BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【おそ松さん】曲パロまとめ【BL松】
- 日時: 2016/06/11 14:01
- 名前: MITUKI (ID: fE.voQXi)
はい初めまして。
何時もは本館のなりきり板でおそ松さんのなりきりやってます。一人称は俺、性別(腐)女子のMITUKI(MIKE)です。
今回はpixivで投稿している小説がR-18なので見れないってネッ友が居たので、そのR-18の部分を全く入れない、物凄く健全な()部分だけ()を詰め込んだ物になります。
……いや、前言撤回です。あんまりグロくない、エロくないって意味の健全です。
パロってる曲の関係でグロくなるのは勘弁してください。pixivだともっと酷いので。
感想コメントはいつでも待ってます。でも荒らしは止めてください。俺自身嫌な思い出があるのでこれだけはお願いします。
【目次】
moonlit bear(カラチョロ。誰かが死んでいます)>>2
置き去り月夜抄(末松→水陸松。末松の殺人描写あり)
クロノ・ストーリー(一松のターン。霊木は誰かの口調を目指した)
悪食娘コンチータ〜コンチータおそ松と怪盗様〜(多分全松で主役はおそ松。本編が全体的にグロいのでこっちでは番外編のみ)
ヴェノマニア公の狂気〜ヴェノ公の夢物語〜(主役はまだ決まってませんが、本編がエロいので番外編のみ)
トワイライト・プランク(末松の幼い頃の話)
悪ノ娘〜齢14の王様、その記憶〜(カラトドのつもり。本編を書き直して番外編を追加)
悪ノ召使〜召使様の1日!〜(本編ではあまり書かれなかった召使十四松の日常)
リグレットメッセージ〜ありがとう、そしてさようなら〜(修道士として働く十四松。十四松が兄と行った場所をただ巡るだけの話)
Re:birthday〜もう会えなくても〜(人形に閉じ込められたトド松が輪廻の輪に戻る話。ハピエン)
円尾坂の仕立屋(カラトド。トド松が嫉妬しずぎて人殺してます)>>1
五番目のピエロ〜サンタさんとピエロのクリスマス〜(馬鹿松。クリスマスはサンタさんが活躍する日と教えてもらったピエロ。今日は殺し屋はお休み!)
悪徳のジャッジメント〜親バカ裁判長とその息子〜(水陸松。裁判所では厳しいカラ松。でも家に帰ると……)
ネメシスの銃口〜ある娘の記憶〜(にゃーちゃん。本編と番外編)
ハートビート・クロックタワー〜愛する息子へ〜(水陸松。息子の為に映画館を作った人の手紙)
茶番カプリシオ〜映画館は今日もわちゃわちゃ!〜(映画館の日常。同じ名前の人が複数出ていますが、そこはご愛嬌)
Maサバイバル〜豪遊貴族とお食事会〜(数字松以外。もしも殺し合いに発展しなかったらって感じのIf)
思い付いたら書いていくので、順番はまちまちです。ご了承下さい。
- Re: 【おそ松さん】曲パロまとめ【BL松】 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/06 23:19
- 名前: MITUKI (ID: zt./Gg/M)
円尾坂の仕立屋
※今回は全員F6です。
円尾坂の片隅にある仕立屋には可愛らしい主人が居る。
容姿は女と見違える程に美しく、それに加えて気前のよさと誰もが認める確かな腕で、近所でも評判が良い男だった。
何が彼を狂わせたのか。
side:トド松
ボクはトド松。円尾坂にある仕立屋の店主。店主……なんだけど何故か女主人って言われる。それくらいボクが可愛いって事だね!
最近の悩みは愛する彼の浮気症。ボクっていうのがありながら、家に帰って来やしない。
ところがある日、大通りで彼を見かけた。隣の男は一体誰?
真っ赤な甚平がよく似合う、赤髪の男と仲睦まじく歩くその姿。楽しそうな笑い声が聞こえて、ボクは咄嗟にその場を離れた。
どんなことがあっても仕事は頑張らなくちゃ。鋏を片手に一生懸命。
母さんの形見の裁縫鋏は研げば研ぐほどよく切れる。
そして甚平の縫い直しの依頼。その甚平はあの男が着ていた真っ赤な甚平にそっくり。
ボクに対しての当て付けなのかな?
