BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- オリジナル短編BL
- 日時: 2017/06/09 01:34
- 名前: あまのはし (ID: Gp3daWUL)
「一条くんと名取くん」の小説を載せている、あまのはしと申します。
駄作ばかりですので読者様には感謝するばかりです。宜しければこれからもよろしくお願いします。
ここでは、一条くんと名取くんの学校にいる彼等のような関係の物語を短編で載せたいと思います。
ー主な登場人物ー
生徒
二学年
・一条 航貴(いちじょう こうき)>>1
・名取 千秋(なとり ちあき)>>1
・井原 和樹(いばら かずき)>>2
・武田 信二(たけだ しんじ)>>2
・大津 華(おおつ はな)>>3
一学年
・柴田 健二郎(しばた けんじろう) >>3
教師
・佐伯 貴仁(さえき たかひと)英語>>4
・神崎 広充(かんざき ひろみつ)保健医>>4
CP
いちなと(一条×名取)
さえかず(佐伯×和樹)
しばはな(柴田×華)
細かい紹介は直に・・・。みたいシチュ等ありましたらいつでもお待ちしております!
- Re: オリジナル短編BL ( No.4 )
- 日時: 2017/05/28 18:31
- 名前: あまのはし (ID: v8ApgZI3)
〇佐伯貴仁〇
二年B組担任。英語教師。30歳。α。
父は弁護士、母は大学教授。銀髪癖毛。八の字眉にタレ目でヘタレに見えがちだが、兄貴肌。大津華同様に爽やかな顔立ちな為、彼ほど美形ではないが、女性は大勢寄ってくる。
井原和樹は幼げで生真面目優等生で一目でΩだと認識出来、その上小柄、危うい彼を護れるのは好意を寄せられた自分だけではないのかと思い、周囲には秘密の交際を始めた。井原の可愛さの虜になり、学校では教師と生徒と区切りを付けるのが難しいと最近悩んでいる。
井原から番関係になりたいと言ってきて、両者同意の上で番関係をもった。ラブラブ過ぎる彼らに他人が入る隙はない。モテるが自らスキンシップをするのは井原だけ。
〇神崎広充〇
私立T高校保健医。32歳。α。
αには一発で見抜かれるが、βやΩには自分がβだと偽る。可愛いΩを喰って番関係になりたい願望。既の所で逃げられるか邪魔が入るか、もう手遅れのパターンばかりで自分が不運なのではないかと思っている。黒色で軽くウェーブがかった鎖骨まである少し長い髪。スーツに白衣でAラインに見える。ニッコリ優しく笑む顔に隠せない男の色気。
滅多に保健室に来ないが大津がΩとしても男としても好きで保健室のベッドの上で寝込みを襲い、嫌がり反発してくる姿に興奮する変態。仲は良いが恋人関係にはなろうと思っていない名取にもスキンシップは多い。他人の幸せを崩したいと思ってる腹黒い教師。
- Re: オリジナル短編BL ( No.5 )
- 日時: 2017/05/25 22:23
- 名前: あまのはし (ID: v8ApgZI3)
「千秋、今日は休みだね」
「体調不良かサボりだろ?」
二年B組の教室、ベランダ側の席の一つ空いた席を見て井原和樹が空いた席の後ろの武田信二に話しかければ、さほど気にかけていない口調で返される。
話を振った井原もいつもなら空いた席に着いてる名取が休みな事に多少心配はするが、彼が休暇をとることはそれほど珍しい訳では無い為、沈黙を打ち消すために出した話題にすぎなかった。
だが、提出課題を丸写ししているのに忙しい武田に難しく長くなる話はする気がないようで、軽く笑って武田は返事した。
「そっかー・・・信二君、課題はちゃんと自分でやらなきゃだめだよ?」
「いや、俺は今、恋する乙女だから!」
「・・・え、それって関係あるの?」
「大いにある!」
「ないよね?」
井原の注意を聞き入れず、武田はシャーペンを握った拳を胸に当てて堂々と言う。一瞬考える井原だが、勉学と恋愛とは別だろうと思い発言するが、また課題を書き出した武田は発言を撤回しない。
