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的場荘の住人
日時: 2018/01/29 15:27
名前: 紅月圭吾 (ID: nG1Gt/.3)

的場荘まとばそうと言う名の二階建て、2K六部屋のアパートに住む住人の話です。

日常からストーリー重視となっておりますが、BLより傾向があるのでコチラにスレッドをたてさせていただきました。

まだまだ小説は未熟者ですのでアドバイスなどございましたら、気軽にお教えください
また、誤字脱字は気をつけますが、ありました場合はご了承ください

Re: 的場荘の住人 ( No.1 )
日時: 2018/01/29 15:26
名前: 紅月圭吾 (ID: nG1Gt/.3)

1−1.的場荘の的場さん

俺は紅月圭吾あかつきけいご20歳、高校を中退したが働く気は起きず家から追い出され、少し離れた市に家賃激安な物件を見つけた。
引越し手続きを終え、年齢不詳説がありそうな大家に挨拶に行く。

1階階段下にある部屋のプレートには“的場”の字。インターホンを鳴らせば、すぐに出てきた。
無精髭に黒く丸い小さな伊達眼鏡、茶髪の髪が切られることなくボサボサ自由に伸びている、背中に祭りと書かれた青い法被を来た一見寝間着姿な男性。

「こんにちは、引っ越し手続き終わりました、今日から隣に住むことになります、紅月です」

「ああ!紅月君、どうもよろしく」

「よろしくお願いします」

思い出したように口端を上げて右手を差し出してきた的場さんに軽くお辞儀をして差し出された右手に握手する。握手をしながら的場さんから言伝が。

「入ってきて早々で申し訳ないんだけど、住人に挨拶回りに行ってくれないかな、近所さんはいらないからさ、なんなら手土産もいらないし、ただ挨拶だけでも」

住人同士顔と名前はなるべく覚えてほしいとの事で面倒だが大家の言うことは聞くべきだと思い、笑顔で分かりましたと言えば「ありがとう」と握手していた手を離し、その手で俺と話は終わったと手を振った。

多少大家の態度にイライラは残るが挨拶回りに行くことにした。

Re: 的場荘の住人 ( No.2 )
日時: 2018/01/29 15:45
名前: 紅月圭吾 (ID: nG1Gt/.3)

1−2.103号室の佐久間さん

俺のもう一つ隣の部屋の扉の前に立つ。プレートには“佐久間”と書かれてる。インターホンを鳴らせば扉が勢いよく開いてぶつかりそうになり慌てて後ずさる。勢いよく扉を開けてきた部屋の主は不機嫌そうに要件を問う。

「何?」

金髪ピアスにネックレス、裸足で出て来るところから印象はチャラい。名前を言って挨拶に来たと言えば「あっそ」とどうでも良さそうに呟きそっぽを向いた。扉を閉めないあたり、何か言った方が良いのかと思い、作り笑顔で軽くお辞儀をする。

「今後とも、よろしくお願いします」

「ハァ?あんま関わりたくねぇから訪ねてくんなよ、隣で煩くしたらぶっ殺すからなァ!」

大声で脅しをかけてきた挙句、勢いよく扉を閉められ会話は終わってしまった。

俺はまた額に青筋がたってしまった。


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