BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

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小学生のBL小説を書いてみた♪
日時: 2019/05/07 08:42
名前: ねがぽじ (ID: enDlMgfn)

小学生のBL小説を書きます。
駄作ですが宜しかったら読んで下さい

白原 充の場合

その一

>>1

その二

>>2

その3

>>3

大嵩 雪火の場合

その1

>>4

Re: ショタコンの為に小学生のBL小説を書いてみた♪ ( No.1 )
日時: 2018/07/15 19:07
名前: ねがぽじ (ID: eOElfXbg)

これは、小学生BL小説です。
登場人物は、白原充と大嵩雪火です。
登場人物は、全員小学生5年生です。

〜白原充の場合〜

〜その一〜

〜小さな恋の物語〜

俺は、あることで悩んでいた……
それは、十年生きてきて初恋の相手が他の奴と違って特殊と言う事だ。

「充、帰ろうぜ」

俺は、教室で帰る準備をしていたら同じくらいの年の男の子に話し掛けられた。

「ああ、帰ろうぜ、雪火」

俺は、話し掛けられた相手の方を向いて返事をした。
この充って言うが俺の名前で正確には白原 充て言う。
で話し掛けてきたのが俺の大親友の大嵩 雪火だ。
それから俺の初恋相手でもある。
ついでに俺も雪火も男だ。
悩みって言うのは、初恋の相手が男で親友という事だ。
俺が雪火に恋してると気遣いたのは、小学二年生の時だ。
それから苦労の連続だった。
雪火に俺の恋心を気づかれないようにしないといけないからだ。
それなのに雪火は、俺によく抱きついてくる。
それに過激のコミュニケーションまでしてくるから大変なんだよな……
まったく雪火は、俺の気も知らないでよ……
俺は、深くため息を吐いた。

