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日時: 2016/07/18 16:48
名前: A3 (ID: aaUcB1fE)

織田作。

若し、私がもっと早くに
首領の策に気付いていたなら、
君は死なずに済んでいたのかな?

若し安吾がミミックや特務課に
ついて私達に打ち明けていたなら、
君は死なずに済んでいたのかな?

若し、芥川君が捕虜のミミック兵を
殺さず情報を聞き出せていたなら、
君は死なずに済んでいたのかな?

否、そんな事はないのかな。
私には分からない事が多すぎて、
気付けば、側に居た筈の人達は
手の届かない場所に行ってしまう。

でもね、織田作。
君が最期に教えてくれた言葉、
あのおかげで、たった一つだけ
分かった事があるんだよ?

此れから如何生きればいいのか。
生きる理由は見つからないけれど、
生きる道くらいは見つけたんだ。

ねえ、織田作、聞いてる?
私ね、マフィアを抜けたんだよ。
ま、本当は逃げ出したんだけど。

君のマッチ箱、とってるんだよ。
形見ってやつなのかな。
君の事を、何時でも想えるように。

ああ、そろそろ行かなきゃだね。
織田作、私、君ともっと
過ごしたかったんだよ?
いつか自殺に成功したら、
うんと怒ってやる。

「型豆腐、食べて貰いたかった
のになあ・・・」


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