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- 【東方】百合色恋模様【短編】
- 日時: 2017/02/19 19:14
- 名前: 空凪 雪乃 (ID: XZqXnkia)
そう、それはとても甘く。
でも、どこかほろ苦い恋。
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空凪雪乃と申します。
これは東方の短編百合ssを書くだけのスレです。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
更新はかなり不定期です。
下手したら亀さんよりもクッソ遅い時も……?
リクエスト受け付けてます!
リクエスト内容を書く時は
誰×誰(CP名)とテーマ(状況とか)
をお願いします。
扱いなれなくてキャラ崩壊する子もいるかもしれないので何でも許せる方がいいなあ……((殴
_______________
だけど、凄く甘酸っぱくもあって。
とても、不思議。
- Re: 【東方】百合色恋模様【短編】 ( No.1 )
- 日時: 2017/02/19 20:38
- 名前: 空凪 雪乃 (ID: XZqXnkia)
マリレイ
「よー霊夢、暇だから遊びに来てやったぜー!」
すたっと、乗っていた箒から降りて参道を歩いていく。
縁側を目指して歩き、いつものように、縁側の霊夢の座っている所の隣に座る。
「暇だからってだけで神社に来られると困るんだけど…」
いつものことなのだが、未だにその声色には慣れたようなものは見当たらない。
呆れているような表情をしながら霊夢はそう言った。
「まあまあ、私は人間だし妖怪神社にはなってないだろ?」
「誰の神社が妖怪神社ですって?」
フォローをするつもりだったのだろうが、それは逆に逆鱗に触れてしまったらしく、霊夢の顔はいつの間にか黒い笑みを浮かべていた。
「……はあ、まあいいわ。お茶、持ってくるわね。」
ひょい、と霊夢は縁側から立ち上がり台所らしき所へ行くと、お茶を淹れ始めた。
帰ってきた霊夢が持ってきたのは、一人分のお茶だった。
「あーごめんね魔理沙、茶葉が足りなかったのよ…」
苦笑いをしながら一人分だった理由を話すと、座っていた魔理沙と霊夢の間にお茶は置かれ、霊夢は元いた所に座った。
「……で、どーすんだよそのお茶。」
「…さあ?」
「おい。……あ、そうだ。こういうのはどうだよ。」
名案でも思い付いたかのように、自信に満ち溢れている。
魔理沙はぐいっとお茶を口に含むと、霊夢の唇に自身の唇を寄せた。
所謂「キス」というもの。
霊夢は今の状況に頭がついてこれず、ただただ魔理沙からのキスを受け止めていた。
魔理沙の目的はまだまだこれからだ、手を霊夢の後頭部に回すと、密度を更に高くしていった。
霊夢はようやく思考が働くと思った矢先に密度が高くなってしまった為、思考が追い付くのはもっと先へとなっていった。
やがて霊夢の唇をこじ開け、自身の唾液が混ざったお茶を霊夢の口内に注ぐと、魔理沙は唇を離していった。
「………っ〜!!」
この時、霊夢はようやく理解した。
『私は魔理沙に口移しをされた』、と。
「っ…!!な、何やってんのよバカ魔理沙ッ!!」
理解したと同時に赤くなっていく顔の感覚を覚えながらも、霊夢は言葉だけの反撃をした。
「へ?何って、口移ししただけだが…」
きょとん、という表情を浮かべ、平然と言う魔理沙。
「あ、あんたねぇッ…!!」
「まあまあ、二人ともお茶を飲めるしいいことじゃないか、落ち着けよ。………また、やるか?」
ニヤッとした妖しい笑みを浮かべる。
その答えは勿論………。
「やるわけないでしょ!!」
翌日、神社は夢想封印を散々発動したせいでボロボロだったらしい。
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