武田が恋愛命!だと言う事を友人である井原は知っている為に呆れてため息しか出てこなかった。
- Re: オリジナル短編BL ( No.6 )
- 日時: 2017/05/29 22:06
- 名前: あまのはし (ID: v8ApgZI3)
《武田くんの片想い》
「そういえば、信二君は好きな人、いないの?」
「フッ、いたらもう付き合ってるだろ?武田はゲイだし、受け入れてくれる相手がねェー?」
「なんだと?いるに決まってんだろ」
井原の質問に首を横に振って嘲笑う名取。それに口元を引き攣らせながら答える。目を丸めた二人に「俺はこう見えて一途なんだからなっ!」と両手を胸の上で組めば、青ざめて引いた顔をした。
「聞きたいか?」
「この学校の生徒?」
ドヤ顔で質問すれば校内の生徒かと井原が聞いてくる。聞きたいと肯定したようなもので、「もちろんだ」と返せば、焦れったいのが嫌なのか名取は直球で「だれ」と聞いてくる。無表情で興味無さげに見えるが名取は興味ないことなら聞かないヤツだと武田は知っている。
「A組の大津華」
「「・・・・・・・・あ、あぁー」」
人物名を口にすれば、暫くして思い出したように二人は頷いた。机に頬杖ついて外を眺める。青空に点々と雲がある。快晴にしてくれない空に想いを口に出せない自分とを重ねれば少し笑えた。
それを見た井原と名取は無言で察した。
(ああ、武田(信二君)・・・片想いなんだな・・・)
と。
- Re: オリジナル短編BL ( No.7 )
- 日時: 2017/05/30 09:14
- 名前: あまのはし (ID: v8ApgZI3)
《大津先輩に想いを寄せる柴田くんと友人》
「そんでさ」
「おう」
「アイツ俺が間違ってるって言いやがったん」
「あ」
「ん?なに?」
「大津先輩だ!」
校舎三階、渡り廊下を通ってる最中、柴田は隣を歩く友人の話を聞きながら外へ目を向ければ、恋心寄せる大津の姿が見えて、窓枠へ走りより手を大きく振って声をかける。
「大津せんぱぁーい!!次体育なんスかぁー!?」
まだ話しの途中だったろ、と多少イライラしながらも柴田の隣にいた友人も窓枠へ寄って柴田が声をかけている大津の姿を見れば、声をかけられた大津はコチラを見てなんだか怒っている様子で何か身振り手振りしているが何せここは校舎の三階、校舎と外までの距離もある、大津が何を言っているのかは分からないが、目立つから大きな声を出すな、と言われてもおかしくないなと友人は思う。
隣で声をかける柴田を見れば、大声で声掛けをやめず、相手の近くでするような会話を振っている。そんな彼の周りには沢山の愛情やらハートやらが溢れているように見えて、リア充独特の雰囲気にため息が出た友人は柴田に声をかけて次の教室へ移動する。
「先、行ってるぞー」
その声掛けすらもきっと柴田には聞こえていないだろうと諦めつつも、あの二学年で女装ミスコングランプリを去年とった大津と強面な柴田が恋人になるなら羨ましい話だと内心呟いた。
- Re: オリジナル短編BL ( No.8 )
- 日時: 2017/05/30 17:19
- 名前: あまのはし (ID: v8ApgZI3)
《一条くんの呼び方》
教室内
一条「名取君、数学の提出課題、渡してくれるかな?(^ ^)」
名取「あー、はいよ」
井原・武田に名取が好きだと話した後の二人への絡み
一条「井原、名取を見ていないか?」
井原「お弁当忘れたらしいから食堂行くって教室出て行ったよ?」
一条「そうか、助かる」
名取と二人きり(副会長室内)
一条「千秋、また間食を摂っているのか?それでは夕食が入らなくなるぞ」
名取「あーはいはい」
一条「夕食は残さず食べるんだろうな?全く。両親に心配はさせるなよ」
名取「あいよー」
ーーーーーーーー
名取「ってさ、あいつが俺の為に変えてくれてるんだぜ?凄いと思わねェ?」
武田「そうだな、面倒だろうに一々変えて尊敬するな」
名取「だろ?俺、あいつがたまに母ちゃんに見えてきて」
武田「いや、そこじゃねぇだろ」