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- 【文スト】福乱多め!人生短し恋せよ男子!【短編集】
- 日時: 2016/06/11 19:37
- 名前: 紅月姫 (ID: TM1He8zT)
紅月姫です。べにつきひめ。
可笑しいゆうなよ?←
大好きcp→福乱 国乱 太乱 太敦 国敦 芥敦
苦手と言うかアニメ派なのでキューちゃん??は知らない!(((
okk??
- Re: 【文スト】福乱多め!人生短し恋せよ男子!【短編集】 ( No.1 )
- 日時: 2016/06/11 19:59
- 名前: 紅月姫 (ID: TM1He8zT)
【福乱】【怪我】【貧血】
『貴方にごめんなさい』
「乱歩!!!!!」
「っ、つー…」
事件の現場で、解決し終わり油断していた。
乱歩に近付いている間に、乱歩の手を切った犯人は呻き声をあげた。
国木田だ。少し視線を送り、礼を言えば、乱歩の腕に目を移す。
「はは、油断してたよ。流石、ざっくり切れちゃった」
何て笑っている乱歩。相変わらず、腕からは血がだらだらと出ていた。
「大丈夫か」
「大丈夫だよ、別に。でも、血が止まんないや」
そういう乱歩は腕を押さえる。まずいな、…このまま血を流し続けたら、貧血になる事は間違いない。
「乱歩、帰るぞ」
「う、でも、固まっちゃうよ、福沢さん」
「……分かった、…」
しゅる、と乱歩の傷に、ハンカチを巻く。
白いハンカチはたちまち赤く染まる。
与謝野の所に連れてかなければな、何て考えながら、きゅ、とハンカチを軽く縛る。
「もう、平気だ。行くぞ」
「うん、…っ…」
くら、としたかの様に乱歩は倒れそうになる。
それを支えれば、改めて乱歩が細いと思う。
いや、そういうのどうでも良いのだが。
「あー…福沢さん、…酔ってるみたい…きもちわるい…」
「…寝てて、良いぞ」
そういって乱歩を抱き上げる。所謂姫抱き?…らしい。
「ん…あったかーい…」
乱歩はそういって、寝息を立て初めた。
あぁ、起きたら叱ってやらなければ。
油断してた乱歩も少しは悪いのだから…
何て思いながら、ぐっすり眠る、子供の様な寝顔を見た。
- Re: 【文スト】福乱多め!人生短し恋せよ男子!【短編集】 ( No.2 )
- 日時: 2016/06/12 01:31
- 名前: アラサワ ◆VhdwQ4NjzY (ID: w79JdDm2)
すごいです!
こんなにも文才のある方は全然見たことありません!
これからも楽しみにしております。
- 〜福乱〜「中毒患者」 壱 ( No.3 )
- 日時: 2016/10/09 01:21
- 名前: 脳 (ID: F343Lai/)
チクリと一瞬のめり込むようにして白い歯が突き刺さり、じんわりと痛みが尾を引いてついてくる。ソレが行われた痕跡である首に紅く咲く尊い跡を指先でソッと撫でると、なんとも云えない安心感に包まれた。
ーーーーーー依存、していたのだと思う。
「ねぇ、福沢さん…噛んで?噛んでよ。」
毎晩の様にソレを求めた。ソレがなければ寝付く事さえも出来なくて、やっと眠りにつくことが出来ても、悪夢ばかりを繰り返し見た。一種の中毒症状だ。そして僕は、その中毒患者に成り果てていて、その様な身体になってしっまたのだと自覚した。けれども厄介な事に、それが幸福な事に思えてしまった。僕は福沢さんと繋がっていられる“理由”の様なものをこの行為によって見出せたのだと、この行為こそが僕と福沢さんを繋ぐ“絆”なのだと、そう、想えた。
ーーーーーーーーーーー昨晩までは。
もう云い慣れたその台詞を、今晩も福沢さんの耳元で囁いた。ソッと彼の首に手を回すと、もう僕はこうして瞼を閉じ、ソレを静かに待てば良いだけ、ただ、なんとなく、なんとなく魔が差したんだ。知らなければ良かった、否、知らなければならなかった。好奇心。それが僕の胸を燻った時、僕は、瞼を開けてしまった。
