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シニタイちゃんと、シニタイくん。
日時: 2016/03/30 09:54
名前: 夏音 -kanon- (ID: g41dHign)

足を動かす度、廊下の腐りかけた木はミシミシと音を立てる。
窓を開けると涼風が体を通り抜ける。
「あぁ、早くシニタイ。」
常常そう思っているのだが、シネナイのだ。
私、烏丸。
烏丸は何故かシネナイのだ。
烏丸はシヌとういうことすらわからないのだ。
でもこの景色を見たのはもう、200回くらいだぞ。
飽きた。
飽きすぎてシニソウ。。。
いや、シヌということは、わからないのだが、
この旧校舎の前を通る人々皆、シニタイと言っている。
どうやら辛い時使うようだ。
シニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイシニタイ
気がつくとここはシニタイという言葉で溢れていた。
「シニタイね。烏丸。」
「あ、烏間。」
烏間は、ニコニコと微笑んでいた。
私も彼もカラスマというのだが、なんとなくだ。
なんとなく、目に入った言葉がこれだったのだ。
だからお互いカラスマと呼んでいる。


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