頬を涙で濡らしながら(こんな時に彼が居れば良いのに)甚平の縫い直しに精を出す
次の日起きたら町は不穏な空気。なんか殺人事件があったんだって。
橋の前で彼を見つけた。隣の男は一体誰?
悲しい顔をしている彼に寄り添うように、声を掛けている眼鏡の男。緑髪で緑の帯がよく似合うんだ。
彼を笑顔にしていく男が妬ましくて、すぐに踵を返した。
そんな時に来た帯の修繕。あの男が着けていたのとそっくり。
やっぱりボクに対しての当て付け?
泣き腫らした目を擦りながら、帯の修繕に精を出す。
また次の日町はにわかに騒ぎ始めた。また殺人事件があったんだって。
簪屋の前で彼を見つけた。隣の男は一体誰?
今までより若い、黄色で袖が長い甚平を着た鳥のような黄髪の青年に、黄色いリボンを買い与えて。一体何をしようというの?全く見境が無いんだから。
そんな時に来た飾り付けの依頼。袖の先にリボンをつけてほしいらしい。
依頼された服は袖が長い黄色の甚平。
これで確定した。ボクへの当て付けだね!
裁縫鋏も糸切り鋏もこんな色だったかな?まあいいや。あともう少しで仕事が一段落する。その時にもう一度研ごう。
夏祭りも終わり、仕事も一段落した。
会いに来てくれないなら、ボクから会いに行く。
赤い甚平、緑の帯、黄色いリボンを一房の髪に付けて。
どうかな。ボク、君好みの男になったよ?
……可愛いよね
今日は町中が大騒ぎ。どっかの家主が殺されたんだって。
これで一家4人が何者かに殺された。
町中で彼を見つけた。声を掛けたら「初めまして、こんにちは」だって。ボク達まるで赤の他人みたいじゃん。ねえ一体どうしたの?
だけど仕事は頑張らなくちゃ。年に数回の1番稼げる時期なんだから。
何故か赤く染まった裁縫鋏、研げば研ぐほどよく切れる。
side:??
「はぁ……また回収し損なった」
彼が死んでから受け取るはずだった2対の鋏。彼が処刑されてから仕立屋に行っても、もうなくなっていた。誰の仕業かは分かってる。『Ma』だ。アイツだって大罪を集めているんだからあんなに丸見えだった物を回収するのは簡単な事なんだろう。
「それにしても酷い子だったよね。自分の『この身体』に悪いところなんて無かったのに。あの子は何が嫌だったのかな」
僕は交換した身体を鏡で見つめる。紫の髪に藤色の瞳。……多分前の身体より良いはずなのにな。彼に聞けば「そっちの身体は可愛らしく出来ない」らしい。男に可愛らしさも何もないと思うけど、窮屈だったからまあいっか。
そんなこんなでずっと身体を見つめてたら何かが足元にすりよってきた。ふと見ると可愛い黒猫。彼女が帰ってきたらしい。急いで服を着直して彼女を抱き上げる。本物の猫の身体じゃないから触り心地はあれだけど、ふわふわしているからいつもギュッって抱き締めちゃう。
「今回も失敗しちゃった。お前の身体も探さないとな……よし、早くこの国を出なくちゃな」
本当はこの島国を観光したい。けど急がないと持ち主が死んでしまう。
次はいつか訪れた青の国、独裁政治の裁判長が国を治めているらしい。国風とか色々500年前と全く違うとか。
「さあ行こう。次の大罪の器を回収しなくちゃ」
一松様はあんな簡単に諦めていたけども、私には理解できない。
今の私の体は可愛い黒猫のぬいぐるみ。体を壊された私に一松様が即席で作った物だから、声帯がない。だから「にゃー」と鳴くことも出来ない。
200年程前も私はぬいぐるみだったけど、その時は声帯があったし、食欲、睡眠欲って人間と同じ機能があった。それを考えると今回の体は不便。
でも一松様が取り替えた体に限界が来るまでの60年は耐えなきゃならない。次は私も人間の体を貰うんだから。
捕捉
仕立屋の主人→トド松
愛する彼→カラ松
赤髪の男→おそ松
緑髪の男→チョロ松
黄髪の青年→十四松
(4人は家族であり、長男はカラ松。速度が双子で全員2歳差。十四松はnot成人)
最後の語り手→一松
(永遠の魔導師一松。魂は永遠だが身体に期限があるので早め早めの交換。今回は丁度その時期に身体にコンプレックスを持つトド松と出会って身体を交換)
- Re: 【おそ松さん】曲パロまとめ【BL松】 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/03 06:29
- 名前: MITUKI (ID: zt./Gg/M)
六つ子のHPBお祝いしたかった……え?もうしてるって?
