BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- ターレス
- 日時: 2018/03/24 15:23
- 名前: あやあや (ID: h4V7lSlN)
※腐向け、キャラ崩壊、初投稿、駄文
?「ここは…どこだ?」
頭の上に疑問符を浮かべるこの男の名はターレス。先程、孫悟空に元気玉をくらわされ今、あの世にいるのだが、本人はそのことにイマイチ気がつけていない。そんなターレスの肩を、ポンポンとたたく者がいた。
タ「誰だ?」(ギロッ)
鬼「オッオニ!!(ビクッ)僕はここで働いている鬼ですオニ!えっと、君は実体化しているけど死者オニね?死者ならこれから閻魔様に、天国に行くか、地獄に行くか判断してもらうことになるからさっさとこの列に並ぶオニ。」
ターレスに睨まれ一瞬体が強張った鬼だったが、すぐに冷静になりターレスに用件を伝え立ち去ろうとした…が
タ「(死者…?)おい、ちょっと待て?!死者って…俺は死んだのか?!」
鬼「オニッ!え…ま、まあ頭の上に輪っかもあるし間違いないと思うオニ。たぶん。」
タ「そうか…俺はあの攻撃で…」
ターレスに呼び止められまた答える羽目になる。正直なところ怖いのでさっさと仕事に戻りたいのだがターレ
の質問はまだつづいた。
タ「なぁ、いつだったかここにバーダックっていうサイヤ人が来なかったか?」
鬼「えっ!!あーそこら辺の事は閻魔様に聞いた方が詳しく分かるオニ。んで、その閻魔様に会いたかったらこの列に並ぶオニ。」
タ「…ああ、わかった。そう言う事なら素直に並んでおいてやるか…。」
うまい事言いくるめてターレスの質問ぜめから逃れた鬼はそそくさとその場を離れた。
一方、ターレスもおとなしく列に並び自分の番が来るのを待った。
何時間経っただろうかようやくターレスの番になり、ターレスは閻魔らしき鬼の前に立っていた。
タ「長い時間待たせやがって。あんたが閻魔か?」
閻「そうだ。お前は…ターレスだな。」
タ「ああ、違いねぇ。」
閻「えっとお前の行き場は…」
せわしなく手を動かしながら話を進める閻魔に、ターレスは先程おあずけになっていた質問をぶつけた。
タ「俺はどうせ地獄に行くんだ。そんな事はどうでもいい。なあ、いつだったかここにバーダックっていうサイヤ人が来なかったか?俺によく似た男だ。赤い鬼があんたに聞けばわかるとか言ってたんだが。」
ヒントが少なすぎるターレスの質問に顔をしかめていた閻魔だったが、しばらくすると、いきなり「おおっ」と
言って手を叩いた。
タ「わかったのか?!」
閻「ああ、そういえばずいぶんと前にお前より少し色白だったがお前によく似たサイヤ人がきたな。で、お前はそいつに用があるのか?」
するとターレスは少しだけ悲しそうに顔を歪ませ閻魔の質問に答えた。
タ「いや、生存確認をしただけだ。…そうかやっぱりあのまま…。」
閻「(?)まあ、お前とあいつに何があったかは知らないが…とりあえずさっさと地獄に行ってはくれないか。後がつかえてるんだ。」
ターレスの言った言葉に少し興味を持ったものの、とっとと次の仕事にとりかかりたい閻魔はターレスを追い出しにかかる。
タ「ハハッ、強制的に追い出されるのかよ。まあ用も済んだ事だしお望み通りさっさと地獄に落ちてやるよ。」
そういってターレスは地獄に落ちていった。その背中を見ながら閻魔は頭の中で、「(あー、やっと行ったな
サイヤ人はいろいろと面倒ごとを起こすから嫌なんだ。あっ、でも地獄で事件を起こす野郎が一人増えたって事
だよなぁ。あー面倒くさい。)」とかなんとか呟くのだった。
しかしそんな事は知らないターレスは地獄を見学中(荒らし中)である。
