BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ハイキュー!!BL小説【国影限定】
- 日時: 2015/08/14 09:56
- 名前: からくりピエロ (ID: 7I10YEue)
からくりピエロです!!!
えーと…
実は大人小説カキコBL.GLの所でもハイキュー!!の小説をかかせていただいております…
向こうでは、及川さん攻めが多いです。
…と、何故二つも作ったのかというと、ここはもうカップリングを限定して書きたいと思っています。
是非こんなカップリング書いて、というのがあればリクエスト三名まで受け付けております(こねーよ
まぁ今決定しているのは国影なので、国影一筋でかきためていきます!
二つ掛け持ちするので更新は亀更新、大人小説カキコではもうじき私のスレで及川さん祭りが始まるので余計遅くなりますが、どうぞそちらもこちらもよろしくお願いします。
向こうでもからくりピエロで活動しているので、よかったらのぞいて下さいね!!
自己紹介
からくりピエロ
年齢中学2年生13歳
性別 ここまで話といて男と思った奴正直に名乗れあたしは女だぁぁぁぁぁぁ
好きなカップリング
及影 影及 岩及
とにかくあたし及川さんらぶです。
それでははじめますっ!
一日に1作品くらいは更新します!
- Re: ハイキュー!!BL小説【国影限定】 ( No.4 )
- 日時: 2015/08/14 15:34
- 名前: からくりピエロ (ID: 7I10YEue)
おおお!??!?しのちゃんってよんでたっけ…でも全然覚えてるよ!??!?
すっっごいおぼえてるってか過去スレみてあの子しってるーあーしのちゃんだー的なことさっきまでやってましたけど!??!?
_______
「うっわありえな」
ちょっと低めの声で俄然としてしまう。
今日は少し寒く、風邪が冷たい。
それに、…今日はなんと、
(…影山の、誕生日じゃん…)
カレンダーを見て、少し心の中でつぶやく。
とはいえ、もう夜の8時15分を廻っていた。
今更なにを買いに行けるわけではないが、少し胸が痛む。
これでも一応恋人同士なのだ、何かをあげないと拗ねてしまう。
いやそれよりも家にいくくらいしないと
「……行くか」
青葉城西とかかれた見慣れたジャージを羽織って、ため息を一つ付き外にでる。
やはり夜風は寒くて、息も白くなる。
そんなモノすら気にかけず、二駅離れた影山宅へ。
一応突然きたら困るだろうし、スマホの液晶に指を滑らせて影山に連絡を取る。
“影山。今から行くから部屋着ででてくんなよ”
“は?おう。”
素っ気ない返事を見て携帯をしまう。
なにがあったわけでもないけれど、すこしだけ嫌な気持ちになるのはわからなかった。
別にプレゼントを買ってないとか、一番最初におたおめなんていってないとか、そんなんじゃなくて、
……でも自分でも、よくわからない。
駅からでたときに、少し携帯をのぞくも、誰から連絡がきてるわけでもない。
即座に携帯をしまって影山の元へむかう。
「…おはよ」
「おはようじゃねぇよ、何だよいきなり…」
「え、……別に。おじゃましまーす」
「あっ、おまっ、」
何だよ
その言葉に疑問感を抱いた。
影山は俺が誕生日を祝わなくてもどうでもいいのかな。
多分、烏野のやつらからいやってほど祝われたとおもうし、及川さんでさえ祝ったらしい。
それでいて、俺に祝われるのは
どうでもいいわけなのか。
仮にも恋人だ。つきあっている。なのに全然こういう事に関してはお互い見て見ぬ振り。