そう言えば円尾坂投稿したの24日だったんですね。
一度消えて心が折れたけどもう一回。
moonlit bear
暗い暗い森の中で、赤い赤い果実を拾った。
これはきっと神様からの
素敵な素敵なプレゼント
持って帰ればアイツは喜ぶかな?
涙脆いから泣くかもね
「……今日は月がとても綺麗だな」
早く早く家に帰ろう
こんな夜には……怖いコワイ熊が出るから。
せっかく見つけた。ようやく見つけたんだ。
誰にも決して渡したりしたくない!
花咲く夜の道、僕は駆け抜ける。アイツのいる家に向かって。
2つの果実をギュッと抱き抱えながら走り続ける。
このまま帰れば僕もアイツも
きっとシアワセになれるはず!
ところが後ろから怖い顔をした熊が僕を追いかける。
分かっていたんだ。この果実はあの熊の宝物だって。
でも渡せない。僕達のシアワセの為だから!
僕は走る、さ迷い走る。この幸せは逃せない。
いつの間にか僕は道に迷い、それでも逃げなきゃとただただ走る。
僕は泣いていて、熊も鳴いてた。2つの果実も哭いていた。
「もう止めて! 追いかけて来ないでよ!」
ガチャ……
やっとの思いで帰った来た僕を、アイツは優しく出迎えてくれた。
「お帰り」
「……ただいま」
でも……僕が抱いていた果実をみてサッと青ざめた。
「……チョロ松、ちょっといいか?」
「……え?」
果実を抱き抱えたまま、僕は座らせられる。
そしてアイツは悲しい表情をして言った。
「いいか? 俺達の子供はもう既にこの世には居ないんだ。だからその……その可愛い子供は本当の親の元に返してあげよう?」
指を指された果実を見下ろすとそこには……涙の跡を残して眠る2人の子供の姿。
僕は立ち上がって悲鳴を上げた後、へなへなと座り込んだ……らしい。アイツに教えてもらったからなんとも言えないけど。
それより僕の頭の中ではある記憶が思い出されていた。
イヴ・ズヴェズダとして行われた実験。男の僕に女性としての機能を無理矢理付けさせて孕ませる。
実験は一部成功した。僕の腹の中には子供がいたし、『神の子供』と呼ばれる双子だったから。でも……腹の中の子供は死んでいたし、実験も失敗した。そのせいなのか僕は何度も子供を拐い、追いかけてきた親を殺してからその子供を育てるけど、一度も上手く行った試しがない。
僕はなんて罪を犯してしまったのだろう! もう止めようと思った矢先にまた殺して拐った。
アイツは「俺も一緒に謝りに行く……今ならやり直せるから」と言うけど……
「無理だよ! だってもう……」
僕が親を殺したから……
片腕の子供をアイツに預けて扉を開けると、僕が身に付けていた腰エプロンを掴み倒れる男の姿。
アイツが悲しい表情を崩さないまま、その男の脈を確認するけど、その男は死んでいた。
傍らには小さなバスケットが転がっていて、中にはミルクが入った小瓶が2つ。
アイツは僕の肩を優しく抱き締めて、僕はその腕の中で泣きじゃくった。
次の日、男は千年樹の根元に埋めた。
僕達はその日からこの男から取った子供達を育てることにした。
子供を拐った青年:チョロ松
(魔女。今までイヴ・ズヴェズダとして活躍していた。実験が失敗してからは、チョロ松として森の家で暮らしている)
青年の夫:カラ松
(元科学者。今まではアダム・ムーンリットとして名を馳せていた。駆け落ちするようにチョロ松と行方を眩ませて、チョロ松と同棲中)
月夜の熊:おそ松
(双子の親で、アダムの義兄セト・トワイライトと言う男。アダムは大嫌いだった。彼も科学者であったが、実験が成功してからある人と行方をくらませた)
熊の子供:末松
(実験で産まれた『神の子供』自分達はヘンゼルとグレーテルだと思い込んでいる)
- Re: 【おそ松さん】曲パロまとめ【BL松】 ( No.3 )
- 日時: 2016/06/11 11:47
- 名前: MIKE (ID: zt./Gg/M)
リクエスト募集しようかな……
今書き溜めてるMa計画がどう考えてもR-18になるので目次から消そうと思います。
その代わりと言ってはなんですが、曲パロのリクエストを募集したいと思います。
