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溺愛と暴力。【カラー】
日時: 2016/10/06 05:50
名前: 黒猫/ (ID: gKVa1CPc)

溺愛と言う名の暴力で僕を傷付けてよ。

暴力と言う名の溺愛で俺を愛してくれ。

そんな二人の 、歪んだ愛の物語 ___________________ 。






カラ松「、..いちま、..つ、..ん、..」

朝。早朝の淡い日差しが窓から差し込む中、次男はその眩しさに眠り乍眉を顰めれば愛しい彼の名前を呼んだ。

弟が夢の中に出てきたのだ。然し眠りが浅いのか時々寝苦しそうに寝返りをうっては布団を引っ張る。

その所為か、布団を奪われた隣の四男が目を覚まし、「クソ松布団取るなよ、..、」と寝惚けつつ隣の次男の方を振り返り、布団に潜り込んだ。

ピクリ。四男の声には確りと反応を見せて目を擦り、僅かに声を漏らすが言葉にならない。

数回瞬きを繰り返した後、窓の光から早朝であることを確認。

実家暮らし、無職の彼らには早すぎる朝だ。

長男、三男、五男、末弟を起こさない様にゆっくり起き上がれば立ち上がろうと、

「、..兄さん、?」

眠たげに目を擦る突然の末弟の声に一瞬肩を揺らして吃驚したが直ぐに笑顔になった。

カラ松「嗚呼、カラ松だぞ。、と言っても、お前の兄貴は5人も居るからな、。誰と勘違いしているのかは、」

トド松「カラ松兄さんだって、わかってたよ、」

次男の言葉を遮る様に話出すが末弟の笑みに次男は嬉しそうにした。

末弟はふわぁ、..と欠伸をした後状態を起こせば、「居間、行く、?」と質問してみる。

カラ松「、先、行っててくれないか、?、dream worldに御世話になってるブラザーを救い出さな」

トド松「あーうん先行ってる」

端末を手に取ればそそくさと寝室を抜けて階段を降りる。

実を言うと次男は四男が気になっただけだった。

すぅすぅ、と規則正しい寝息を立てる四男を見下ろせば、少しだけ苦笑いを浮かべて、

カラ松「俺の名を、呼んではくれないか、」

そう口にしてみた。寝ている時は静かだから、次男の見れる四男の静かな一面は寝ている時位だ。

カラ松「俺はお前を愛してる。、..、一松は____________、..いや、愛している訳ないか。、暴力、だからな。..、俺は悪い事をしたのだろうか、..?、」

次男が喋る内、四男の意識はどんどん現実へと戻ってくる。

愛している訳ない、暴力、悪いこと、。

それだけでも自分の事かも知れない、と考えると寝ているフリをするので精一杯だった。

でも、カラ松の"愛してる"と一松の"愛してる"は少し、違うかも知れない。

一松「、..ねぇ、」

小さく相手に問い掛けてみるが次男は先程のことで頭が一杯。

聞かれていたのでは、と徐々に頬を赤く染めるがそんなこと御構い無しに四男は言葉を続ける。

一松「あんたの愛してるって、なに。」


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