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メモ
日時: 2017/04/06 13:28
名前: 名無し (ID: dfpk6DJ/)

ロル練習の為 書き込み禁止 閲覧自由
版権BL 伽羅崩壊 話し方掴めん 誤字多発

Re: メモ ( No.1 )
日時: 2017/04/06 13:26
名前: 名無し (ID: dfpk6DJ/)

素晴らしい盛り上がりを見せたライブだった。俺は別に素晴らしいとは思えないが、体の熱が取れない。無意識の内でも楽しかったんだろう。盛り上がった分消耗も激しく忍は疲れて寝てしまって、手虎は「俺が家まで送るッス!」と無理をした様子で忍を背負って行った。深海先輩は手虎を心配したのかセコムの様に着いて行き、楽屋に残ったのは彼奴と俺だけ。鬱だ。何が鬱かって、俺の気持ちが一番に決まってる。部活で、ユニット練習で、帰り道で見る度に心が縮まる様な感覚を味わった。身体が火照って頭がぐるぐるした。佐賀美先生に何か可笑しくなっているのかと思いこの事を告げると、甘酸っぱそうな、何処か微笑んでいるみたいな表情をし、そういう事は俺より女の子…プロデューサーに聞いた方が良いとアドバイスをされた。答えになってないが、仕方が無いのでそのプロデューサーに聞いて見たら、答えが酷かった。曰く「恋のときめき」だそうだ。…いや、これの意味は理解出来る。この業界で生きてたらされる事もあるのだから。その言葉を頭に刻み込み、再び先輩を見た。やはり胸が苦しくて仕方無い。俺は遂に可笑しくなった、だって彼奴は男で、俺も男だ。所謂同性愛。気持ち悪いじゃないか、なのに、なのに俺は。気付いたら先輩を目で追ってるんだ。そして今の状況。気不味い、けど何か、嬉しい。疲れなんて今の俺には存在しなかった。すると先輩が椅子ごと此方を向いて、話し掛けて来た。
「高峯、今日は楽しかったな…♪二人だけなのが残念だが、俺の家で打ち上げでもしないか?」
考える迄も無く、俺の口は自然に「はい」と答えて。先輩は軽快に笑うと、外で待っていると楽屋を出て行った。鞄の中を確認する。最近上手く寝付けず、睡眠薬を処方して貰い今も持っている。粉タイプだ。そしてアイマスクとティッシュ、ハンカチや財布等が入っていた。千載一遇のチャンスなんだ。

少年は、既に狂気に蝕まれていた。


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