BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】
- 日時: 2017/08/13 00:07
- 名前: びすけっと (ID: S15uwbP1)
びすけっとです。
ハッピーツリーフレンズのナティスニが大好きです!
ていうかBLが大好きうへへ(←
ネタを思いついたら投下していきます。擬人化前提です!
更新はそんなに頻繁じゃないと思います……ゆっくりのんびりやっていこうと思います!!
- Re: 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】 ( No.2 )
- 日時: 2017/08/13 00:59
- 名前: びすけっと (ID: S15uwbP1)
とりあえずナッティの家まで来た。
ドアの前に立つと、ふんわり甘い香りがした。
「ナッティ」
ナッティを呼ぼうとして名前を言ってから、そういやあいつは病人なんだと思い出した。寝ているかもしれないし、起こしたら悪い。どうしたものか。
………………家の中に勝手に入っても多分大丈夫だろう。
「……すにふ」
驚いた。考えていて下げていた目線を上げると、パジャマ姿でドアを開けているナッティがいた。そんなに大きな声は出していなかったけれど、こいつ地獄耳か。
「ナッティ…起きて大丈夫なんですか?」
「………んー…すにふ…………」
僕の言葉を無視して、ナッティが抱きついてきた。人の言葉が聞こえているのか聞こえていないのか、どっちだよ。
…近くで見ると、頬も赤いしうっすらと汗をかいている。なにより抱きつかれている体が熱い。大分具合が悪そうだ。寝かせておかないと。
「……とりあえずベッドまで行きますよ。歩けますか?」
「へ?……べっど…………」
ベッドって聞いて顔赤くするな。にやけるな。なに勘違いしてんだよ。…熱で思考が回らないのか?……いや、いつも通りか。
- Re: 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】 ( No.3 )
- 日時: 2017/08/13 00:56
- 名前: びすけっと (ID: S15uwbP1)
「……ふぅ」
ナッティはベッドに寝かせておいた。ベッドの周りにはお菓子などが散乱している。あとで掃除しとくか。
「なんか食べたいものとかありますか?」
「すにふ……」
「は?」
「あ、アイスがいいっす…」
アイスか……
冷蔵庫にアイスがあるかな。
「ん、でも…アイスないかも、なかったらべつにいいよお……」
「無かったら買ってきますよ」
「…ん〜〜〜……」
「何ですかそれ。返事?」
「んーん……えっとねぇ………出かけて欲しくない……そばにいて」
「……はいはい、どこも行きませんよ」
たまに可愛いこと言うから困る。いや、困ってないけど。
冷蔵庫にアイスは無かったけどプリンはあったのでとりあえずプリンを持ってきた。
「プリンしかありませんでした」
「うん…ありがとぉ…たべる」
そうして、プリンを食べた後ナッティはねむってしまった。とりあえず部屋の掃除をしておこう。
- Re: 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】 ( No.4 )
- 日時: 2017/08/13 01:15
- 名前: びすけっと (ID: S15uwbP1)
部屋の掃除をしていたら、いつの間にか1時間以上経っていた。この部屋汚すぎだろ。
「キッチンも掃除しますか…」
ナッティの家で1番汚いのはキッチンだ。入った瞬間、むわっと甘ったるい香りがする。う、ホットケーキが放置されている。ちゃんとラップでくるんでおかないと…全くあいつは……ラップ見つからねえし……
「スニフ!」
「ひゃっ!?」
思わず素っ頓狂な声を出してしまった。後ろからナッティが思い切り抱きついてきたのだ。
「ちょ、ちょっとナッティ、ちゃんと寝てないと____んっ!?」
「ん、ちゅ…………いなくなっちゃったかとおもったぁ……どこにもいかないでよ、すにふ」
ナッティが首筋にキスしてきた。くすぐったくて身をよじる。
「すにふの体、ひんやりしててきもちー……ちゅっ♪」
「っ!わ、わかりましたから、やめてくだしゃっ、ひゃんっ!」
「ん…♪やだぁ…ぎゅーってしてないと、すにふどっかいっちゃうんだもん」
やばい、これはやばい。またナッティのペースに飲み込まれる。ていうか、ナッティはまだ良くなってないんだから寝てないとダメだし、僕に風邪がうつったら意味無いし!