「……み……る……充、おい、充、聞いているのか?」

雪火は、俺に何回も呼び掛けていた。

「えっ!?な、なんだよ、雪火?」

俺は、雪火の呼び掛けに我に返り雪火に返事をした。

「まったくこの頃ぼーとしすぎだぞ、充」

雪火は、軽くため息を吐いて腕を組みながら俺を見つめた。

「こ、ごめん、雪火。
それでなんて言ったんだよ、雪火?」

俺は、慌てて雪火に軽く頭を下げて謝った。

「この前、充がしたいって言っていた新作の格闘ゲーム手に入ったんだよ。
だから充の家でやらないかって言ったんだよ」

雪火は、テレビゲームの格闘ゲームのソフトを俺に見せた。

「えっ、まじかよ!?
だってあのゲームて凄い人気のゲームではないかよ。
良く手に入ったよな」

俺は、雪火の持っているゲームソフトを見て声をあげて驚いた。

「この前に俺の出演しているラジオ番組でこのゲームを欲しいな〜てそれとなく言ったんだよ。
そしたら俺のファンの子がプレゼントしてくれたんだよな」

雪火は、自分の芸能人としての有名なのを自慢するように話した。

「やっぱり有名の芸能人は、違うてことかよ。
有名の芸能人って良いよな……」

俺は、ほしいと言って手に入る雪火が羨ましく思い羨ましそうに雪火を見つめた。

「そう僻むなよ。
そのお陰でこのゲームソフトが手に入ったんだからさ」

雪火は、俺の頭をぽんぽんと優しく叩いて俺の気持ちを宥めた。

「それは、そうだけどよ……
なんか変な感じだぜ……」

俺は、芸能人の雪火が遠くに行ってしまうんじゃないかと不安に感じた。
俺は、何とも言えない表情を浮かべた。

「もしかして俺が遠くに行くと思って寂しく感じたのか?」

雪火は、俺の態度を見てなんとなく俺の気持ちを解ったように俺の顔を覗き込んだ。

「ちげ〜〜よ。
そんな事がある訳無いだろう!?」

俺は、考えている事を言い当てられると慌てて顔を真っ赤にして雪火の言葉を否定をした。

「本当の事を言われたからって照れるなよ。
充は、本当にツンデレだよな」

雪火は、後ろから俺に抱きつくとほっぺたをつんつんと突っ突いた。

「熱いから抱きつくなよ!
それに照れてねえよ!
それよりもさっさと俺の家に行こうぜ」

俺に抱き着いている雪火を振りほどいてさっさと歩き出した。

「まったく充は、連れない奴たな……
そこが充の良いところでもあるがな」

雪火は、仕方がなさそうに苦笑いを浮かべた。
俺は、雪火の言葉を無視してひたすら家に向かって歩いた。

「あれ、鍵が閉まっているお母さんが出掛けているのか?」

俺は、仕方がなくランドセルから鍵を出して家の玄関についている扉の鍵を開けた。

「俺の部屋は、階段を上がって右の部屋だから先に行っておいてくれよ」

俺は、玄関で靴を脱ぐと雪火の方を向いて先に自分の部屋に行っておくことを伝えた。

「ああ、解ったよ、先に充の部屋に行っておくな」

雪火も玄関で靴を脱いで俺の方を向いて先に充の部屋に行くことを伝えた。
俺は、急いで台所に向かい麦茶とせんべいを用意した。
お盆の上に麦茶とせんべいを置いて急いで二階の俺の部屋に向かった。

「麦茶を持ってきたぞ」

俺は、麦茶を雪火の前に置いた。

「おう、さんきゅうな、充」

雪火は、ニッコリと笑い麦茶を一口飲んだ。
俺は、雪火の態度が変わっているのを気がついた。
雪火は、なんだか嬉しい事が合ったようにニコニコしている感じがした。
雪火にどんな嬉し事が合ったのか解らずに不思議そうに首を傾げた。

俺と雪火は、二時間くらいゲームをすると雪火が帰って行った。
ついでにゲームソフトは、置いていってくれた。
返すのは、いつで良いと言った。

寝る前にいつもと同じように日記を書こうと思った。
でも日記帳がないのに気がついた。

「えっ、嘘だろう!?
日記帳がなくなっている!?
あれには、俺の大切な秘密が書いてあったんだぞ!?」

俺は、慌てて家の中を日記帳を探し回った。
でも日記帳は、結局見つからなかった。
突然、雪火が明日の日曜日に二人で映画に行こうと言い出した。
演技の勉強になるからだそうだ。
別に用事もなかったし何よりも雪火の頼み事だから映画に行くと返事をした。
雪火と俺の2人で映画を見るって事でデートみたいでドキドキした。
映画館の前で胸をドキドキさせながら雪火を待っていた。

「ごめんなさい、お待たせしました」

後ろから誰かに声をかけられた。

「雪火、遅かった……な……?」

声をした方を振り向くとそこには、黒髪のロングヘアーで白のワンピースを着た典型的な美少女が立っていた。
俺は、しばらくその女の子を見つめていた。
その女の子は、俺の手をとった。

「それでは、行きましょう」

俺の返事を待たないでさっさと映画館に入って行った。
映画が始まってもその女の子の事が気になった。
何回も女の子の方を見てしまった。
その女の子は、俺の視線に気がついてニッコリ笑った。
女の子は、それからいきなり俺の口にキスをした。

「なっ、なっ、何をするんだよ!?」

俺は、女の子にキスをされると顔を真っ赤にして大声で叫んだ。

「あら、まだ気づかないのですか?」

女の子は、口元を押さえてクスクスと笑った。

「いったい何がだよ!」

俺は、なんで女の子が笑ったのか解らずに大声を出してなんの事を言っているのか質問をした。
でも映画館の中で声を出した為に周りから冷たい眼差しで見つめられた。

「映画館で話をするのも迷惑だから場所を変えましょう」

女の子は、話す場所を返る事を伝えた。
俺と女の子は、近くの公園に移動した。

「それで話を戻すが充、俺だよ、俺」

女の子がカツラを脱ぐと女の子の正体は、意外な人物だった。

「せっ、雪火!?
なんて格好をしているんだよ!」

俺は、今まで一緒にいた人物が雪火だと解ると驚いて声を出した。

「やっと気づいたのかよ。
充たら気づくのが遅すぎだよ」

雪火は、楽しそうに口元を押さえてクスクスと笑った。

「そんなの普通は、解るかよ!」

俺は、雪火にすかさず相手が雪火だと解らない事を突っ込んだ。

「それで俺の女装姿にドキドキしていただろう。
充の鼻の下が伸びていたぞ」

雪火は、楽しそうにニコニコしながら俺の顔を覗き込んだ。

「鼻の下なんか伸びてねえよ!」

俺は、大声で反論した。
でも心の中では『やばっばれている……』と思った。

でも待てよ。
さっきの女の子が雪火だと言うことは……

俺は、ある重大な事を気付いた。

「おまえ、俺にキスをしただろう!」

俺は、顔を真っ赤にして体を震わせて右手の人差し指で雪火を指差した。

「やっと気づいたのかよ。
気づくのが遅すぎだぞ」

雪火は、自分の腕を組んで満足そうに俺を見つめた。

「お前、何故あんな事をしたんだよ……」

俺は、戸惑いながら雪火を見つめた。

「それを答える前に見てもらいたい物があるんだよ。
これがなんなのか解るよな」

雪火は、一冊の日記帳を出して俺に日記帳を見せた。

あれ?
見覚えのあるような……
てそれって俺の日記帳だよな!?

