BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【おそ松さん】作り笑いがバレないことを(おそチョロ)
- 日時: 2016/02/22 01:22
- 名前: かわの (ID: cJYcwzou)
※マフィア松。物凄く短い。迷走してる。深夜って怖いね。(白目)以上苦手な人ブラウザバック(゜ω゜)
ひとーつ。ふたーつ。・・・
永遠に終わらなさそうな作業を淡々とこなす。
足下に転がる頭をぐしゃりと踏み潰すと隣に居るおそ松兄さんが微笑む。
何かを隠すようなその顔。ちらちらと垣間見える狂気。そして独占欲。
さっきまで聞こえた銃声が嘘のように止んで、さっきの出来事は夢だったのかもしれないと錯覚する。
でも足下に存在するモノは確かにさっきあった事を何よりも語っていた。
水溜まりの様になっている紅い紅い其れを手で掬って飲み込む。
口の中に広がる鉄の匂い。生臭さ。胸中を満たしこむ感情は〝僕は生きている〟
と言う事だけだった。転がり落ちている銃弾を拾うとピクリとも動かないモノの口の中に詰める。
悪趣味だ。 とよく言われるが勝者が敗者に何をしようが許されるのが僕達の世界だ。ご自慢の潔癖症はこの時だけは消えるらしい。唾液の付いた革の手袋を外すとポケットに詰め込んだ。
そんな僕の手をおそ松兄さんが荒く掴み、指を強く噛んだ。
ポタリと血が垂れるのをおそ松兄さんが舌で拭き取る。
僕の全てを見透かす様に見つめて。それは可哀想な物を見る目をしていて僕を酷く惨めにさせた。
またいつものようにゴロゴロと転がる死体の目の前で晒される様に唇を強引に重ねられる。
『可哀想だと思うなら僕を捨ててくれ。』
心がそう言い軋んでいく。尊厳なんて無いと分かっていても求めてしまうのが僕だから。
僕は一生開かなくても良いように目をキツく閉じた。
おそ松side
ひとーつ。ふたーつ。・・・
チョロ松が死体の数を数えていく。
山のように積み重なったモノは多分人だったのだろうがその形を持っていない。
チョロ松は虫を踏み潰すような自然な動作で最後の一匹の頭をぐしゃりと踏み潰した。
その恍惚とした表情に少しの苛立ちを募らせて、ギュッと自分の下唇を噛む。俺はチョロ松からどのように見えているのだろうか。
ふと先程までの銃声が脳裏を過ぎる。
〝嗚呼、此奴等はチョロ松にとっては虫ケラ同然なのだ。〟と。
だがチョロ松にあんな顔をさせられる虫ケラ共が疎ましくもあった。
二律背反し、混ざってごちゃごちゃになる感情を自分で留める事は出来ないのだと俺はよく知っている。
隣を見ると虫ケラ共の鮮血を飲み込みながら、体中に浴びた量だけじゃまだ物足りない。とでも言いたそうに紅い舌で唇をペロリと舐めている弟が居た。
鮮血に飽きたのか、チョロ松は落ちている銃弾を虫ケラ共の口に中に無理矢理押し込む。
深く。深く。もっと深く。喉の奥まで指を突っ込んで。
本人は気付いていないだろうが不気味な笑顔を頬に貼り付けて愉快そうに笑っている。
何処か女神のようにも悪魔のようにも見えるその表情の奥は真っ暗闇が覆っていて何も見えない。
広がるのは焦りと不安だけで胸がキュウと苦しくなる。
チョロ松は汚物でも見るように唾液の付いた黒い革の手袋をポケットにしまい込むと俺の方を向いた。
縋るような、そして助けを求めるような目に吸い込まれる。
コレは俺の物なのだ。誰にも渡さない。俺の物だと言う印を刻み付けるのだ。
そうして俺の色に染まる指を舌で舐めとる。
俺をそんな目で見ないでくれ。
俺をそんな冷めた視線で見つめないでくれ。俺を〝虫ケラ〟にしないでくれ。
縋るようにキスをする。
よかった。俺は温度を持っている。俺は〝人〟だ。
悪循環でも構わない。独り善がりは嫌だ。俺を殺さないでくれ。
【俺を捨てないで。】
本能が訴える。依存しないと、お前じゃないと俺は駄目なのだから。
何も聞こえなくなってしまえば良いと、恋人の耳を塞いだ。
「「大嫌いだよ。」」
静まり返った廃墟に銃声が二度響いた。
fin
- Re: 【おそ松さん】作り笑いがバレないことを(おそチョロ) ( No.1 )
- 日時: 2016/02/23 19:20
- 名前: 匿名希望 (ID: HT/LCIMm)
いえいえ。僕はただ気になったんで。少し言い方が悪かったですね。
せっかくの素敵な小説なので、まとめたらもっと楽しめるかな、と。
もし、嫌な言い方に聞こえたらごめんなさい。
- Re: 【おそ松さん】作り笑いがバレないことを(おそチョロ) ( No.2 )
- 日時: 2016/02/23 18:37
- 名前: かわの (ID: cJYcwzou)
申し訳ございません。
如何せん機械に不慣れな者でして。
言い訳に聞こえるかもしれませんが何かサイトに物をあげる、と言う行為自体小説カキコ様が初めてだった為よくルールと言うものを存じていない部分がありました。
私は〝更新〟と言うものの仕方すら知らない、ドがつく初心者なのでご所望がありましたら今まで書いてきた小説の削除及び、制作を止めさせて頂きます。
不快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
2016.2.23.かわの
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