僕を煽った好奇心は残酷にも幼稚で、ただ
ーーーーーー僕の首に跡を刻む時の福沢さんの顔は、どんな表情をしているのかなってーーーーーーーただ、それだけだった。
そうして見た彼の表情に一瞬、呼吸を忘れた。
僕の知る彼からは、片時も見せなかった様な悲しみ、切なさ、苦しさそれでも形容し難い色んな複雑な感情が込み合い、ひしめき合い、今にも零れ落ちそうな、そんな表情に、胸の大事なところをキュッと捕まれた様な感覚に陥った。なんで、どうして、そんな顔を?どうして今にも泣いてしまいそうな、そんな、なぜそんな顔を、なんで、なんで
なぜ?−−−−−−−−−−−−−−
そんな事を脳内で張り巡らせながら、彼の顔を、表情を、視線をもう一度見つめ返すと、当の本人は未だ、何度も何度も自身がつけてきたその痕跡をジッと見つめていた。そう云えば、この跡、
ハッと浮き出たその節に、福沢さんの首に回した腕をスルリと解き、洗面所に駆け込んだ。思い当たる節。 幾度と同じ場所に跡をつけるよう要求したはずなのに、鏡に映る首元の跡は、もう消えかかっていた。
ーーーーーーーそうか、そういう事か、僅かに昨晩ついた噛み跡の傍にもうほぼ肌色に近くなった薄い紅が咲いていた。それは、もう、残るな残るな、とつけた主が懇願しているかの様に。歯を肌に埋める瞬間、福沢さんは、ほんの少しずつ噛む位置をずらし、尚且つ、僕が安心感を覚える痛みになる様加減し、脳のなかでは、きっと僕が異常にも痛みを求める身体になってしまった事に懺悔していたのだろう。彼は、優しいから、僕が中毒者となっていく姿に自分自身を責めたのだろう。
この跡が、何よりの証拠だった。僕の感じていた安心は一人の大切な人の犠牲の上で成り立っていたのだ。それを、随分と長い間気づけずにいたのだ。否、気づくどころか、何も見えてなどいなかったのだ。それを理解した途端、思わずガクンと膝の力が抜け、洗面上の床の上に崩れるように倒れ込んだ。なにが、なにが、僕と福沢さんを繋ぐ“理由”だ“絆”だ。全部全部、ぜんぶ全部ぜんぶっ、僕が福沢さんの首を絞めていたのだ。僕こそが、消せない跡を刻んでいた張本人だったのだ。
ーーーーーねぇ、福沢さん。僕は何時からこんなにも馬鹿になってしまったんだろう。何時から、貴方の気持ちさえも見えなくなってしまったんだろう。−−−−−−−−−−−僕、僕、我慢するから、
ーーーーーーーーーー貴方にそんな顔は二度とさせないから、貴方に、もう二度と痛みを要求したりしないからーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー貴方の顔が曇る夜は一生来ないから。
でも、ねぇ、ごめんなさい、僕は悪い子だ。
貴方の目が届かないところで、また、痛みを求めてしまうの。
「嗚呼、もう、救いようの無い、中毒患者だ。」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
続く
- Re: 【文スト】福乱多め!人生短し恋せよ男子!【短編集】 ( No.4 )
- 日時: 2016/10/09 01:37
- 名前: 脳 (ID: F343Lai/)
私、福乱すきなのですよぉぉおっ!紅月姫様の小説を読み、私の小説を評価してもらいたいっ!という一心で書きましたぁ!!目を汚してしまうような駄作ですが、評価、もしくは感想頂けないでしょうかっ?
「はぁあ?糞みたいな小説に感想もクソもねぇよっ!」←
こんな心情なら、無視してくんさい。私は、泣く泣くベッドに五時間潜り込み、そして、シーツを濡らします←
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