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好きになるその瞬間【みやポキ】
日時: 2017/03/16 14:51
名前: みずぬま (ID: o/qdi5y8)

ポッキーside>



「好きです、ポッキーさん。」



・・・僕は、この言葉を何回聞いたんだろう。

まっすぐに僕の目を見つめて、伝えてくれる。

その人の表情はすごく真剣で、いつものあのふざけているへらへら顔じゃない。

いつの間にか、その人に引かれていた。

...いや、もしかしたら一目惚れなのかもしれない。

いつも笑顔で、怒ることがなくて。

優しくて、大人で人気者。

運動だってできるし、頭がいいし。

なんでそんな完璧な人が、僕を選んだんだろう。

僕は、そんな人を好きになっていいんだろうか?

「・・・はい、はいそうですか。」
「えっ!?ねぇ今俺めっちゃ真剣だったよ!?何その冷たさ!!」
「だっていつもの冗談でしょう?信じませんよ、そんな冗談。」
「ひどいっ!!」


(ホントはすごくドキドキしてる...。)


認めたくない、認めない。

同性愛なんて、上手くいかない。

ましてやみやゆうさんは冗談なのに、自分はそういう、と、か...。

「・・・さ、動画編集するので、帰ってください。」
「なぁっ!?いいじゃん居ても〜泊まりたい〜ねぇねぇ嫁〜!!」
「っ・・・//嫁じゃないです、いいから帰ってくださいよ//。」
「ぅ"〜・・・。」


(ホントにやめて...//!!)


みやゆうさんがあんまりにも意識させるようなこというから...!!

どうすればいいんだろう?

・・・気づきたくない、気づかない。

(絶対に...!!)













みやゆうside>

「・・・はい、はいそうですか。」
「えっ!?ねぇ今俺めっちゃ真剣だったよ!?何その冷たさ!!」

(なんで伝わんないの...!?)

好きって何回伝えたんだろう。

何で好きになったんだろう。

一度ポロッとその2文字の言葉が出て。

無意識に出ちゃって、自覚したんだ。

(でも・・・)

「冗談でしょ。」

(こうやってとられるんだもんな...。)

・・・認めない方が、友達でいる方が、幸せなのかもしれない。

...でも、気づいちゃったんだ。

俺は、あなたに伝えたい。















みやポキside>





ポッキーさん、
        みやゆうさん。









     『好きです』