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ハマトラ!便利屋!
日時: 2017/04/21 14:51
名前: いち (ID: n8TUCoBB)

はい!閲覧ありがとうございます!
ここはアニメ、漫画のハマトラの小説を載せていきたいと思っています。
便利屋の2人中心に載せていきたいしだいです。

※アニメ、漫画にて、ネタバレ注意とさせていただきます。どちらも知っているという方は特に分かりやすいかと思います。
※BLで、レシバス多く載せたいと思っていますので、別館での投稿を致します。
※流血表現が多少あり、私の妄想も入った二次創作になっていますので、違う設定も入り組んでいます事をご了承ください。

Re: ハマトラ!便利屋! ( No.1 )
日時: 2017/04/22 12:25
名前: いち (ID: VNx.OVCe)

【戻ったチカラ】

数日前、ナイスとアートが横浜ミニマムホルダー虚無、及び多くの犠牲を出した事件を解決させたらしく、同時に不治の病を患っていたバースデイが治癒のミニマムホルダーである駿河によって完治した。
バースデイ自身は何か変わった気がしないと言っていたが、俺の眼には悪性の腫瘍一つ無いバースデイの姿が見えて、嬉しくて思わずバースデイを抱きしめ泣いた。

「え!?レシオちゃん!?どったの!?泣くなよ?!」

バースデイはそう言ってとても驚いていたようだが、俺の様子を見て自分の病が消えてなくなったことを実感したらしい。

その後、チユウとバースデイは共に退院して元の生活へ戻った。バースデイは便利屋を続けながらも仕事の依頼が無ければ、いつの間にかバイトを持ってることもあった。病気が治ったからと言ってこれまでの考え方や意識が簡単に変わる訳では無い。いつも通りバースデイの行動は急に始まる。楽しんでいるようでなによりだと思うが、やはり危険な事に巻き込まれなければ良いがと心配することもある。

カフェノーウェアが再開して、時間が空けばそこへ入り浸った。バースデイがナイスにちょっかいをかければナイスは上手いことハマる。ムラサキはナイスの発言に振り回され、はじめは特盛カレーを食べている。マスターが静かにしろと呟き、コネコがコップを拭きながら冷静にツッコミを入れる。時折、アートが来ては皆と器用に話をしてパンケーキを食べて本業へ戻っていった。
殆どいつも通りの生活。それが戻ってきたんだ。そう実感していた頃だった。

「いい加減にしろよナイス、お前の意見に合わせてたら金が入らん!」
「金じゃねぇーだろ」
「あらあらん、お二人さんはラブラブだこと♪」
「うるさい!俺達の話だ!バースデイは黙っていろ!」

ドンッ、パリンッバキバキッ

「「「!!?」」」
「お?」

普段は冷静さを取り戻すムラサキがバースデイの軽い冗談に持っていたガラスのコップをテーブルへ叩きつけるように置けば、普通の力では割ることの無いはずのコップがプレパラートを指で強く握った時のように簡単に割れ、同時にコップを置いたテーブルもコップを中心に重い重力がかかったように割れた。ムラサキの飲みかけの水が傾いたテーブルを伝って床へ落ちていく。
一瞬の出来事に何かを察知、したものの信じ難い光景に思考は高速で回転し始め、俺達は固まった。はじめは黙々とカレーを食べ続け、バースデイだけが声を上げた。

Re: ハマトラ!便利屋! ( No.2 )
日時: 2017/04/22 12:38
名前: いち (ID: VNx.OVCe)


「ムラサキ…?」
「ンな怒ることねぇだろうよ、ムラサキ。ラブラブなのはイイことじゃん?」
「……いや、これは」

ムラサキの向かい側の席に座っていたナイスがムラサキの表情を伺う。バースデイはその光景を気に求めずにムラサキの肩に片腕を乗せる。バースデイなりにムラサキに軽く謝罪の気持ちがあることを伝えたいのか、ムラサキの怒りをより煽って楽しみたいのか、軽い口調で言ったバースデイの言葉が聞こえていないかのようにムラサキは無視をして、自分の両手を見つめている。

コネコが動揺を隠せずオロオロしている中、ムラサキに起こった現象はミニマムの発動だと思われた。

「ミニマムが発動した…?」

ムラサキも驚きでハッキリしたことは分からなくてもきっとそうなんだと思ったらしく、額に汗をかき呟いた。

俺達はミニマムホルダーだ。ミニマムが発動することに関して慣れているから普通なら驚きはしない。だが、今回のは状況が違った。


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