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BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 信じてる。【腐向けHQ兎赤小説】
- 日時: 2017/12/26 01:17
- 名前: 白雪 (ID: oeBTzWxb)
『ごめんね、あかぁし。』
『絶対戻ってくるから。』
『信じてまっててな…』
『ぼく、とさん…どこ…?』
朝起きると、隣には誰もいなかった。
今日は朝練はない日だし、朝早くから出かけないといけないような用事もなかった。
『コンビニでも行ってるのかな?』
帰ってくるまでに朝ごはんでも作ろうかとベッドから出ると、俺は新たな違和感に気が付いた。
彼の荷物が一切ないのだ。
昨日あんなに散らかしていたはずの月間バリボーも、練習着も、普段着も、なにもない。
まるで彼が元からいなかったかのように。
『…夢なのか?』
夢であってほしい。
夢じゃなかったら、彼は俺を捨てて…。
そこまで考えて、俺は頭をブンブンと降った。
木兎さんが俺を捨てるわけなんかない。
だって昨日だってあんなに愛し合ったんだもの。
考えれば考えるほどわからなくなってくる。
ボーッとしながら俺の作った朝ごはんは一人分だった。
食べながら、俺はあることを考えた。
彼なら、知ってるんじゃないか。
木兎さんの失踪の謎を。
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