BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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東方救世主伝説 覇王幻想伝
日時: 2016/05/05 22:50
名前: 蟹味噌 (ID: 4V2YWQBF)

シンも登場しますので宜しければ、、(汗




幻想郷にまた新たな影!!その男は幻想郷に何をもたらすのかっ! ( No.1 )
日時: 2016/05/05 23:22
名前: 蟹味噌 (ID: 4V2YWQBF)



その男はとある場所で力尽きて数時間記憶が飛んでいた。
気がつくと1人竹林の中で倒れていたのだ。



ラオウ「状況が掴めぬ、、」


世紀末にこんな自然が残った場所など存在しないからだ。
ラオウは我が目を疑ったが何回見直しても目に映る景色は変わらぬまま数分が経過しようとしていた。





ラオウ「とりあえず進まねば、、」




ラオウは何本もの竹を避けてとある少し広い場所に出た。
鳥居と建物があった。





ラオウ「神社?何故こんなところに?」




ラオウは不思議がって見ていると、1人の少女が声を掛けてきた。




???「誰?」

ラオウ「ぬっ!?」




ラオウは振り返り少女のほうを見た。見た目は10代くらいの巫女の格好をしていた少女だった。



ラオウ「ウヌはここ(神社)の神主か?」

巫女「そうよ、あんた、見た所外来人のようね、、」

ラオウ「外来人?とはどういう事だ?」

巫女「ここは幻想郷といって現実世界の裏の世界といっても過言じゃない所よ、、ここには生きたままくる者や、死んでくる者もいるの、、あなた、現実世界で何があったの?」

ラオウ「俺は自らの意思で命を絶ったのだ」

巫女「ならあなたは後者ねそれにしても上半身裸で寒くないの?」

ラオウ「全く寒くない、、ところで名は何と言う?」

巫女「私の名前は博麗霊夢よ、あなたは?」

ラオウ「俺はラオウ、現実世界では世界征服を目指していたのだ」

霊夢「つまり覇者って訳?」

ラオウ「そういう事だ」

霊夢「でも自殺だなんて、、いったい何があったの?」

ラオウ「俺はある男と戦った、、その男は俺の弟であり、、そして北斗神拳の伝承者でもある男だ」

霊夢「北斗神拳伝承者!?」

ラオウ「どうしたのだ?」

霊夢「わ、私の記憶が正しければいいのだけど、、、その男の人の名前って、、ケンシロウ?」

ラオウ「なっ!?う、うぬは何故ケンシロウを知っている!?」

霊夢「ちょうど2年ほどまえにこの世界に来たわよ、、(詳しくは東方救世主伝説 百裂幻想伝を参照してね!)」

ラオウ「2年前、、ケンシロウがシンにやられた時期と被る、、もしやケンシロウを変えたのはウヌなのか!?」

霊夢「そうそう!あなた、、ケンが前々から言ってたお兄さんの1人なの?」

ラオウ「あぁ、ウヌには感謝せねばなるまい」

霊夢「べ、別に感謝なんていいわ!」赤面

ラオウ「、、、すまぬが行く場所がない、何でも仕事をする、、代わりにこの神社に居候させてもらえぬか?」

霊夢「本当?ならいいわ!ちょうど私も一人暮らしだし、、ケンの子供の頃の話聞きたいし、、」

ラオウ「よかろう、何でも話してやるぞ!!」

霊夢「本当!?やった!!!」

ラオウ「(ケンシロウよ、、ウヌもまた良き強敵『とも』を持ったものよ、、)」






続く



数年ぶりの再会 第1話 ( No.2 )
日時: 2016/05/20 12:15
名前: 蟹味噌 (ID: w93.1umH)