いい加減、辛い。
「っあー、疲れた」
「で、何の用だよ」
入るなりそうそう、ベッドにだいぶするもまた何の用だと聞かれる。
見て見ぬ振りは辛いのに、言いだすのも辛いなんて、…恋人ってめんどくさい。
だけどすきになってしまったらしょうがないんだ
なんでもかんでも気にかかってしまう。
「影山はさ、」
「?」
いざ言うとなると言葉がつまってしまう。
どうしても声がでなくなる。
言いづらい訳じゃない。だけど
嫌われるのを危惧してしまう。
「…俺に誕生日プレゼントとかもらえなくて、嫌じゃないの。」
枕を持ちながら答えると、影山は驚いたようにこっちを見てきた。
するとちょっとむっとしながら、うつむいた。
こういうときは、怒ってるなんて少しわかった。
「嫌ってほどでもねぇけど、正直今の今までおめでとうも言ってくれなかったのは…イラついた」
ごにょごにょと次第に小さくなる声を聞いて、何故か心の中でほっとした。
やっぱり、自分だけじゃないんだろうか。
「ごめん、がちで忘れてた」
「はぁ!?お前なッ…普通こっ、…い、びとの誕生日…位…」
“恋人”
その言葉に懸念をもったのかまた小さくなる声。
なぜだか今、一瞬幸せになれたようなきがした。
そんな真っ赤にうつむいている恋人に
ただ一言、おめでとう、といって触れるだけのキスを落とした。
____
おわり
つかれた
ちくせううう
- Re: ハイキュー!!BL小説【国影限定】 ( No.5 )
- 日時: 2015/08/14 19:56
- 名前: ss (ID: LmekyLqy)
え!?そうなの!?
ピエロちゃぁぁーーーーーーん!!!
- Re: ハイキュー!!BL小説【国影限定】 ( No.6 )
- 日時: 2015/08/15 10:13
- 名前: からくりピエロ (ID: 7I10YEue)
なんだぁぁぁいいいい?!!?!
国影
___
“持ってあと、1ヶ月”
そう告げられたのが酷く遠く感じるほどに、意識はなくなっていた。
つい先週そう告げられてから、こいびとに何一つとして話しちゃいない。
それはさておきでも、自分でもありえないほどだったとおもう。
少し気持ち悪いな、少し怠いな、なんか、胸が痛い。
そう思って病院に行ったら、アレだから。
___....恋人にだって、隠し事の一つや二つする。
だけれど、これは大きすぎないか。
一人で背負うのも大変だから、今は荷物をおろしてやすんでるだけなのに
影山にまで負担をかけると、さすがに傷つけてしまうだろう。
そこまで愛されてるって自信があるわけでもないが、影山はきっとだれであろうと悲しむ。
酷く。
それがたまたま俺だったってだけで、あとはなんにも関係ない。
「…国見。なにぼーっとしてんだよ」
「影山。…別に、早いね、帰ってくんの。」
青と白のジャージを着た影山が練習からかえってくる。今やプロで活躍する影山。
そんな人にたった一人のいらない存在で
人生を左右してほしくない。
でもきっと
いつかはばれてしまう運命だろうな。そう薄々感づいてはいたけれど、それをも葬り去っていたかった。
「…影山。もしも、」
もしもだよ、と二回目に告げてゆっくり息を吸う。
そうだ、これはもしもの話だ。
それがたまたま、偶然
自分の身に降りかかるだけだ。
「…俺があと少しで死ぬって言ったら、なにする?」
まだ呆然とした気分から離れられない、一点を見つめる目は変わらず、頬杖をついて問う。
影山はそれこそ、なんで?という顔をしたが、すぐに口を開いた。
「今のうちに、やれるだけのコト、やる。」
