BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ほのぼのオリジナルBL!
- 日時: 2017/04/26 13:47
- 名前: どんナベ (ID: VNx.OVCe)
題名が思いつかなかったので、こんなかたちになってしまいました!
とりあえず、小説載せたいという一心で作ったものです。小説を載せていきながら、ハッキリと決まり次第、題名をつけたいと思っております。
主人公は高校生一年生男子、ヘタレで元気な攻めです!
宜しければ閲覧下さいませ。
更新日 2017,04,26
- Re: ほのぼのオリジナルBL! ( No.1 )
- 日時: 2017/04/27 23:40
- 名前: どんナベ (ID: VNx.OVCe)
プロローグ
俺、真宮 新(まみや あらた)。今年から7割男子の略男子高1年生として、この桜南高校に入学した!
どの高校に行こうかは迷ってたけど、去年の夏のオープンキャンパスと、文化祭の見学含む下調べにて即決でここに決めた!
理由は、ただ一つ。
一目惚れをした相手に会うため、話す為、あわよくば付き合うため!である!
胸を張ってリュックサックの肩にかかる紐を握る手を強くして、皆が挨拶を交わし多くの人が通って行く門を潜った。
- Re: ほのぼのオリジナルBL! ( No.2 )
- 日時: 2017/04/29 12:41
- 名前: どんナベ (ID: syQ.nMvr)
1.出会い
夏のオープンキャンパス、午前中は校内の説明や行事予定等の紹介をスクリーンでされ、支給された昼ご飯を食べれば、係の先生の後に着いて行き、校内案内が始まった。
外の授業で教室を空けるクラスもありつつ、クーラーの付いている室内があれば、壁際に置いてある扇風機が回るだけの教室もあった。
先生の授業の仕方とかも見たけど、他の学校とあまり大差はない。教えている範囲が少し違うくらいだろう。
授業の終了を告げる鐘が鳴れば、周りは一気に騒がしくなる。案内係の先生が体育館へ移動するように話してる。列の最後に居た俺は、配布された行事予定表に目を通していた。
突如、ビュッと吹いた強風に一瞬目を瞑る。持っていたプリントが風に飛ばされ遠くへ流れる。
「あ!」
自分の持っていたプリントだと気づいて手を伸ばすが、走って取りに行こうとは思っておらず、ただ飛んでいくのを目で追っていれば、横から制服を着た人が走ってくるのが見えた。
一直線にプリント目掛けて走り、ある程度の距離から飛んだ彼は重力を感じさせない程跳ねて、軽々とプリントを捕まえれば軽やかに地面へ降り立つ。
美しくて、見惚れたんだ。
- Re: ほのぼのオリジナルBL! ( No.3 )
- 日時: 2017/04/30 00:33
- 名前: どんナベ (ID: syQ.nMvr)
スタスタ足を進めて俺の目の前で立ち止まったその人は、プリントを「ほれ」と俺に差し出す。
「お前の?」
風にサラサラ揺れる長さのバラバラな金髪。俺よりその人は身長が僅かに低くて、黒紫渕の眼鏡をかけて白い肌。光が反射して眼鏡の奥の眼は見えないけど、顔立ちが良いのは分かった。赤みの帯びてる唇。
頭の上から足の先まで見るように顔を動かす。
華奢だから着ている制服のサイズは合ってるのかもしれないけどゆったりとしている。
じっと見ていたら目の前が白い紙で覆われた。それでハッとすれば、プリントが退けられ、彼の顔が現れる。口の両端が均等に釣り上がる。
「オトコのカラダに、興味が、あるのかな?」
軽く首を傾げる。男の身体に興味があるか、だと?そんなわけある訳ないだろ。腹が立って眉を寄せ、言い返そうと口を開けば、別の人物の声によって遮られた。
「っ…なっ!そんなわけ」
「ミコト!」
「あ?」
声の聞こえた方へ顔を向ければ金髪の彼も振り返る。長身の男がこちらへ掛けてくる。きちっとした服装にスラッとした体型。切れ長の目は女子に人気がありそうだと思う。
「全く。誰だ?そいつ。ウチの生徒以外に当たり障りなく絡むなよ、迷惑かけんなって」
「はいー?プリントとってあげただけよ?親切じゃないのー?感謝してほしいぐらいだっつの!迷惑だなんてとんでもない!」
長身の男が金髪の彼に駆け寄るとプリントを持っていない左腕を引く。なんとなくその行為に目がいく。長身の男は俺に金髪の彼が悪い事をしたと思い込んで謝ってくれる。そうすればその行為に「俺は何も悪いことはしていない」と金髪の彼は遠まわしにふざけた口調混じりに告げて、今度こそ俺が受け取るようにか、「ほらよ」と言いながら俺の胸にプリントを押し付ける。
「あ…ありがとう、ございます…」
「次飛ばしても取ってやんねーよー」
俺の言った小さな声も聞き届けたのか背中を向けて歩き出した金髪の彼は軽く右手を上げて返事ついでに別れもした。
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