BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- オリキャラBL! -年齢なんてどうでもいい-
- 日時: 2016/01/01 00:48
- 名前: 黒 (ID: nA0HdHFd)
「ルシアノ様!いつまで寝てるんですか死神であろうお方が!」
「別にいいじゃーん…あと5時間寝かせてー…」
「良くないです。さっさと起きて仕事してください」
「分かったよぉ…煩い部下だなぁ…」
「煩くてすいませんね」
俺の上司は相変わらずこんな感じだ。今日は俺も予定がある。だから仕事を済ませて出かけたいんだ。
「じゃあ、俺は用事があるんで、ちゃんとやってくださいね。今日はツェルに任せてあります」
「はぁーい。いってらー」
「じゃあ、ツェル、頼んだぞ」
「分かったよ!兄ちゃんいってらっしゃい!」
魔界は今日も平和だ。魔界が平和なんておかしいかもしれない。
理由は作者に聞いてくれ。
地上も平和であって、とてもいい天気だ。
「あーアイツ用事ってなんだろ…教えてくれてもいいじゃねーか」
アイツが住む家は3階建てのスタイリッシュモダンな家だ。一人暮らしにしては大きすぎだろう。
インターホンを押して、聞きなれた声がスピーカーから聞こえた。
《はいはーい、ネクストですーどちら様っすかー》
「ファイだ。用事ってなんなんだ」
《あ、どーもー開いてますよー》
焦げ茶色のドアを開ける。いい天気だというのに、部屋はカーテンを閉め切っていた。
「邪魔するぞー」
「こんちわ、先輩」
「お前なんでいい天気なのにカーテン締め切ってんの」
「こっちの事情があるんすよー」
「あっそ」
何かおかしいな。アイツ日光浴習慣にしてたのに。
「何か飲み物いりますかー?」
「あ、別になんでもいいよ」
「そうっすか、じゃあコーラでいいですねー」
アイツはキッチンへ向かった。しかし、暗い。夕方みたいだ。
「せんぱーい、コーラ持ってきましたよー」
「おう、サンキュ」
俺は喉が渇いてた。美味い。でも、なんかいつもの味じゃない。
「はぁーっ、なんか喉生き返ったわー」
「そうっすか、それはよかったです」
「でも何かな、熱いんだよ。風邪でも引いたかな」
「それ、風邪じゃないっすよ」
「は?そんなんソレンくらいにしかわかんねーだろ。お前医者じゃねーし」
「いやー分かりますよー。だって、原因『コレ』ですから」
アイツが俺の目線に掲げたビン。
「なんだよこれ」
「あれ?天才なのにわかんないんですか?」
「ま、まさか…」
「媚薬ですよ」
「び、媚薬!?なんで…」
ネクに口を押さえられた。
「大きい声出したら、もっと飲ましますよ?」
時間遅いんで一旦切ります