BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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ハイキューBL小説!不定期更新!!←
日時: 2015/08/07 18:21
名前: 捺希 (ID: ???)  

雑談板では、夏輝として生息している捺希です←

ここでは漢字変えただけで、あの夏輝です←わかんねえよ

主にハイキューのBL書きます´・∀・`
及川よく出てくるかと()嘘です
…8/8はやっくんの誕生日ですよ、祝いましょうね←

Re: ハイキューBL小説!不定期更新!!← ( No.1 )
日時: 2015/08/08 21:56
名前: 捺希 (ID: ???)  

黒夜久














「なあ、夜久」
「今日の祭り、行かね?ってか?」


お前の言いたいことくらい分かるっつうの。


「そうそう。流石だ」
「そりゃどーも。…あれ、でもお前確か金欠って」


お前は金欠と言う言葉を聞いた瞬間、顔色を変え、それは…と何も言い出せなさそうな顔になった。
全く、ちゃんと何も考えずに行動するからこういうことになるんだよ。ここは一つ頼むと悲願するお前を久々に見たせいか、笑いが込み上げた。しょうがないなとOKサインを出すとサンキュと言って俺に抱きつく。
へへっと笑いながら抱きついてくるもんだから何故か俺は抱き返してしまう。
何、男二人で抱き合ってんだか。

そして、祭り会場の近くの交差点で18時頃待ち合わせをし、待ち合わせ場所で会った俺の顔を見るなり、今日は…と顔を見つめるので分かってるよと返した。
























一旦切ります

Re: ハイキューBL小説!不定期更新!!← ( No.2 )
日時: 2015/08/09 13:56
名前: 捺希 (ID: ACwaVmRz)  

黒夜久続き














祭りのある場所まで近付くと、屋台が道沿いにざーっと並んでいるのと、太鼓の音がやけに煩かった。祭りと言ってもメインは盆踊りで、子供や高年齢の人達が多かった。一方で、この祭りに来ている中高生は屋台を全部回るだの、今日は折角だしデートしよっか、という感じのノリの人ばかりで。
俺は、楽しめればそれで良いのだけれど、隣に居るコイツはそうでもなさそうで。


「あ、おじさん、これ一つ」


俺は小さめのりんご飴を一つ選ぶと、おじさんはりんご飴を取り、ひょいと軽く包装して渡してくれた。


「あいよ。それにしても男子高校生二人で来てるのかい?」
「あ、まあ…あはは」


無意識に苦笑いをして、そういうと黒尾は


「いや、違いますよおっさん。俺はコイツと…い"っでぇ"!!」


いきなり何を言い出すかと思えば本当、アウトなことを言うもんだから軽く蹴りを入れた。その場にうぐぅと座り込む黒尾にお前が悪いんだぞ、と一言言うと黒尾はわあってるよ…ぉといつものテンションは消えどこか弱々しく返した。
ちょっとやりすぎたかなーと思ったところはあったが、これがコイツの罪の制裁だと自分を納得させ、りんご飴を持ちながら驚くおじさんに一礼してから黒尾を連れ、ここから近い公園へと向かった。

そして叱る。


「お前な、さっき何言ってんだよ!」
「悪かったって冗談だから、な?」
「冗談でも、俺ら恋人じゃねぇし、そういうの言ったら相手にどう思われ…どうした?」


俺の言葉を遮るように、黒尾の顔は意味が分からないという顔をしていた。


「いや…俺が言おうとしたことそーゆーのじゃない…んだよね」
「…ど、どういう事だよ」
「俺はさっき、

“俺はコイツと後で来る奴等を待ってるんですよ”

って言おうとしたんだけど…な」


…頭が追い付かない。俺はずっとコイツが恋人同士ってことを言おうとしてたのかと思ってたのに、なのに。
全然違う。俺の被害妄想みたいで一気に体が熱くなる。
コイツの言いたいことは分かるはずなのにな。


「はあぁぁ……」
「なんだ、お前そんなこと考えてたのかよ」
「んな訳無いだろ!?でも、お前なら言いそうだった…から」
「言いそう、ねぇ」


ふーん、と黒尾は少し考えるとちょっとそこ行こうぜと言って指したのはアトラクション系遊具の上。
危ねぇよと止めても良いから、と俺のことを引っ張る。そして隣合わせで遊具の上に座ることになった。


「実はな、ここ花火がすげぇ綺麗に見えるんだよ」
「へぇ〜。そうなんだ」
「おう」


ずっと空を見ながら約数分。いきなりパァンと音が鳴った。ついに花火が打ち上げられたのだ。
黒尾の言う通りそこから見る花火はとても綺麗で今まで見た花火より綺麗だった。


「マジで綺麗だな」
「だろ?ここ俺の絶景スポットってやつ」
「ははっ」


笑うと何故か力が抜けてそのまま黒尾の肩に頭をぽすんと乗せてしまった。自分でも何してんだろと思ったけれど今はこうしていたいという気持ちがあって、どうしてもそれをやめることが出来なかった。

黒尾にそれやめて、ドキドキするからと言われた。だったらずっとドキドキしてろよ。



















花火の音で掻き消されて聞こえないけれど、わかる。




















お前と俺の心拍音。





________

やっくんHPB記念小説だよ←


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