「それは、俺のだよ!
さっさと返せよ、雪火」

俺は、慌てて雪火の持っている俺の日記帳を取ろうとした。

「そうだな……今度は、充から俺の口にキスをしてくれたら返してやっても良いぞ」

雪火は、俺が日記帳を取ろうとする手を避けると意地悪ぽく微笑んで俺を見つめた。

「そんな事をできる訳ないだろ!」

俺は、雪火の体を震わせて顔を真っ赤にして雪火を睨んだ。

「あや、できないの?
それならば今からこの日記帳の内容を声を出して読もうかな」

雪火は、悪戯ぽく微笑んで両手を後ろで組んで俺の顔を覗き込んだ。

「くっ……解ったよ……
雪火にキスをしたら良いんだろ!」

俺は、体を震わせて恨めしそうに雪火を睨んだ。

「うん、そうだよ。
素直に俺の言う事を聞く充は、好きだよ」

雪火は、嬉しそうに大きく頷いて俺の事を好きな事を伝えた。
俺は、雪火の口に軽くキスをした。
それから俺と雪火は、互いに見つめると照れ笑いを浮かべた。
俺は、雪火の様子を見て雪火も俺の事が好きだと理解した。

「充は、何故こんな事をしたのかまだ知りたいのか?」

雪火は、照れ笑いを浮かべて俺がこんな事をした理由を質問をした。

「うん、知りたいよ……」

俺は、雪火とキスをした事により発情したように顔を赤らめて雪火を見つめた。

「じゃあ、その答えを教えてあげるな」

今度は、雪火から俺に甘くて長いキスをした。

「は〜〜俺達がこんな関係になってどうなるんだろうな……」

俺は、雪火と恋人になったのが嬉しかった。
でも男同士で付き合うのが世間的に問題だと思い軽くため息を吐いた。

「そんなに落ち込むなよ、充。
芸能界で俺達とよく似た者同士のカップルは、結構いるぞ」

雪火は、軽く俺の肩を触り芸能界では、普通な事を伝えた。

「そうだったのか……
てっまさか雪火も他の奴に攻められた事もあるのか!?」

俺は、俺達のような恋人が芸能界には、沢山いると聞いて安心したように微笑んだ。
でも雪火も他の人に好意を寄せられていると思い慌てて雪火に詰め寄った。

「その事については、心配するなよ。
俺は、昔から充一筋だったんだからよ」

雪火は、俺以外は、興味がない事を伝えた。
雪火は、俺に気持ちを伝えるようにもう一度俺の口にキスをした……

〜つづく……?〜

Re: 小学生のBL小説を書いてみた♪ ( No.2 )
日時: 2018/07/19 05:44
名前: ねがぽじ (ID: qrBpqQ.I)

これは、小学生BL小説です。
登場人物は、白原充と大嵩雪火です。
登場人物は、全員小学生5年生です。

〜白原充の場合〜

〜その二〜

〜ライバルは、ハンサムな先生!?〜

雪火と両思いになって一ヶ月が過ぎた。
俺は、相変わらず雪火にラブラブアタックをされている。
クラスメートにそれをからかわられる日々が続いた。
そんなある日、俺と雪火の関係を揺るがす事件が起きた。

「始めまして、星河 一葵(ほしかわ かずき)です。
お産の為に休んでいる村崎先生の変わりに5年3組の担任になりました。
短い間になると思いますがよろしくお願いします」

23歳位のハンサムのお兄さんが教壇に立って自己紹介をした。

「カズ兄〜!?」

珍しく雪火は、椅子から立ち上がり驚いていた。

でもカズ兄……?

「おっ、お前、雪火かよ。
昔、隣の家に住んでいた。
いや〜大きくなったな〜。
昔は、こんなに小さかったのによ」

一葵先生は、雪火を抱き抱えて高い高いをした。

「ちょっとカズ兄、恥ずかしいってよ!」

雪火は、子供扱いされて顔を真っ赤にして一葵先生を見つめた。

「雪火は、本当に変わってないよな」

一葵先生は、ニコニコ笑顔で雪火のおでこにキスをした。

・・・

・・・・・・?

・・・・・・・・・!?

てっ雪火にキスした〜〜〜〜〜〜〜!?