ただし、ボカロ曲に限らせていただきます。と言うのも個人的に聞けないんです。嫌いな人が多すぎて。
それを踏まえた上で「こんな曲良いんじゃない?」と言うのがあったら教えてください。
- Re: 【おそ松さん】曲パロまとめ【BL松】 ( No.4 )
- 日時: 2016/07/22 21:36
- 名前: MIKE (ID: zt./Gg/M)
繰り返し一粒
おそ→カラ←チョロの三角関係。
カラ松語はログアウト。
男女の交際表現あり。
最終的には死ネタになります。
__________
「愛しているぞ」
都合よく言われた言葉
「俺も愛してる」
「僕も」
意味を失った言葉と好きだと言う自覚。
俺らから抜け落ちた『時間』を
『返して』と泣きわめく。
俺がいるのは場違い、居ると邪魔
言いはしてないけど聞こえてる
この気持ちがお前に理解できるか?
もう僕はいらない?お前のそばにいられない?
変えられないお前とのシナリオ
お前の言葉に傷つけられる僕の気持ちがわかる?
ずっと続けばいい
進んでいく先の甘い幻想
本気で信じていたのに。疑うなんて嫌で
「俺には本当に愛すべき人が出来た」
お前は彼女を作って、離れられていくような気がした。だけど
「やっぱり俺にはお前が必要だ。どこにも行かないでくれ」
繰り返すこの言葉、僕(俺)は消耗品扱い。
戻ってきてくれたからって舞い上がって馬鹿みたい。
端から見れば僕(俺)に特別待遇、でもひっくり返せば自分だけが得する利己主義態度。
代わりは他にも沢山いたんだ、って気付かれた人形は即退場。
戻れない、遠ざけたい。植え付けられ枯れた『お前との時間』と言う名の濁った表紙。
並べられてお前に他人と比べられて、俺はその他人より優位に立てた『モノ』。だから少し味見してすぐ『バイバイ』お前にこの気持ちが理解出来ますか?
「家を出て結婚する」
お前に刺された心の傷と、心が流した赤い涙。
「……そう。おめでとう」
「で……だな。その妹さんにお前の事を話したら『会いたい』と言っていたんだ。この前紹介した彼女似の子。1度会ってみないか?」
綺麗なはずの誘いですら全て
「なんで?僕はお前だけが良いのに……」
汚して見てしまうんだ。
「俺と結婚してくれないか?」
「……喜んで」
指輪を突き出す弟と受け取る女性。
ちょっとした好奇心で尾行して見た光景。いつかは来るって分かってた。だから涙なんて出ない。
「おそ松、釣り堀に行かないか?」
綺麗な誘いですら全て
「それよりお兄ちゃん、お前とイイコトしたいなぁ」
汚して返すんだ。
「……兄さん、おそ松兄さん」
俺の名前を呼んでフラりと立ち上がる2つ下の弟。
「ああ、わかってる」
つられて俺も立ち上がる。
「やっと皆家を出たし、やるなら今のうちだよ」
ふわりと弟が儚く笑みを浮かべる。アイツの前でもそんな顔をしてたのかと思うと無性にイラつくが、今となってはそんなことどうでもいい。
「そっか〜。みんな出てったのね。それじゃあ」
「「いこうか」」
「海なんていつぶりだろ」
「さぁ?中学が最後じゃない?」
他愛も無い会話で着いた先はとある海。海といっても砂浜じゃなくて、崖があるいかにも自殺スポットですって所。
「そう言えばあの手紙、最初に誰が見るかな」
「父さんか母さんだろ。みんな当分家には帰らないだろうし」
「それもそっか」
俺がチョロ松と約束していた事。
『みんなが家を出てもカラ松が離婚して帰って来なければ自殺する』
チョロ松と俺はカラ松に三股掛けられていた事を知ってたし、約束したのはカラ松が結婚するって決まったとき。
自殺する場所を海にしたのはカラ松のイメージカラーである青を見て死にたかったから。
「ねえ知ってる?前世で報われなかった恋人は、来世では双子になって生まれるんだって」
崖の下の海を見つめてぽつりと呟くチョロ松。
「それってさ俺ら六つ子な上に男同士だから意味なくね?」
「ははっ。前世でも報われなかったのかもね」
「そうだな。んじゃそろそろ……」
チョロ松としっかり手を繋いで俺が先に一歩踏み出す。
遅れて歩くチョロ松と合わせて浮遊感に身を任せる。
お前は俺らを捨てるまでに俺らの気持ちがわかったか?
