BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

* │ c o l o r f u l / 今月 : 速度松
日時: 2015/12/16 17:39
名前: 千歳 (ID: 2gJpuHi8)










— 初めまして 。 

千歳 ( Chitose ) / BL主体 / 小説カキコ初心者 ・・ 。




 :_おそ松さん
 ( 速度 / 末松 / 三男総受け )

 :_獄都事変
 ( 疫斬 / 腹噛 )

 :_進撃の巨人
 ( エレリ / リヴァエレ / アルジャン / アルエレ )

 :_Free!
 ( まこはる / はるまこ / なぎれい / れいなぎ )

 :_鬼灯の冷徹
 ( 鬼白 / 白鬼 )







✔ リクエスト常時受付中

✔ 上記作品、cp以外でも受付可

✔ たまに百合、たまにノーマル

✔ たまにR指定有り











Re: * │ c o l o r f u l ( No.1 )
日時: 2015/12/16 17:36
名前: Fuzise (ID: 2gJpuHi8)






「   ふーぅ、今日は結構儲けたぞー。ただいまー。   」



兄さんの声・・、僕は求人雑誌を閉じて出迎えた。



「   おかえり。また競馬?よく飽きないよね、   」



兄さんは満足そうな笑みを浮かべながら札束をピラピラと見せびらかす様にして僕の目の前にちらつかる。



「   へへーん。どうだぁ、チョロ松。お前が真面目に求人雑誌なんてもん読んでる時に俺は不真面目に競馬で大儲けだぞー。   」



鼻下を摩りながら意地悪くそう、兄さんは僕に言った。
本ッ当に性格がひん曲がってるクズだと思った、改めて。
僕はおでこにテシテシと札束を当てる兄さんの手からスルリと二枚、万札を擦り抜いた。



「   あ、おい!チョロ松!返せよ、それ!   」



慌てて取り返そうとする兄さんだけど僕はそれを右手に持ち替えたり左手に持ち替えたり・・、上下に動かしたりして難なくかわした。



「   おい!泥棒だぞ!返せ!   」



「   嫌だ。今日は儲けたんでしょ?なら一枚、二枚位僕が貰ったところでどうてことないよね?   」



ぐぬぬ、と歯を食いしばり悔しそうな表情で兄さんは僕を見つめる。
僕は断固として返す意思がないと万札を握る手の力を強めてそれを背に隠した。



「   ・・本当に、返す意思がないんだな?   」



「   あぁ、そうだね   」



僕に真剣な目つきでそう問うてくる兄の雰囲気が正直少し怖かった。
いつもとは違う、シリアスなその雰囲気に鳥肌がたった。
口内に溜まった唾をゴクリと鳴らして飲む、いつもとは違う兄さんの様子に僕は不安げに眉を下げた。



「   な、何。僕、本当に返さないからね。僕が真面目に職探してたのに意地悪な事言ってきたのそっちだし・・。それに僕、何度か兄さんにお金貸してるよね?それの返済もまだだし・・。   」



目を泳がせ、お金を返さない言い訳を思い出した様に述べる。
それでもやっぱり兄さんの目つきはどこか真剣で、普段通りではなかった。



「   ・・、ねぇ。チョロ松。   」



気づけば兄さんの顔が真正面にあった。
僕は隅っこまで押し寄せられていて壁に背中がぴっちりくっついていて・・、右耳の真横には兄さんの腕があった。



「   ・・!  な、何!   」



思わずうわずった様な、変な声が出た。
流石にやばいと感じた。何か・・、何かされる。
兄さんの顔がどんどんと近くなる。
僕はぎゅ、と目を閉じ構えた。



「   ・・ねぇ、チョロ松。それあげるから。 _でも変わりに、今日は兄ちゃんの シテホシイコト ・・してもらうからね?   」




( Next / 続き )





Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。