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日時: 2016/03/30 09:37
名前: 夏音 -kanon- (ID: g41dHign)

case1 三森 花愛

窓を開けなくとも日は強く部屋に射す。
鳥はぴよぴよと鳴く。
あぁいい朝だ。
今日も彼に会えるかな。
電車で見かける彼、隣校の玉木亜貴くん。
私はただ、そんな彼の横顔を見てるだけの電車通学。
でも、それでもいいの。
それだけでわたしは幸せだから。
「行ってきます」
鍵を閉めて外に出る。
花が私を応援してるみたい。
実を言うと私、見てるだけで幸せだと言ったけど
話しかけたいと思っている。

いつもどおりの電車に乗る。
周りを見渡す。
いた!
私の心はウキウキとしてきた。
よし!
今日こそは隣に座る!
歩みをすすめる、一歩、一歩、、
やった。座れた。
彼はスマートフォンを弄っていた。
(彼女さん・・・?)
どうやら連絡先を探してるようだ。
彼女さんいるに決まってるよね、こんなカッコイイ人。
自分でそんなことを考えて少し落ち込む。
カシャンッ
「大丈夫ですか?」
え、気がつくと取り出したはずの携帯が手をすり抜けていた。
そして一番驚いたのは亜貴くんが、私の携帯を持って私の顔をのぞき込んでいたからだ。


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