「…治療を?」
「違う。」
影山にしてはまともな返答だったと思う。それが治療?ときくとはたまた違うらしい。
それでも俺にとってはなにもかもがうれしい返事なんだけど。
そう、考えているとまた小さく口をひらいた。
「だから、国見のやりたいって思うこと、全部やる。…あのな、俺全部知ってっから」
影山は静かに片手を俺の首もとに置いた。
締められるわけではないのに、それが怖かった。
死への恐怖はもちろんある。
一番の心残りは
最初から最後まで
愛してるを伝えられなかったこと。
好きなんていうのはいつもいつも影山なんだから、あと少しの人生でくらい、愛してるを言いたかったのに
言葉がつまってでてこない。
「なにを?」
「おまえが、もう、生きられないってコト。聞いてたけど、言ってくれなかっただろ。俺、すっげぇムカついた。」
「…ごめん」
影山がいらだったように首から腕を解くと、静かに深呼吸をした。
彼なりの感情の制御だろう。だけれど、それは俺にとっては悲しいことでしかなかった。
なにが彼をそんなに傷つけていたのか。
俺は俺なりに、影山を傷つけたくない一心だった
「国見が、俺のこと考えてくれんのはすげぇうれしいけど、でも言わないのはべつ
だろ。」
いつもよりも頼もしい声で告げられると、胸が痛かった。
これ以上、好きになってしまったら
死んでも死にきれない思いとか色々ありすぎる。
それよりまずは言いたかった。愛してるって。
だけれどいえないのは
俺の悪いところだ。
時はたち、大きな点滴が張り巡らされている病棟で二人、静かに過ごしていた。
毎日毎日、お見舞いにきてくれて、それがとてつもなくうれしくて苦しいことだった。
だから逆に言えば、きてほしくないこともあった。
「影山、……………忘れない?俺のコト。」
言いたかった言葉はこれじゃないけど、これでもある。
言いたいことは山積みだけど、それを一つ一つ削っていかないと埒があかない。
「しなねぇだろ。」
「……
うん、死なない。」
小さくうなずく。しばらくして面会時間終了の放送がはいり、一人ぼっちの部屋になる。それでも寂しくなかった。
これが次は毎日毎年、ずっとこうだ。
影山を思い出すだけで
幸せになれたきぶんだった。
運命は残酷だ。そんな幸せをも無視して、お別れがやってくるのだから。
「…ー…!」
別れを告げる、高い高い機械音。
決められた波数で決められた音をだす機械の音がだいっきらいだが、それがいまや病棟の一面に響きわたる。
隣には不安げな影山の顔。
聞いてる、影山
俺はもう、死ぬのかも
そんな心の叫びも届くわけがない。
最後に、最後くらい言わせてほしかった。
大好きだから。
「…ー…影山、あいして、………る……不細工、…なくな……最後くらい、…笑え」
影山の頬に手をおくと、濡れた感覚。
手足が痺れているのに、このぬくもりだけは忘れられない。
大好きな、大好きな温もり。
「…ッ!最後とか、いうな……いなく、な、ん…な、よ…!」
がしゃん、と手すりがゆれる。
ごめんね影山
いなくなるしか、道はないけど
あの日、影山が言ってくれたことは、ずっとずっと覚えている。
もしも君が俺の世界からいなくなっても___
“忘れそうになったら”
“ちょっとこわいけど”
“きていいから”
____
突然の死ネタ☆
- Re: ハイキュー!!BL小説【国影限定】 ( No.7 )
- 日時: 2015/08/16 18:48
- 名前: からくりピエロ (ID: /AHlo6jR)
更新できなくてすみません…!
