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わしの青峰は甘えん坊、俺の事 今吉さんはかわいい
日時: 2015/09/30 04:27
名前: りんね みく (ID: 0exqyz.j)

季節は冬で冬季休学中、大学受験を目の前に勉強をしている高校三年生で溢れかえる図書室。
そこで今吉翔一も勉強をしている。

「なぁ、今吉さん」
「なんや〜?」

今吉の隣でグラビア雑誌をペラペラと見ている青峰。
図書室に相応しくない状態だ。
だが、気に留めない今吉はカリカリとペンをノートに走らせ勉強を続ける。

「それ、家で出来んだろ」
「………」

手を止め今吉は思った。
家に行ったら勉強などさせない事を。
青峰と家に居て勉強出来た試しがない。

「え、…ええやん、図書室の方が…本、いっぱいあるで」
「あぁ?…俺が活字嫌いなの知ってんだろ」

勿論知っている。

「なぁ、ヤか?」

(うっ…そんな甘えた様に言うなやっ…)

普段は仏頂面で生意気な青峰。
しかし、好きな人である今吉にはかなり甘える。
関係を知っているキセキの世代は当初かなり驚いている様だった。
昔は明るく爽やかな少年だったのは知っているが、変わってしまった青峰が甘えるなんて新鮮だったのだろう。

「ったく…しゃーないな、いこか…わしの家」

結局必ず負けるのは今吉なのだ。
どうやら甘えられるのに弱いらしい。
そして、明らかに喜んでいる青峰。

(くっ、甘えたなんやからっ)

鞄に教材やら筆箱やらとしまい図書室を後にする。
学校の外に出ると、今吉は寒さで身体を震わせた。

_ブルッ

「青峰、寒いやろ…ちゃんとマフラー持って来とるか?」

マフラーやコートを着てるが手袋をしてない今吉はガタガタと震えながら靴紐を結び、青峰を心配する。
そんな今吉に青峰が少し困った様に笑いながら手を出した。

「持ってる。…つか、今吉さん肝心なとこ抜けてるよな」
「抜けとる?」
「おお、手…寒いだろ。冷え性なんだからよ」

糸目が少し開き驚く。
手を掴み、青峰を見上げてニコッと笑う。

「そう言う青峰は、意外に細い事覚えとんのやな」
「依存してんだから、当たり前だろ」

手の平だけで繋いでいた手を、恋人繋ぎに変えて見つめ合う。
青峰の




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