BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 脳内百合的整理
- 日時: 2016/12/17 16:59
- 名前: さち (ID: k9pS0/Ff)
腐女子の恋の話です。初文なのでお目汚し失礼します。誰得でもありません。
私は腐女子だったのか
そう自覚したのが中学2年の秋だった。きっかけはその頃見ていたアニメの二次創作…を誤ってみてしまって、はじめは嫌悪感を抱きつつ興味本位でずるずると、あれ?という典型的なパターンだった。馬鹿か私は。だが後悔はしていない。
そして現在である。現在は何故か女の子にも興味を持ってしまった。しかも二次元でなく、実在する女子であった。私は今高校1年で華のJK?のはずがこれである。
ここに至るまでを分かりやすく説明しよう。きっかけはまた何かの漫画の二次創作で、某イラストコミュニケーションサイトにて発掘。いかにも「ふつくしい…」というタグに相応しい可憐で繊細なイラストだった。それに心動かされたので能動的に検索をかけるようにもなったのだ。それが中学三年の話である。後悔などはしていない。
そうしてオールラウンダーとなった私だが決して、二次元と三次元を混在されたりはしなかった。きちんと、それこそ住み分けはバッチリだったのだ。
- Re: 脳内百合的整理 ( No.1 )
- 日時: 2016/12/30 22:25
- 名前: さち (ID: W0tUp9iA)
のはずだったのだが、どうしてこうなった。
どうして私はこんなにも今苦しい。腐女子なるもの常に平面の世界の王子と王子に憧れを抱きあわよくば2人が結婚することを切に願って喜び悶え苦しむのが世界の常識、私の常識。
それがどうしてこうなった?
リアルなこの世界で動機胸焼け呼吸困難という。左斜め前の前の前の席のあの子(女!)を見ているとどうにもクルものがある。 目が離せない。好き!
…ってあれ。
という状態だ。気が付いた時にはもう遅かったのだから。私こんなんだったのかー。女の子に対してこんな、にしてもかわいいな。何故かあまり抵抗はなかった。どちらかといえば中学1年の春以来久々の想い人らしき人できて嬉しみを覚えた。
なにがいいかといえば、まずはなんといっても短い髪。そう、とても短い。後ろ姿だけだと男子に見えなくもないほどの、短い髪だ。これになんとも言えない萌を感じる。飾らない感じが初対面の頃から好印象であった。
そしてかなり背が高い。見下ろされたい、切実に。
声。これが太くていい声である。授業中先生に指名され、自力で考えて回答していた時などに、真顔でグッときた。
ここまでなんとも二次元的なあれである。やはり私は次元をさ迷っているのかもしれない。
- Re: 脳内百合的整理 ( No.2 )
- 日時: 2016/12/30 22:22
- 名前: さち (ID: W0tUp9iA)
他にも萌えポイントはいくつもあるのだが割愛にする。私は今何に苦しんでいるのかと言うとずばり、「話しかけられないこと」だ。すっごく話したい。話しかけて、抱きついて馬鹿にしたりしされたり。クラスメイトで同性ならば、そこまで交友を進めるのも不可能ではない。だが…
緊張する。
これは私の中のただのチキンだ。チキン極まりない。
運動部の朝練後の彼女とほぼ毎朝廊下で会うのだが、さて挨拶……!ができない。一応言い訳させていただくと、彼女は休み時間になると必ずと言っていいほど机に突っ伏して寝ている。私などが睡眠を妨害して良いものだろうか。いや、良くない。
だがチキンというかもはやコミュ障である。ちなみに私は話す相手が何を考えているのか異様に気になる質で、よって友達自体は少なくもないが気軽に話せるのは数人に固定されている。不満はないがこういうのはたまに不便だ。
そして寝ている時の彼女は「話しかけんなオーラ」をバンバン出している、ように見えるのは私だけではないはず。とにかく話しかけづらい。
出会った頃何回か話したことはあったが、意識し始めた途端躊躇い、二学期話しかけられぬまま今日、所詮言い訳である。
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