お詫びの短い国影…を…(ごっふ
____
「……」
窓の外に手だけをだらしなく垂らし、どうしたって無駄なんだと空を仰ぐ。
なにに関しても、そうなってしまうのかも。
窓から入ってくる空気は心まで冷めさせているような、そんな気分だった。
影山が家から出て行ってとうに4日たっていて、それについてはもう深追いするつもりは無かった。
影山がでていきたくて、俺と別れたいんだから出て行ったのならば、それはそれで別に
止めたくは無い。
元々の約束は、
『影山に好きな人ができたら俺はしゃしゃらない』
その約束をはたせるなら万歳だ。
四日間、もうすでにだれた手を、涙を
ふくことなんて出来ずになにもできない
こんなに胸が苦しくなって泣くのは初めてだ。
アレは口先からでたまったくの出任せってわけじゃないけど、いざこうなると苦しい。
辛い、苦しいけど
「………」
ずるずる引きずるのは、本当にばかばかしい。
向こうはあっさり別れて、もう好きな人でも作っているのに、迷惑この上ない。
愛したし、笑ったし、もう満足してたはずなのに、どんどん欲張りになる自分が嫌すぎて
「つらい、…ッかげや、ッ」
“ま”
その名をよんではいけないと思った。
もう、二度と
_____
つづく
- Re: ハイキュー!!BL小説【国影限定】 ( No.8 )
- 日時: 2015/08/17 10:00
- 名前: からくりピエロ (ID: kdYqdI6v)
影山が家からでていってほんの少し、初めて外の空気にふれる。
別に部活をやすむ程重傷じゃない。それはさすがに気持ち悪い。
どちらかというと、部活があれば行くし、どっちかって言えば何かをしなくてはいけない、ならばそれをするだろう。
ただ少し気が乗らないだけだ。
今日は別に部活ではない。何をするわけでもなくただ気晴らしに外に出る。
外に出ると、すべてが流されていくようで一瞬、嫌なことをすべて忘れさせてくれたような気がした。
「…っ…は…っ!?ん゛ッ、!」
気晴らしに、なんて思いながら外に出ただけなのに、散々ついていないことがおこりすぎだろう。
バカらしい。
口に布を当てられて、それこそマンガみたいに引きずられていく。
そんなガタイのいい男の人の服から、少しだけ懐かしいにおいがしたようなきがした
「ん゛っ、ぅ!」
少し荒っぽい声をだして反抗するも、首に手をあてられて体がびくん、と怯えてしまった。
思う壷だろう。
なのに、心の痛みは増してくどころか、…癒されそうになった。
ほのかに香るにおいは、何もかもをいやしてくれた。
「…っ!影山!」
突然でてきた、黒い服をきて、ばかみたいにニヤついた男の人が
両手首を後ろに縛られた影山を乱暴に俺の前に投げつける。
ああ、そっか。ほのかにかおるにおいは影山ので____....
出て行ったんじゃなかったのか
(…でも、どっちにしろ)
「……あの、女に相手されないからって男に縋るのは……あと俺、ヤられる側ごめんですし…」
ぼそ、と蚊の鳴く様な声しかでない。幸せなのもあるが、影山が泣きそうな顔でこちらを見てくるのもあった。
可愛い
すべての傷がいやされて、もうこのまんま目を閉じれば、なにもかも終わってるんじゃないかって
そう信じてしまうほど。
「あ゛ぁ!?ってめ…この…クソガキ…ッ」
痺れる手首を抑えて、影山の服を引っ張って走る。
追いかけて来るような足音、恐怖、だけど、幸せがおおきすぎる。
ふれられてるだけで、しあわせなのに。
「国見っ…」
「……、まだ何も、言わないで」
息が切れてしまって何もかも考えられない頭は、ただ幸せだけが渦巻く。
影山は急にほっとした表情で泣きそうになる。
と、思えば力が抜けて倒れ込み、俺の肩に顔が乗っかる。
「…国見、探してくれない…かと、思った」
震え混じりの声が愛おしく思えた。
少しため息をついた。嫌なんじゃない。疑ってしまった自分が少し嫌なだけだ。
「色々聞きたいことはあるけど、…取り敢えず、外だからここ」
行こう、と半ば強引に片手を引っ張って家に入る。泣きそうだ。
ついさっきまで独りだったこの空間に、影山がはいってくるだけで___...
自分はわからないが、かなり重傷なのかもしれない
部屋に入って欲望のまま押し倒す
「ッ、国見、っ…!」
こうして体を重ねることで、自分のモノだと思えた。
それがなんであろうと、なんになろうとも。
だから安心するんだ。
____
きる
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