BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【HQ】思い立ったらすぐ更新☆短編集←
- 日時: 2015/12/08 08:15
- 名前: 夜茂 (ID: 7jw4zwan)
はい、夜茂 やも と言いまーす
思い立ったらすぐ更新☆致しまーす
=気まぐれ。
オカン組受け大好きな奴です←
あ、そうだ…リク御待ちしてます〜
以上
- Re: 【HQ】思い立ったらすぐ更新☆短編集← ( No.1 )
- 日時: 2015/12/08 08:36
- 名前: 夜茂 (ID: 7jw4zwan)
【義兄弟設定】【二茂】【嫌われ茂庭】【茂庭大好き二口】
『大好きです』
ガシャン、と音がした後、怒鳴り声がする。
それに、またか、と言う飽きれもあった。けど、少し急いで階段を降りる。
「…要、…兄さん」
「…、堅治。どうしたの」
【要兄さん】、【堅治】。義兄弟として過ごしている時はこう呼んでいる。
相手の手元には割れた皿の破片が落ちていた。
そして赤黒い液体。
「…!?血…!」
「…別に大した事無い。部屋戻ったら」
「…………はい」
仕方なく、言われた通り部屋に戻る。
俺の父は、茂庭さんの母と再婚した。
丁度、高校入学の春の事。
同じ伊達工業高校にいて、しかもバレー部とは。
結構驚いたものだ。
________茂庭さんの母、いわゆる義母は、茂庭さんを嫌っていた。
親子なのに。そう思っていた時の事だった。
俺の父が、酒に酔った時、茂庭さんを傷つけたと知ったのは。
酒に酔った勢いで、突き飛ばしてしまったらしく、次の日、顔に大きな湿布を貼っていた。
- Re: 【HQ】思い立ったらすぐ更新☆短編集← ( No.2 )
- 日時: 2015/12/08 19:25
- 名前: 夜茂 (ID: 7jw4zwan)
俺は、家族は好きじゃない。けど、茂庭さんは別。
部屋に戻って、また読み掛けの小説を開く。
【兄さんとは仲が悪い】親の印象はこうだけれど、部活でも、親の見ていない所でも、俺らは仲良くやっていた。
しばらくして、隣の部屋が閉まる音がする。
茂庭さんの部屋。
俺はそれを聞き、本を置いて茂庭さんの部屋に行く。
こん、こん。とノックし、言う。
「入るよ」
「どうぞ」
そう聞こえて入る。すると、指の手当てをした茂庭さんがいた。
「…茂庭さん…」
「どうしたの、二口」
二人の時は必ず名前呼びでは無い、何時もの呼び方。
「指…」
「あぁ、平気だよ。トスあげられるし…、ペンも普通に握れるから」
安心して?と微笑む茂庭さんを見て、俺は再度思う。
「…茂庭さん。いいんすか?このままで」
「何が?」
「このまま……、こんな…生活で…」
しん、とした部屋に、ノック音がした。それにびくり、と反応する。
…………まずい。
「…ちょっと。入るわよ」
「……」
ふ、と茂庭さんは俺を見て、本を数冊渡してくる。
「…え、なんすか、これ」
その質問に返事が来る前にドアが開く。
「あら、堅治。どうして…」
「………俺の参考書を借りに来ただけ。それより、…堅治、早く自分の部屋に戻って」
「……うす」
茂庭さんがそういって、俺は茂庭さんの部屋を出た。
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