BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 流星のような恋
- 日時: 2017/01/02 12:22
- 名前: 歩島 るか (ID: I3BHkUjK)
はじめまして、歩島 るかと申します。
ありかど、でもほじま、でもお好きにお読みください。
こちらの作品は創作BLになります。
そのような描写が苦手な方は、お戻り頂くのを推奨します。
全くの初心者です。
拙い部分もあるとは思いますが、よろしくお願いします。
- 流星のような恋 ( No.1 )
- 日時: 2017/01/02 12:55
- 名前: 歩島 るか (ID: I3BHkUjK)
すいません、書き忘れてましたが、ファンタジー要素あります。
本当に申し訳ないです。
- - - - - - - - - - - - - - - -↓から本編です。
一面桜色だ。
ひらひら、ひらひら、花びらが舞い踊っている。
今日は入学式だ。
各々が期待や不安を抱えてやってくるのだろうか。
ああ、入学式はこんな感じなのか。
一人一人違う角、羽を生やし、個性を醸し出している。
一際目を引くのは、そうだなぁ。
青と緑のグラデーションがかった髪で、羽根が凄い大きいあいつ。
相当な美形のようだ。
まあ、俺には関係無いな。
たぶん、角と羽根が今ないのは俺だけだな。
そのせいで悪目立ちしている気がしないでもない。
- Re: 流星のような恋 ( No.2 )
- 日時: 2017/01/03 07:34
- 名前: ルルア (ID: X2arTSSH)
おはこんばんにちは!
BL好きなルルアです!
あなたの作品を読ませてもらいましたが、
すごくよかったです!
続きを待ってます!
- 流星のような恋 ( No.3 )
- 日時: 2017/01/12 17:36
- 名前: 歩島 るか (ID: I3BHkUjK)
ルルアさん、ありがとうございます!
とても励みになります!
全く更新できなくてごめんなさい。
本当にすみません。
- - - - - - - - - - - - - ↓から本編です。
好奇の視線から逃れるように、クラス分けの紙を凝視した。
人間界と違って、ここでは魔法式のものが多い。
クラス分けの紙もまた魔法式で、文字が浮き上がってきて、クラスまで案内してくれる。
"1-4"
この学校のクラスは全てで7つある。
1から5組の文字クラス、#と#*組で構成される記号クラスだ。
この分け方には特に意味はないと思う。
に、してもだ。
いくらなんでも広すぎだと思う。
紙のおかげで、なんとかクラスには辿り着けたものの、足が疲れた。
「はぁぁああっ」
床に寝転がってため息をついた。
無駄だ。
無駄に広すぎる。
静まり返った教室に響く、自分のため息。
誰もいない。
「やあ、こんにちは」
「っ!?」
驚きのあまり飛び上がって、更には後退りしてしまった。
くすくすと笑いながら近づいてくるそいつ。
恥ずかしくて顔が熱くなったから、思わず目を伏せた。
「ふふふ、驚かせてしまったかな?ごめんね、悪気はなかったんだよ」
と言いつもくすくす笑っているこいつ。
本当に止めてくれ。
「僕はラファエルの子孫。君は?」
それにしても。
なんでこいつ名前言わないんだ。
「名前は?」
キョトンとするラファエルの子孫(仮)。
なんだこいつ、名前がないのか?
「あ、あぁ、...ごめんね、僕の名前聞かれたことなかったから。僕の、僕の名前はアレキサンドライトだ」
....嬉しそうだな。
名前を聞かれたことがないなんて、俺からしたら馬鹿みたいな話に思えるけど。
「君の名前は?」
大きな羽根が、柔らかな日差しに照らされ、青緑色に輝いている。
本当に、ぴったりな名前だよ。
「俺は、」
俺、の名前、は.....。
「あ、ぁ、アイスクリーム、だ」
咄嗟に今日の朝食が出てきた。
アイスクリーム、なんてふざけた名前をつける親はまずいない。
ああ、何をしてるんだ俺。
きっとアレキサンドライトも訝しげな目を向けているに違いない。
そっと視線を上げると、アレキサンドライトが納得した様な顔をしていた。
「アイスクリームくんかぁ、美味しいよね!僕、チョコミントアイスがすきだなぁ...。」
「は?」
目をキラキラと輝かせて、饒舌に語るアレキサンドライトをみて、俺はわかってしまった。
こいつ、天然だ。
「あ、わかった。君の親御さんはきっとアイスが大好きなんだ!だからアイスクリームっていう名前をつけたんだよね?」
どうしてそこまで想像できるのか、
俺には到底理解もできそうにない。
「おい、」
ちょっと待て。
そう言葉を続けようとしたら、
「あっ!」
アレキサンドライトが声を上げた。
なんなんだ一体。
「君のあだ名、ミントがいいなぁ!いや、ミントだ!よろしくミント」
待て待て待て。
どうしてそうなった。
名前がアイスクリームだよな?
ミントの一文字も一致してないぞ。
「ミントくん!」
もういいや。
満足げに俺の名前を呼ぶアレキサンドライトをみて諦めた。
俺にはこいつを説得できやしない。
「なんだよ、....っあ!」
良いことを思いついた。
こいつにも変なあだ名をつければ良いんだ。
うーん、と突然考え出した俺に、目の前のやつはひたすら首を傾げた。
あ、れ、き、さ、ん、ど、ら、い、と。
....。
俺が好きな色は紫だから、シオン、とでもしておくか。
「お前のあだ名はシオン、だ」
目を丸くしたアレキサ、....シオンは数秒後にニコニコし始めた。
「よくわかんないけど、嬉しい」
「ああ、そうかよ」
こいつにはどんな攻撃も効かない、そう実感した俺だった。
「ああ、そういえばミントくん」
「なんだよシオン」
「今、練習大教室で集会中だよ」
「は?」
「だから、入学式の真っ只中だよ」
「....入学式、試験ついてたよな」
「うん。それに遅れたら学校に入学できない」
「.....それってやばくねぇか」
「だからそう言ってるじゃん」
それを早く言え!!!!
---次回予告---
入学式に遅れてしまっているミントとシオン。
どうにかこうにか間に合うにしたいが....?
次回をお楽しみに!
- Re: 流星のような恋 ( No.4 )
- 日時: 2017/01/12 17:42
- 名前: 歩島 るか (ID: I3BHkUjK)
アレキサンドライトくんの名前の由来ですが、アレキサンドライトというのは、昼の太陽光の下では青緑、夜の人工照明下では赤に色が変わる他の宝石には見られない性質があるダイアモンドより希少とも言われる宝石です。
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