ラオウが幻想郷に来て3日が過ぎた頃、ラオウは霊夢に与えられた仕事を難なくこなし、いつしかラオウが神主代わりになっていた。



ラオウ「霊夢、これは何処に置けばいい?」

霊夢「あ、それはコタツの上に置いといてねぇ」ホンワカ

ラオウ「しかしこの世界は長閑なものだ、、俺のいた世界ではもうこのような景色を2度とみれる事はないからな、、」

霊夢「ケンから全て聞いてるわ、大変だったのね、、」

ラオウ「すまんな、、我に寝るところや着る物まで用意してもらって、、」

霊夢「その服は咲夜につくってもらったわ」

ラオウ「咲夜?とは何者だ?」

霊夢「あ、そうか!ラオウはここに来てまだ3日目だもんね、、ほら!彼処に大きな館が見えるでしょ?」




霊夢は紅魔館を指差して言った。




ラオウ「でかい屋敷だな、、咲夜と言うのは何者なのだ?」

霊夢「あの建物の主人の召使いよ」

ラオウ「、、其奴にも礼を言わねばなるまい、、今日行ってもいいか?」

霊夢「ええ、もう特に仕事ないからね、あ、あと妖怪には気をつけるのよ!」

ラオウ「、、うぬはそれを信じるほど子供ではないが、、」(汗

霊夢「この世界では人間だけでなく魔女や妖怪、妖精も共に過ごしてるの!!」キレ気味

ラオウ「、、行ってくる」





ラオウは人通りの多い道から少し外れて大きな門の前に来た。
門の前には少し見覚えのある人物が、、



ラオウ「おい門番!!この屋敷に咲夜と言う召使いがいると聞く!そいつに会わせてもらえぬか?」

???「客か?いいだ、、」(汗

ラオウ「っ!?」




???「門番交代ですよぉ〜って、誰この人!?」

ラオウ「シン!!何故貴様がここに!?」

シン「それはこっちのセリフだ!」

???「し、知り合いなんですか!?」

シン「美鈴、奴はラオウと言ってな、、かつて世界征服を企んでいた恐怖の覇者だ!」

美鈴「えぇ!?何故そんな人がここに!?」

シン「しかも聞いて驚くな!!奴はケンシロウの兄貴だ!!」

美鈴「け、ケンシロウさんの!?って事は北斗神拳だって、、」(汗

シン「あぁ、にしてもラオウ!何故貴様がここにいる!?」

ラオウ「俺はケンシロウとの勝負に負け、、気がつけばここにいたのだ」

シン「っ!?、、ケンシロウ、、もはや俺の手の届く相手ではなくなったか、、」(汗

ラオウ「くるがいいシン!!久しぶりに貴様の実力、試させてもらうぞ!!!」




ラオウは構え出した。




シン「っ!!喰らえ!!南斗千手龍撃!!」


シンの突きがラオウに襲いかかる!がしかし、、


ラオウ「北斗剛掌波!!」


ラオウの手から物凄い量の闘気が放たれ、シンにもろ直撃した。
シンはボロボロになり、意識が朦朧としていた。



ラオウ「っ!?す、すまぬ!大丈夫か!?」

シン「や、やはり俺が敵う相手じゃないか、、」

美鈴「、、つ!強過ぎる、!」

ラオウ「んで、そろそろ中に入らぬか?」

シン「あ、あぁ、そうだな、、美鈴!通すがいい!」

美鈴「はい!!」




ラオウは紅魔館の中へ入っていった。

数年ぶりの再会 第2話 ( No.3 )
日時: 2016/05/21 02:59
名前: 蟹味噌 (ID: sE.KM5jw)

ラオウ「見事な屋敷だな、、シン、貴様はここで働いておるのか?」

シン「あぁ、ここは居心地が良くてな、、」

ラオウ「美鈴とやら」

美鈴「は、はい!」驚く

ラオウ「みたところ拳法かのようだな、、うぬはケンシロウとどのような関係なのだ?」

美鈴「ケンシロウさんには中国武術の極意を教わりました!ケンシロウさんは良い人でしたね、組手もやりましたし!」

ラオウ「ケンシロウ、、か」

シン「この扉の先にいるはずだ!入るが良い」

ラオウ「すまぬな」




ラオウは大きなドアを開けると、そこには大きなシャンデリアやステンドグラスがあり、豪華な飾り付けが施されていた。

中央のテーブルからこちらを見つめてくる少女がいた。
背丈は子供ほどだったが、背中には大きな翼があり、ラオウはこの娘から危険なオーラを感じることはなかったのである。