タ「へー、地獄っていうからもっと酷いのを想像してたけど意外と楽勝そうだな。」
まあ実際には、土地は荒れ、炎に包まれている、一言で言うとまさに「地獄」という場所なんだが流石はサイヤ人、こんな風景にも慣れているらしい。
タ「…探すか。…今何してんのかな。」
こんなところに来て早々誰かを探そうなんて思いついた事に自分でも驚いた。今どうしているのかな、なんて女々しい事を考えたのも初めてだった。
ー好きだー
生前、あいつが死ぬ数日前、スカウター越しに俺が伝えた言葉。そのままあいつは帰らぬ人となったがその気
ちは今も変わっていない。
タ「(…返事…まだもらってねぇよ。)」
気がつくと俺は崖の上に立っていた。下には血の池があり、多くの人が溺れていた。が、
タ「…いねぇ…。」
目的の人は見つからない。もしかしてもう転生してしまったのではないか、そんな恐ろしい考えが頭に浮かびターレスは慌てて考えを取り消す。
タ「そんな事あるわけない。あいつに限って…。」
考えれば考える程不安に飲み込まれていく。怖い、怖い、怖い…。
タ「バダ…まさか本当に…」
ほんとうに…あんたは…もう…?
?「俺が本当にどうしたって?」
俺の背後から聞こえてきた聴き慣れすぎた声。…きっとこれは幻聴だ。俺が生み出している、一番都合のいい
トーリー。きっと振り返った先には何もなくてがっかりするのがオチだ。そう自分に言い聞かせる。なのに…
?「おい。聞こえてんだろクソレタス。耳の中かっぽじるぞ。」
こんなにそっくりに話しかけられたら期待してしまう。思わず振り返りそうになってしまう。いないはずなのに。
?「チッ、自分から名前呼んどいてそれかよ。…顔、こっち向けろよ。」グイッ
タ「!?」
俺の目の前には俺にそっくりな顔。心の中に押し込めてあった小さな期待が膨れあがった。
タ「…ホンモノ…?」
?「はっ?寝ぼけてんのか?俺に本当も偽物もあるかよ。」
俺の頭を押さえつけてた手の力が少し強くなる。本当にバダの手だ。そう、わかった途端に、押さえつけてき
何かが溢れるように涙が出てきた。
タ「バ…ダ……ヒグッ」
バ「っバカ、泣くなっ。はぁー、体は大きくなっても精神はガキかよ…。」
そう言いつつも撫でてくれているバダの手はあったかくて、なつかしくて。ほんとずるいと思う。
どのぐらいの時間泣いていただろう。ようやく落ち着いて俺はいつの間にか寄りかかっていたバダの胸板から離れる。
バ「ようやく落ち着いたかよ。クソガキ。」
タ「…ああ、ありがと…//」
なんかもう女々しくてもいいや。そう思える程の幸せをこの会話で感じる。やっぱりあんたが好きだ…。そう言おうとした時、
タ「!?」
唇を塞がれた。一瞬だったけど目の前バダの唇で。
タ「バダ!?なっ何して…
バ「……返事…」
タ「…えっ?」
言おうとしたことを遮られ、言われたその言葉の意味が分からず一瞬固まってしまったターレスだったがバーダックの「俺が死ぬ前の…」という付け足しで意味を理解し、ターレスの元々真っ赤だった顔がさらに真っ赤になる。
タ「そっ、それって…///」
バ「…………//////」
触れるだけの軽いキス。でもそれに隠された答えはすごく強いもので…。
タ「ありがとう…」
それだけ言って俺はまたバダの胸筋に寄りかかった。
あとがき
ぎゃああああああ!とんでもない駄文だぁぁぁぁぁぁ!!!!タレが乙女!バダがおしゃべりすぎる!なんなの
このクソ駄文!!!!!!!!ここまで呼んでくださった方々にスライディング土下座をしたい!!!!!!!ここまで呼んでくださった方々本当にありがとうございましたぁぁぁぁぁぁ!(スライディング土下座)