BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 腐女子なJCの片思いな日常【実録】
- 日時: 2017/02/05 00:24
- 名前: 雪美 (ID: QZcHycQJ)
腐女子でオタクな私が初めて恋したのは、同性の親友でした_____
初めまして。
見ての通りGL小説です。
が、主人公と親友が腐女子なので少しbl要素も入るかもしれません。
尚、この小説の95%は実話になります。多分。
なので展開が遅いのは大目に見ていただけると嬉しいです。
ぼちぼち気が向いたら更新していきます。
- Re: 腐女子なJCの片思いな日常【実録】 ( No.1 )
- 日時: 2017/02/05 00:37
- 名前: 雪美 (ID: QZcHycQJ)
とりあえずキャラ紹介
・永川 祐奈
主人公。中2。腐に堕ちたのは小5~6。長髪メガネ。
音高を目指しているため一応ピアノは学校では上手い方。
優等生とか思われているが全くそんな事はない。
友達は少ない方だけど仲良くなった人にはめっちゃ心開く。
普通に異性が好きだったはずが気が付いたら藤花に恋に落ちてた。
・佐々木 藤花
主人公の友達。中2。オタク(若干腐も入る)。ショートヘア。
料理が上手で性格も良いため友達も多い。
なんとなく祐奈に声かけてみたらすごい懐かれた。
その他にも何人かいますがメインはこの2人になると思います。
- Re: 腐女子なJCの片思いな日常【実録】 ( No.2 )
- 日時: 2017/02/05 14:45
- 名前: 雪美 (ID: QZcHycQJ)
あの子に恋をしたのは、いつだっただろう。
正確には覚えていない。
ただ1つ言える事があるとすれば、1番隣にいたい人を考えた時しっくりきたのがあの子だった、ということだ。
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《出会い》
中学生になった最初の日。
その日はミッションのオンパレードだった。
クラスの人のイメージを掴み、仲良くなれそうな人を見つけ、友達を作る。
考えすぎとか思われるかもしれないけど、生憎私はコミュ障だ。
ちょっと「友達になろう」と思ったくらいじゃ声をかけられない。
どうやって声をかけ、何を言うかまで完璧に考えてからではないと恐怖で死んでしまう。……さすがにそれは大げさか。
とにかく、その日は友達を作ろうと決意を固めていた。
そのわずか1時間後、私は絶望する。
仲良い人が全員違うクラスだったのだ。
特に親友2人は同じクラスで私だけ違ったのは大ダメージだった。
「ああもうダメだ、中学校生活詰んだ」と、私は直感した。
そしてその日の最初の授業。
「プリントに印を書き込んでください」と言われたけど、
ぼーっとしていたせいでどこに付けるのか聞き逃してしまった。
ヤバいどうしよう、と思わず小声で呟いた時、
前席にいた子が私の方に振り返った。
「ここに印書くんだよ」
とプリントを指差して。
「あ、ありがとう」
感激と驚きで少し上ずった声でそう言うと、
その子は「うん」とただ頷いてまた前に向き直った。
優しい人だなあ、と私はしばらく脳内で崇めていた。
そして帰りにクラス表を見て、さっきの子が「佐々木 藤花」という名前である事を知った。
「佐々木さん、か…仲良くなれたらいいな」
これからの学校生活に少し希望が見えた気がした。
この時の私は、まさか1年後その子に恋をすることになるだなんて思いもしていなかっただろう。
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