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- 【銀魂】銀桂でハウルパロ
- 日時: 2015/10/03 13:27
- 名前: チョコ林檎 (ID: zKALihrN)
昨日の金曜ロードショー見てやりたくなった。
配役はいろいろ悩んだ結果よろづら+αになりました。桂さん竜宮篇でおじいちゃんになってたし。
では読む際のご注意。
・「ハウルの動く城」のパロディ
・一部にオリキャラ
・勝手な捏造
・本編で関わりのないキャラが絡んでる
・キャラ崩壊多し
・つーか誰特だよこれ
・なんかもういろいろ面倒くさい
・チーズ蒸しパンになりたい(エコー)
・↑アレ?これ愚痴じゃね?
・銀桂だけど若干桂総受け気味
以上がご了承いただける人のみお読みください。
- Re: 【銀魂】銀桂でハウルパロ ( No.1 )
- 日時: 2015/10/03 13:56
- 名前: チョコ林檎 (ID: zKALihrN)
下町のしがない帽子屋の一角。
通り過ぎていった機関車の煙が、目の前の窓を曇らせる。
そんなことに構わず、桂小太郎は帽子に装飾を縫い付けていく。
「ねえ見て見て!銀時の城が来てる!」
隣の部屋にいる、帽子屋で働く少女の声に続いて従業員達の声も聞こえてくる。
「本当だ!」
「ねえ聞いた?隣町の〇〇って子、銀時に心臓取られちゃったんだって」
その騒がしさに桂は一旦手を止め、目を凝らす。
すると、ガラクタの塊のようなものが遠くに見えた。と、思ったらすぐに霧に紛れ視界から消えていった。
「恐いねー、私も気を付けないと」
「銀時は美人の心臓しか取らないから平気よ」
「ちょっとどういう意味!」
アハハ、という笑い声と共に従業員が去っていく。もう閉店の時間だ。
桂ははあ、とため息をつくと装飾をつけ終えた帽子を隅に置き、外出用の自分の帽子をかぶり、店を後にした。
- Re: 【銀魂】銀桂でハウルパロ ( No.2 )
- 日時: 2015/10/03 15:58
- 名前: チョコ林檎 (ID: zKALihrN)
路面電車に乗りしばらくすると、賑やかな街中に着く。
桂は電車から降りると、ずれかけていた帽子をかぶり直し、ある店に向かって歩く。
大通りに出ようとすると、そこに人が大量に集まっているのが見えた。
どうやら軍隊のパレードがあるようだ。
桂は黙ってそれを見、路地裏へ入っていく。
「おいそこのロン毛の兄ちゃん」
呼びかけられ顔を上げると、体格のいい二人の男が自分を見下ろしていた。服装からするに兵士だろう。
「…何だ」
「ここは今日立ち入り禁止だ。他の道を通れ」
「他の道がないからここを通ろうとしているのだろう」
片方の男を睨むと、もう一人の男が桂に近付いた。
「兄ちゃん、なかなか綺麗な顔してんな。一人かい?」
「おいおいナンパか?」
桂に睨まれた男が、相方を鼻で笑う。
「だってよ、見てみろよこいつの髪。まるで女みてーだ」
「いいから通せ。俺は急いでいるんだ」
「まあまあそう怒んなって」
そういいながら男は桂の細くて白い手を掴む。
「放せ!」
声を荒げて手を振るが力が強くほどけない。
「よお、捜したぜ」
と、いきなり背後から聞こえた声に驚き振り返る。
そこには銀髪の青年が立っていた。
「こいつ俺のツレなんだ。わりーけど、ちょっとそこどいてくんね?」
そういいながら、青年は指を振る。
と、桂の腕を掴んでいた手が離れ、男達は気を付けの姿勢になった。
「ちょっと散歩して来いよ」
と、いいながら彼が指をもう一度振ると、二人の兵士は並んでどこかへ行進していく。
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