Side:カラ松
「パパ〜、おてがみきてるって」
本を読んでいた俺の元に茶封筒を届けに来た可愛い娘。宛先は『松野カラ松様』
「ありがとうな」
娘から手紙を受け取ってすぐに封を開ける。便箋は2枚入っていた。
『カラ松へ
手紙が届いてる頃には俺は死んでんのかな。
俺がお前に言いたいのはただひとつ
俺はお前に捨てられた。その時の気持ちが理解出来るか?
さようなら おそ松』
「あ……兄貴?」
兄貴から手紙とは珍しい。だが書いてあることが滅茶苦茶だ。
「パパ〜?なにかおちたよ?」
「ん?どうした」
手紙を持っていた手の隙間から落ちた紙を拾って渡してくれる娘。正直まだ居たのかと思った。
「ありがとうな。お前はママの所に行ってなさい」
紙(触った感じ光沢紙だった)を受け取って娘を彼女の元に向かわせる。娘は「はーい」と笑顔で部屋から出ていった。
娘が「ママ〜あそぼ〜」と言っているのを聞き取った後、光沢紙を裏返す。
「なんだ……これ」
全裸で笑うおそ松と、はたまた全裸でおそ松の腕を枕にして眠るチョロ松の写真。
なにも考えられなくなって写真を本の上に裏返しに置いてもう一枚の便箋を開く。
『カラ松
僕の手紙読んでるならもう写真は見たのかな。
あの封筒に少し細工してカラ松の持ち方で写真が落ちるようにしてあったんだ。多分娘さんが見つけて拾ってくれたんじゃない?
写真の中身はお前が察してる通りだよ。いつの間に撮ったのか知らないけど、現像されたのを見た瞬間に殴り飛ばしたから大丈夫。
まあ、元はと言えばお前が悪いんだけどね。
余白ももう少ないし最後に1つだけ
お前と居れて楽しかった。さよなら
チョロ松』
チョロ松も書いてることが滅茶苦茶だ。
全く俺が何をしたんだか。
Fin
あとがき
意味不な終わり方ですね。すみません。
最後のカラ松の一言は自分は遊びだと考えていたのでおそ松達が自分を恨み、死んだ理由がイマイチ分かっていない的なあれです。
写真はチョロ松がおそ松に寝取られた後的な感じを想像していただければ……
この後はおそチョロが家に帰ってきていないことを兄弟から聞いて、探した末に岩場に引っ掛かって死んでる二人をカラ松が見つけます。入水自殺のつもりが飛び下り自殺になっていた瞬間です。
そしてカラ松が嘆き悲しむ。そこまで書こうと思いましたが、力尽きました。
誤字があったらすみません。親が度々見に来るので覗き見防止のフィルターを掛けていたらすんごい見にくくてそれでも無理矢理書いていたんで多分どっかに絶対あります。本当にごめんなさい。アイコンの青とフィルターの青が混じってて見にくい……
大罪パロは気が向いたら書きます。かなり前に書いた通りMa計画が書けなくなったので、次は書き溜めしている林檎売りの泡沫少女ですかね。十四チョロの予定です。
では今回はここまで。
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