- Re: 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】 ( No.5 )
- 日時: 2017/08/16 01:19
- 名前: びすけっと (ID: NbE37YYW)
「ナッティ、まだ熱があるんだから、寝てないとだめでしょう!?」
「んー……だって、ほんとに、スニフがいなくなったかとおもったから……」
「う………」
確かに、具合が悪い時は人恋しくなるものだ。
いつもアホみたいに元気だから忘れていたけど、ナッティは意外と寂しがり屋だったんだ。
「……ごめんなさい。僕はどこも行きませんよ」
「うん……ぼくもごめん、スニフ見つけた時に、むねのあたりがきゅーってなって、よく分かんなくなって……」
「い、いいですよそれは別に………ぼ…僕の事が……す、好き、ってこと、でしょう…」
「えっ!?そうなの!?……えへへ、これって好きの証拠だったんだぁ…ふふっ」
全く、変なところは鈍感なんだから……あと、こいつには照れるって感情は無いのか。僕のお腹に抱きつきながら「好き…好き……えへへ」とにこにこ笑いながら繰り返し呟いていて、逆にこっちが恥ずかしくなる。
「ねぇ、スニフも、ぼくのこと見るときゅーってなる??」
「ま、まあ……なりますよ…」
「えへへ〜。両想いだ〜」
「………………」
「あれ?スニフ、顔真っ赤だけど…風邪うつっちゃった!?」
「ち、ちがいます!……ナッティが、す、好きとか、両想い…とか恥ずかしげもなく言うからですよ!」
「……スニフかわい〜!」
「う、うるさいです……うぅ……///」
- Re: 【HTF】ナティスニ小説置き場。【BL】 ( No.6 )
- 日時: 2017/08/16 02:12
- 名前: びすけっと (ID: NbE37YYW)
ナッティが落ち着いたようなので、再びベッドまで連れていった。
「今度はちゃんとそばにいますから、ちゃんと寝るんですよ?」
「……ほんと?」
「本当です」
「んー…」
「ナッティ?……わっ!?」
ナッティがいきなり僕の服の裾を掴んでベッドに引っ張られた。おかげてかなり狭いし、すぐ目の前にはナッティの顔がある。
「ちょ、ちょっと…!ナッティ…?」
「えへへ……こーしてれば、スニフ、どこにもいかないでしょ」
「…しょうがないですね」
「……ねえ、今日ね、ほんとは誰にも会わないようにしてたんだ」
「……はい」
「フレイキーがさっき来たんだけど。心配かけたくないから」
「追い出されたって言ってましたよ」
「う…あ、あとで、あやまる」
「…いいこですね」
「えへへ…それでね、いっつもスニフとか、みんなに迷惑かけちゃってるから、今日は1人で治そうっておもったの」
「だけど、スニフの声きいた瞬間に、なんだろ…甘えんぼになっちゃった」
「んー、そんでね……えっとぉ…そんくらい、スニフが大好きってこと!」
なんだ。ナッティは1人でなんとかしようとしたのか。
多分なんやかんやあっても、ナッティは強いからきっと大丈夫だろうけど。
……嫌われたんじゃなくてよかった。
「ふふふ……なんですか、それ」
「わ、笑わないでよぉ……一応、真剣にお話したんだから〜!」
ナッティと目が合って、どちらからでもなくくすくすと笑う。布団の中で繋いでいる手が暖かい。
こんなに暖かいなら、安心だ。このまま眠ってしまおうか。次に起きた時にも、隣に君はいるんだから。
おわり。(次の日案の定スニフに風邪がうつった)
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