BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- あずまこと【合作】
- 日時: 2016/10/25 22:30
- 名前: 朝倉&我 (ID: z.RkMVmt)
オリジナルBL小説です。
ややこしいですが、攻めの真琴と受けの東間の話です。
セフレ関係をしている感覚の真琴。
と
そんな真琴を本気で想い、欲求不満の東間。
この二人の物語です。
よろしければ閲覧どうぞ。
- Re: あずまこと【合作】 ( No.1 )
- 日時: 2016/10/25 22:40
- 名前: 朝倉&我 (ID: z.RkMVmt)
俺、東間こと、柳沢東間男子高校二年三組は、同じく二年の二組にいる早瀬真琴が好きだ。
好きで好きでたまらなくて、告白したらセフレの関係でいいならイイよ、とOKを出してもらえた。
俺は周りからポジティブだと言われる。でも、好きな人とどんな関係だとしても付き合えるならいいと思う!うん!そうだよね!
真琴は男子校には滅多に居ないイケメンで、色気もあって、ムードメーカーだから、周りには常に人がいる。
俺は、腐男子だし、それ隠す為にコンタクトにした。
友達は、少なくて(でもいる)、いつも妄想しながらオナっちゃう。
真琴とヤるなら受けがいい。ほかのヤツとなんて出来ない。真琴じゃないと無理。
今日もシたい。丁度お昼だし、今から真琴を誘いに行ってきまーす!
まっててね、真琴!今行くよ!
- Re: あずまこと【合作】 ( No.2 )
- 日時: 2016/10/28 20:15
- 名前: 朝倉&我 (ID: pGxW5X.O)
「嫌だ」
学食へ向かおうと教室から出て来た真琴を廊下で呼び止めて、話を切り出すと、即答された。
ガーン、ってショックのあまり開いた口が塞がらないでいると、真琴が続けた。
「昨日もヤッただろ?一昨日も。今日の朝も。ヤりすぎ。ちったあ我慢しろよ」
「真琴ー、飯行くぞー」
「おー、じゃ行くわ」
「ちょっと待って真琴!」
真琴の付き添い人が真琴を遠くから呼ぶと、真琴が返事をして、俺と離れようとするから、急いで腕を掴んで引き止めると、力が強かったのか真琴が少しよろけた。
真琴は身長はある程度あっても男にしては少し華奢だから、力が強いやつに押されたらすぐよろけそうになる。
そんなとこも可愛いけど、今はそこじゃない。
「んー、なんだよっ」
「こ、この後!この後…シてくれたら明日まで我慢するから!お願い!」
「……明日?」
「…うぅー、わかった、明後日!」
よろけた真琴は振り向き際にまだあるのかと疑問を飛ばしてくる。引き止めた真琴の腕を両手で掴んで上目遣いで懇願すると、不満気に渋る真琴に、俺だって我慢出来るかわかんないのに、と泣きそうになりながら、1日延ばした。
ニヤリと笑ってしてやったりの表情の真琴。やっぱりカッコよくて見惚れる。真琴は腕を解放されると「じゃ、後で屋上でな」と言い残して表情を戻すと背を向けて学食へ駆け足で向かった。
真琴は、駆け足も軽快で、付き添い人と一緒に居る時に笑ってる表情も凄く好き。だけど、そんな真琴を独り占め出来る時間が一番好き。
- Re: あずまこと【合作】 ( No.3 )
- 日時: 2016/10/31 19:45
- 名前: 朝倉&我 (ID: pGxW5X.O)
五限目開始時の鐘が鳴り終えて、暫くすると、屋上の扉が開いた。
静かに扉を閉めた真琴を屋上の扉の方からは見えない死角となっている影へと誘導する。
慣れた様子でズボンのポケットに両手を突っ込みながら歩いて来る真琴は、本当にスタイルがいいなと思う。
それから、興奮気味で真琴に引っ付いた俺の頭を呆れたように真琴が撫でてくれる。それでも優しい撫で方に、真琴の良心を思って嬉しくなり、よりせがむと真琴は相手をしてくれた。
全てが終われば、二人で壁を背もたれにして隣同士で座った。
真琴の横顔を見る。真琴は空を見上げている。その反った喉に目をやると、ドキドキして目をそらしてもじもじしてしまう。
「お前さぁ……もうちょっと静かにできなかった?」
「……無理だよ、気持ちよかったもん…」
ふと聞こえてきた隣からの声に耳だけ傾けてたが、先程のことを思い出し、羞恥に顔が熱くなる。きっと顔が真っ赤なんだと思う。
言い返すと、真琴がため息を吐く。
「誰かに聞かれたらどうする?俺はシリマセンって言うからな」
「薄情!いいじゃん聞かれたって、俺は聞かれてもいいし、真琴と付き合ってるって堂々と言うから!」
「お前、それ言って解決すると思うか?引かれるだけだぞ」
「そんなの関係ないし!事実だもん!」
「…もんって…」
「大体、男子校には、あるあるでしょ?!」
「いや、ねぇよ」
「あるよ!ありふれてるよ!」
「おかしいだろ、ねぇから」
「真琴が知らないだけだよ!この学校カップルたくさんいるから!」
「希望した学校間違えたわ…」
「何言ってんの?正解だよ!だって、俺と会えたのは、真琴がこの学校に来たから、ね!でしょ?」
「何が『でしょ?』なんだよ…はぁ…」
時間を気にせず語った。
Page:1