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- 半同居生活【エルリ】(現パロ)
- 日時: 2018/03/03 15:40
- 名前: あをのあか (ID: fHjxvMJe)
俺はエルヴィンと付き合っている。
別に、特別な思いを抱いているのはエルヴィンで、
俺はどうでもよかった。
金も身寄りも何もない俺を拾って、
「養うから付き合え」と半ば強引に押し倒され、
首を縦にふることしかできなかった。
エルヴィンを振り払ったとしても、
俺には生きるすべが無い。
養ってもらうしかなかった。
あいつの部屋は、男一人で住んでいたせいか、物凄く汚なかった。
まずエルヴィンの部屋を片付けることを俺は優先してやった。
そこから毎日、エルヴィンの家に通うようになった。
エルヴィンは仕事が忙しいようだから、
俺が部屋を掃除したり、夕飯作ってやったり、
家事全般はこなすようになった。
これじゃ、どっちが養ってんだか分かりゃしねぇ。
「ただいま、リヴァイ」
エルヴィンが仕事から帰ってきた。
なんだかやつれて見える。
「おかえり。今日は鍋にするから、準備手伝え」
「今日は鍋か。ちょうど食べたかったんだ、すぐ手伝うよ」
エルヴィンは何故か俺には甘い。
仕事場では、厳しいことで有名らしいのに。
やっぱり、俺は特別?ってことか...
色々思っている内に、エルヴィンは鍋の準備を終わらせていた。
「リヴァイ、食べようか。」
「あ、あぁ」
俺は早速、エルヴィンに聞いてみることにした。
「なぁ...エルヴィン」
「なんだ、リヴァイ」
「なんで、普段厳しいお前が...俺にだけ態度を変えるんだ」
「リヴァイも厳しくされたいのか」
「そういう意味じゃねぇ」
「それとも、“好き”とか“特別だから”とか、そういう言葉をかけられたいからか」
エルヴィンはいつも俺の真意をついてくるようで嫌だ。
「本当は分かってるのに、俺に直接言わせようとするリヴァイは本当にかわいいよ」
「...うるせぇ」
「ははっ、ごめんごめん。リヴァイ、怒らないで。食べたら皿洗いするから」
「嫌だ...ゆるさねぇ」
「じゃあ何をしたら許してくれるんだ」
ずっと下を向いていたリヴァイが顔をあげた。
「...一緒に朝まで寝てくれたら許してやる」
「皿洗いはいいのか」
「だってお前、皿洗いしたら絶対1枚は割るだろ」
「わかった、それにしてもリヴァイと寝るのは久しぶりだな。あっ、もしかして違う男とヤったりしたのか...?」
「は?ヤる訳ねぇだろ。バカか、てめぇは。大体、てめぇこそ違う奴とヤったんじゃねぇのか」
「俺がリヴァイ以外とヤる訳無いだろ。今日は久しぶりだから、優しくしてあげるよ」
「そんな気遣いいらねぇ。いつも通りでいい」
-END-
【ちょっと続き】
次の日の朝___
「あ、起きたのか。おはよう、リヴァイ。」
起き上がろうとしても上手く起き上がれない。
足腰が痛い。やっぱり、エルヴィンとヤると、気持ちは良いが次の日が大変だ。
「チッ、お前のせいで起き上がれないじゃねぇか」
「それはリヴァイが望んだんだ。いつも通りってことは、激しくしろってことだろ」
「...チッ」