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【チョロ松総受け】それは罪だったのか【ファンタジー?】
日時: 2016/04/18 19:19
名前: アイカ (ID: UrPtHUHp)

チチチチ……
小鳥の鳴き声が辺りになり響く。そして少年はうっすらと目を開けた。
「んん…あ、もう朝か。」
机の上に置いてある『Tyoromatsu Diary』と書かれた本を置いて、少年……チョロ松は歩き出した。
「今日も、いい天気だなぁ。」
そして、指をパチンと鳴らす。すると、様々な草木がチョロ松の周りに集まってきた。
「そうだなぁ……ハーブと、あと林檎と、それから…」
チョロ松の言った言葉通りに、植物は動き回る。チョロ松はそれを見て満足げに微笑んだ。
「今日こそは上手く作ってやる。」
チョロ松が毎日作っているもの、それはパイだった。それを毎日、街に売りにいくのだ。
そして、数時間後には家は甘い匂いに包まれていた。
「よっし!上出来。」
チョロ松はパイを全てカゴに入れ、街へ歩き出した。


設定。
チョロ松…草木を操る。存在自体が魔力で出来ている。

すいません。今回はBL要素ゼロでした。

【チョロ松総受け】それは罪だったのか【ファンタジー?】二話 ( No.1 )
日時: 2016/04/18 19:39
名前: アイカ (ID: UrPtHUHp)

「パイ、買いませんか?一つどうですか?」
僕は街の人にずっと声をかけていた。時々買ってくれる人はいる。けれど、売れ行きは微妙だ。
「うーん…美味しく出来たのになぁ…」
ちょっと悲しくなるが、この商売は笑顔でいなくちゃいけない。だから、笑顔を向け続ける。
「すまない。一つくれないか?」
そんなとき、一人の青年に声を掛けられる。
「あ、はい!一つ、二百え…」
「……っ?!」
二人で同時に息を飲む。なぜなら、
「「お、同じ顔……?!」」
目の前の青年は、少し顔のパーツが違うだけで、ほとんど僕と同じ顔だった。
「…夕方、四時。時計台のしたで。」
青年はそういってパイを一つ買って去っていった。あれは…僕に来い、と言ってたのかな?うぅ…めんどくさいけど、同じ顔なのは気になるな…仕方ないから、いくか。
「…久しぶり、だな。お喋りしたの。」
少し嬉しくなって頬が思わず緩んだその時、後頭部に痛みが走る。
「っ……?!」
「消えろよ!“呪い”の男!町を呪いに来たのか?!」
そこには少年がたっていた。町を歩く人々の目線がこちらに集まる。…またか。また、こうなっちゃうのか。
「そうよ!出ていって!」「悪魔の子供のくせに…」「あんたのパイなんか食えるか!」
誰かの手が僕の手からカゴをはたき落とす。転がったパイは一つ残らず踏み潰された。
「…………?!」
なんで。どうして。僕はなにもしてないのに。…いや、考えるのはよそう。いつも通り、それだけだろう?この町の人達は皆、魔力が一切ない普通の人間で、例え持っていたとしても、半分だけ。だから僕のような存在は奇怪で、迫害の対象になるのだろう。
「…パイ、が…」
けれど、悔しいものは悔しい。頑張って焼いたパイが潰された。それだけのことだけど…
「ねぇ。お前ら何やってんの?」
その時、ボソッとした声が響いた。
「い、一松様!」「悪魔が来たので…」
しかし、青年は口々に騒ぎ立てる人々などには目もくれず、パイを広い集めている僕の近くまで来た。
「い、一松様?!そいつは呪われて…!」「うるさい。黙って。」
一松と呼ばれた青年は僕の体をじっと見つめる。
「ふーん…全部魔力かぁ……ふひっ」
少し楽しげに笑い、青年はこちらに手をさしのべた。
「あんた、面白そうだね。僕は一松。でさ…ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ。」
そう言った青年の顔は、やはり僕と同じ顔だった。


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