???「あらお客様ね」

ラオウ「そうだ」

シン「しかもただの客ではない」

???「それはどういうことかしら?」

美鈴「その人はケンシロウさんのお兄さんなんですよ!」

???「あら!ケンシロウのお兄様ですか!」

ラオウ「正確には遠い親戚、、とでも言えば良いのか、、」

???「そこに座りなさい」

ラオウ「あぁ」





???は紅茶を啜りながらラオウをじっと見ていた。




???「自己紹介がまだだったわね、私はこの館の主人、レミリア・スカーレット!偉大なる吸血鬼の一族である!」

ラオウ「吸血鬼、、もう何でもありだな、、」(汗

レミリア「あなたの名は?」

ラオウ「俺の名はラオウという、博麗神社で世話になっている」

レミリア「霊夢に?」

ラオウ「あぁ、あと、俺の服のことなんだが、、」

美鈴「そ、そうでした!お嬢様!咲夜さんはどこへ!?」

レミリア「咲夜はパチェと外に出かけたわ、時期に帰ってくると思う」

ラオウ「そうか、俺は咲夜とやらに礼を言いにここに来ただけのことだ」

レミリア「そう、ならいいわ、、ラオウ、あなたの過去を見させてもらったわ」

ラオウ「っ!?うぬはエスパーなのか!?」

レミリア「だといいけどね、残念ながら過去を見る程度の能力しかないの、、ラオウ、、あなた、凄かったのね」






ラオウは何も言えなかった。
憲法下の極意を奪い、かつ非常で残忍な行いをしてきたからだ。
挙げ句の果てには自分1人になり、ケンシロウに敗れ自らの幕を閉じ、この世界に来たということなのだ。
レミリアには痛いほどわかっていた。人間誰にも言えない過去があるのは知っているからだ。





レミリア「、、それに、さっきから思ってたけど、、フランは?」

シン「そういえば見てないな、、」

美鈴「何処へ行ったのでしょうか?」



しかし、ラオウは、、、




ラオウ「出てくるがいい!」

???「何でわかったのかしら?」



???は大きな翼を揺らせ、少しずつ降りてきた。
背丈はレミリアより少し小さくて、金髪の少女だった。



ラオウ「そんなに心拍数が上がっては、ばれて当然なのだ!」

シン「、、わからなかった」

美鈴「わ、私もです!」

レミリア「、、、」(汗

???「私はフランドール、レミリアの妹よ」

ラオウ「うぬがフランか」

フランドール「フランでいいよ」



フランが話に加わり、更に話が深まっていったのだ。






哀しき覇者 第1話 ( No.4 )
日時: 2016/06/08 00:12
名前: 蟹味噌 (ID: Fm9yu0yh)

フラン「お姉様!そのケンシロウって人はどんな人だったの?」

レミリア「そうね、、簡単に言えば少し変わった人かな?」

シン「いや、正確には一途な男とでも言うべきか、、」

美鈴「優しい人ですね!」

ラオウ「奴は甘過ぎる男よ!情け深いが故にな、、」

美鈴「確かに情が深い所はありましたね、でもイザとなれば大切な人を守る為に戦う、、そういう一面もまた良いんですよねぇ、、」ホンワカ

ラオウ「俺は奴に拳法を教えた身、だが、奴の北斗神拳は北斗宗家の血筋の関係上源流に近い形になっとるわ」

レミリア「北斗宗家?」

ラオウ「あぁ、北斗神拳の伝承者は代々その北斗宗家の血を引いたものがなる、、ケンシロウには実の兄がいる」

シン「なっ!?ケンシロウに実兄が!?」

美鈴「誰なんですか!?」

ラオウ「だが宗家の血を色濃く受け継いだのはケンシロウであった、、そして、ケンシロウはまだ宗家の力を解き放っていない、これでは故郷、修羅の国で死ぬだけだ!」

レミリア「修羅の国?」

ラオウ「俺たち北斗三兄弟の生まれ故郷、中国沿岸部の国だ」

美鈴「ち、中国!?ってことはケンシロウやラオウさんは中国人!?」

ラオウ「いや、ケンシロウには日本の血もある、それが彼の祖父にあたる、、我が師リュウケンの腹違いの兄、霞拳志郎だ」

レミリア「か、霞 拳志郎?」

ラオウ「ケンシロウの名はそこから取られたものだ!」

シン「なるほど、、」



続く


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