を握りしめた。
殺せば、抵抗できないよな…。
なんてことを考えているんだろうか。
歪みを正すように頭を振るが、駄目だ。
消えない。
お前はおれを好きじゃなくていい。
むしろ、嫌いなままでいてくれ。
その方のお前が好きだからな。
誰の指図も受けず、力でねじ伏せる。
おれの一番苦手なタイプだが、お前は例外だ。
ただ、おれの物になってくれれば、それでいい。
側にいてさえくれれば、それでいいんだ。
黒い花を一輪摘まむと、上に放り投げる。
その花は刻まれていくと、静かに落ちた。
夢なら、都合が良く世界が回る。
お前は簡単におれを愛すだろう。
でも、夢では駄目なんだ。
毎日会えても、それが夢だと理解してるから。
何をしてでも、誰を殺してでも…。
次の日、おれはユースタス屋に白いユリを送った。
- Re: 【ONEPIECE】BL小説 ( No.5 )
- 日時: 2015/06/20 18:19
- 名前: 九龍 (ID: 5kOzRZ6l)
はっ!!ありがとうございます!
てっきり、もう見捨てられたかと…。
これからはちゃんと、別館にも来ます。すみませんでした!
21時間の三時間は一体なんの時間なんでしょう…?
- Re: 【ONEPIECE】BL小説 ( No.6 )
- 日時: 2015/06/20 18:14
- 名前: 九龍 (ID: 5kOzRZ6l)
来ていなかった分、更新していこうかな…と思います。
シャチ×ペンギン
【忘却=嫌い…?】
忘れていいよ。
忘れないから。
「あー…また負けたァ…」
シャチがだらしなく、座り込む。
顔にはかすり傷だの、浅い切り傷だのがたくさんある。
「手加減してんのか?もうやってやんねェぞ」
ナイフをその場に置くと、大きな溜め息をつく。
彼らは先程まで戦闘訓練をしていたのだが、スコアを見ると、シャチが全敗しているのが分かった。
「してねェよ、別に…。調子がでねェの」
「言い訳か」
「違うって!本当のことだってば!」
シャチが勢いよく立ち上がり、抗議する。
ペンギンはシャチを適当になだめると、頭をかきながら言った。
「じゃ、おれもう中入るからな」
「えっ!?早いだろ!」
「…四時間もやってて、誰が早いって言うんだ」
ペンギンは苦笑しながら中へ入っていく。
「待てよ…」
閉められた扉は、まるで意図的にシャチとペンギンを引き離しているかのようで。
「あァ、もう…」
全敗してるのは、余計な感情があったのと、お前がいたからだ。
『言い訳かよ』
そうさ、言い訳だよ。
有刺鉄線が張られたように、アイツより前にはいけないんだ。行こうとすれば、手も足も体も何もかもを切られる。それが、目に見えない心だとしてもだ。
「好きだよ、ペンギン」
シャチは独り言のように呟いてみせる。
お前にとって、おれは気にかける存在ではないのかな。
きっと、そうなんだろうな。
なら、忘れてもらおうかな。
でもな。
どうしようかな。
「おーい、シャチー?」
「うおわっ!?」
「おっ!?…な、なんて声出すんだよ…ビビったぞ」
「そりゃ、ペンギンのせいでしょ!」
突然名前を呼ばれたシャチは、自分でも変だと思うほどの声を出す。
「で、何の用?」
「いや…なんかな…ほら、今日…何の日か…知ってるか?」
「はァ…?知らないよ。てか、何で顔赤いの?」
そう言われたペンギンはさらに顔を赤らめながら、あるものを差し出す。
「これ…」
「…?『Happy birthday』…?」
「お前には、いつも世話になってるし。これからも…」
「よろしく頼む」
おれのことは、忘れていいよ。
お前が、おれを嫌いになったら、真っ先に忘れてもらって構わない。
でも、おれは忘れない。
お前のことと、今日という、素晴らしき日を。
- Re: 【ONEPIECE】BL小説 ( No.7 )
- 日時: 2015/06/20 18:26
- 名前: 葵 ◆xq/C1v8U32 (ID: OVUpjg42)
3時間はうーん…
お風呂や、ごはん、宿題?ww
シャチ×ペンギン…!!
いいですね♪
更新楽しみにしてます♪
- Re: 【ONEPIECE】BL小説 ( No.8 )
- 日時: 2015/06/20 19:25
- 名前: 九龍 (ID: 5kOzRZ6l)
ロー×キッド←またか((殴
【自分は騙せない】
「ユースタス屋ァ…今日おれ誕生日…」
「へェ」
ローはだらしなく机にもたれかかる。
キッドはそんなローを無視し、机に向かう。
「なァ、おれ誕生日なんだけど」
「…お前にかまって勉強を放置しろと?」
「当たり前だろ。泣くぞ、テメェ」
「止めてくれ、気持ち悪い」
キッドは再度机に向かう。
開放されている窓から、涼しげな風が吹き込む。
それにつられ、カーテンも静かに揺れていた。
「お前はテスト直前に勉強しなくていいのかよ」
すると、ローはふてくされた表情で顔を上げた。
「おれはちゃんと終わしてから来たからな」
「あ、マジか」
一気に気温が下がった。
それが誰のせいかは知らないが。
相変わらず机に突っ伏すロー。
「あー…つまんねェ」
そして、しびれを切らしたように立ち上がると、自分のリュックを背負った。
「あ、オイ。何処行くんだよ」
「帰る」
「はァ!?」
自分でも驚くような、気の抜けた言葉が口から溢れる。
「ちょっ…待てよ」
キッドはつかつかと玄関に向かうローを追う。
ローは玄関で靴を履いている途中、靴棚に小さな箱が置いてあることに気付いた。
「何だ、これ…」
手に取り確かめる。
それは女性用のラッピングが施されていた。
「アイツ…女いたのか」
自分がいながら、女なんて作ってたのかよ。
怒りも呆れるのですら通り越して、笑えてくる。
「あ…それ…」
「これ、お前の女のだろ。大事にしろよ」
ローは素っ気なく言うと、ドアノブに手をかけた。
「違う」
そう言おうとしたキッドだったが、口を開いたその時にはもう遅く、ドアは勢いよく閉まっていた。
「バカタス屋…!」
ローはそう吐き捨てると、アパートの階段がかけ降りた。
一方、キッドはというと、唖然とした表情で立ち尽くしていた。
「違げェんだよ…バカ野郎…」