「ちょっと先生、雪火に何をしているんですか!?」

俺は、慌てて立ち上がり先生に不満を伝えた。

「何って再会の喜びを表現しているだけだよ」

先生は、俺が何故そんなに怒っているのか解らずに不思議そうにキョトンと私を見つめた。

「だからっと言って生徒にその……
キスをするのは、やりすぎだと思います」

俺は、キスの言葉を言いにくそうに顔を赤らめながら述べた。

「そうなのか?
でも昔は、良く雪火にキスをしていたよ」

先生は、平然の顔で爆弾発言をした。

な、なんだって〜〜!?
そんな羨ましい事を何回もしていたのか!?
俺だって数えるくらいしかキスをしていないのによ!
って今は、ショックを受けている場合ではないよ

俺は、ショックで少しだけ言葉を詰まらせた。
でも俺は、直ぐに正気を取り戻した。

「でも、それは昔の事なんですよね。
今は、もう俺達は、小学5年生ですよ。
今キスをしたらセクハラです!」

俺は、先生に精一杯の反論をしようとした。

「そうなのか?
雪火も同じ事を思っているのか?」

先生は、キョトンと首を傾げて雪火の方を向いて質問をした。

「おでこにキスぐらい普通だぞ。
充は、細かい事を気にしすぎだぞ」

雪火は、キョトンとしながらキスをするのが普通な事を伝えた。

雪火の奴、俺の事をあっさり裏切りやがった〜〜!?

「本人もこう言ってる事だし問題がないよね」

先生は、俺の方を向いて問題がない事を伝えた。

「で、でも……」

俺は、雪火が取られると思いなかなか先生の行動を認める事ができなかった。

「は〜〜……充、細かい事を気にしすぎだぞ」

雪火は、軽くため息を吐いて俺が細かい事を気にしすぎな事を伝えた。

「雪火は、気にしなさすぎだっちゅうの!」

俺は、雪火の考えが気にしなさすぎたからすかさず突っ込みをした。

「じゃあ、これでこの話はおしまいだね。
そろそろ授業を始めたいのだが大丈夫なのかな?」

先生は、これ以上話しても意味がないと思い授業を始めたい事を伝えた。

「は、はい……」

俺は、これ以上反論しても意味がないと思いしぶしぶと自分の席に座った。
これが自分にとって最悪の天敵と出会った最初の出来事だった。
それからあっという間に放課後になった。

「今日は、芸能界の仕事が無いんだろう。
久しぶりに一緒に帰ろうぜ、雪火」

俺は、放課後に雪火の近寄ると一緒に帰る事を提案した。

「あっ、ごめん、充。
今日は、カズ兄と一緒に帰らないといけないんだよ。
ほら、カズ兄が久しぶりに俺の親父や母親に会いたいって言うんだよな」

雪火は、すまなそうに謝って先生と帰る事を伝えた。

「で、でも昼休みも先生に学校を案内していたじゃん。
いくら何でもそこまでしなくても良いんじゃないか?」

俺は、雪火と帰りたくて雪火にそこまでする必要がない事を伝えた。

「でもカズ兄は、まだこっちに不慣れなんだよ。
やっぱり面倒を見てあげないとね。
それにほっとけないんだよな。
あっ、もしかして充は、俺に嫉妬とかしていてくれるのか?」

雪火は、俺が雪火に嫉妬しているのが嬉しくてニコニコしながら俺の顔を覗き込んだ。

「なっ!?
俺が嫉妬するわけがないだろう!
いくら何でも自意識過剰なんだよ!
じゃあ、勝手しろ、じゃあな!」

俺は、雪火に嫉妬してる事を指摘されると顔を真っ赤にして否定した。
俺は、雪火に嫉妬をしてる事を言い当てられるとそれに怒って雪火の返事を聞かずに教室を出て行った。

まったく俺の気持ちも知らないでよ……
雪火の馬鹿やろう……

それからとしばらく同じような事が続いた。
久しぶりに雪火と日曜日に遊ぶ事になった。
でもまさかあんな事になるとは思ってもいなかった。

「雪火の奴、自分から遊ぶのを誘ったのに遅刻とはどう言う事だよ……」

俺は、愚痴を言いながら久しぶりに雪火とデートができると思うと胸がドキドキしながら雪火を待った。

「ごめん、充、お待たせたな。
少し出掛ける準備に手間取ったよ」

後ろから誰かに話し掛けられた。

「遅いぞ、雪火。
まったくいつまで待たせるつもり……なんだよ……?」

俺は、後ろを振り向くと雪火と一緒にいる人物を見て信じられないようにその人物を目を開けたり瞑ったりしながら見つめた。

「って先生!?
何で先生がココにいるんだよ!」

俺は、驚いて右手の人差し指を先生に向けて先生を指差した。

「そんな言い方をしたらカズ兄に失礼だろう。
ほら、カズ兄は、ここの町に引っ越してきてたばかりだろ。
昔この町に住んでいたと言ってもかなり町の中が変わっているからな。
解らないところが沢山あると思ってね。
案内することになったんだよ。
俺一人だけよりも充と二人の方が案内しやすいって思ってな。
別にそれでも構わないよな。
それとも何か用事でも合ったのか?」

