BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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【オリジナル】ねぇせんせ【人外注意】
日時: 2016/07/16 22:54
名前: 胡桃ゆべし (ID: FSHRfx37)

[挨拶]

初めましての方は初めまして。
胡桃バターと申します。

人為らず者が好き過ぎて作りました。
はい、要するに人外です。

苦手な方はブラウザバッグ推奨です。


*


[当小説について]

この小説は
「人外の先生と弟子がほんわかホモホモするお話」です。

……甘ったるいので胃もたれ注意です。

Re: 【オリジナル】ねぇせんせ【人外注意】 ( No.1 )
日時: 2016/07/16 23:12
名前: 胡桃バター (ID: FSHRfx37)

暗い、森。

人為らず者が住んでいて、ヒトは近付いてはいけないらしい。


僕は、その約束を破ってここにいる。



____先生が森へ帰ると言ったから。
僕も一緒に着いて来た。


……僕は先生が好きだから。

突然…後ろに生えている、背高草がガサガサと音を立てる。





「……こんな所にいたのかい」


声がして、その方へ振り返る。


「アヴェル」

「先生……」


大きくて、白くて、もふもふしてて、狼みたいな顔と体。

でも彼は二足歩行だ。


……僕が「先生」と呼ぶ人。
本名は、先生が忘れてしまったらしい。


「あんまり遠くへ行ってはいけないと言っただろう?」

「……ごめんなさい、先生」


うつ向いて謝ると、先生は僕の頭を大きな手で撫でてくれる。


「さ、帰ろう。お腹空いただろう?」


先生は僕をぎゅ、と抱きしめて。


「うん、先生」


その気持ち良さに包まれて、幸せな気持ちになった。


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