雪火は、先生を町を案内する事を伝えると何か用事があるのか質問をした。

「そりゃ……構わないよ……」

俺は、雪火の頼み事を断る事ができないでしぶしぶ了承した。

「せっかくの日曜日に町を案内させてこめんね」

先生は、すまなそうに謝りながら話した。

「別に良いけれどもよ……」

俺は、しぶしぶ返事をすると俺と雪火の二人で先生を街中を案内した。
雪火は、先生の質問に嬉しそうに雪火は答えていた。

全くなんだよ……
そんなに嬉しそうにする事がないじゃないかよ……
そんなに先生と一緒に居るのが嬉しいなら俺とじゃなく先生と付き合えばいいじゃんかよ……
今日は、久しぶりの雪火と2人だけのデートだと思って楽しみにしてのによ……
そう考えたら少し泣きたくなった……

ハンバーガーショップで昼ご飯をした先生が雪火と俺にハンバーガーを奢ってくれた。
気分が最悪でハンバーガーの味が全然解らなかった……
それから俺と雪火は、午後からも先生を街中を案内してた。
俺は、たまに先生に反抗してそれを雪火に呆れられた。
今日は、そんな最悪一日で終わった。

俺は、まったく何をしてるんだろうな……

久しぶりに雪火と遊んだのに先生の所為で気分が最悪だった。
そして先生が悪くは、ないと解っていても逆恨みをした。

それからしばらく憂鬱な日々が続いた。
その日は、学校の委員会で帰りが遅くなった。
教室で帰宅準備をしていた。
そしたら一葵先生が教室に入ってきた。

「まだ残っていたんだね。
確か今日は、委員会の集まりだったよね。
委員会は、大変みたいだね」

先生は、俺に近づいて優しく話し掛けた。

「別に大変でないです。
決められた仕事をやるだけですからね。
ところで今日は、雪火と一緒ではないんですね」

俺は、不機嫌そうに遠回しに皮肉を伝えた。
そしたら先生は、俺の態度が可笑しそうに口元を押さえてクスクスと笑った。

「なっ!?
何がそんなに可笑しいんですか!?」

俺は、先生がいきなり笑い始めたのを見て先生が俺を馬鹿にしたと思い不機嫌そうに先生を見つめた。

「いや〜〜ごめんね、充君。
充の嫉妬があまりにも可愛かったものだからね」

先生は、クスクスと笑いながら俺に謝った。

「そんなの別に良いだろう!?」

俺は、先生に馬鹿にされたと思い不機嫌そうに横を向いた。
でも今までに我慢をしていた気持ちが爆発して涙があふれてきて下を俯いた。
先生に自分の気持ちをぶつけるように話した。

「お願いだよ、先生……
俺から雪火を取らないでよ……
俺は、雪火がいないと駄目なんだよ……」

俺は、水道の蛇口が壊れたのように涙を流してわんわん泣いた。

「それは、大丈夫だよ。
雪火を取らないから安心をして良いよ」

先生は、俺を慰めるように俺の頭を優しく撫でてくれた。

「本当に雪火を取らないでくれるの……?」

俺は、涙を流して先生を上目遣いで見つめた。

「うん、雪火を取らないよ。
それに俺は、他に好きな人がいるからね」

先生は、優しく微笑みながら他に好きな人がいる事を伝えた。

「先生の好きな人って誰なのですか?」

俺は、両手で涙を拭きながら先生を見つめた。

「それは、充だよ。
初めて会った時から可愛い子だなって思っていたんだよ。
雪火に充の事を色々聞かされていてね。
気がつたら充の虜になっていたんだよ」

先生は、愛おしそうに俺を見つめた。

「えっ、えっ、先生の好きな人って俺ですか!?」

先生の告白を聞いて慌てて顔を真っ赤にした。

「試しに俺と付き合ってみないかな……?」

先生は、俺の顎を左手の人指し指で持ち上げて俺にキスをする勢いで俺の口に近づけてきた。

俺は、慌ててるといきなり教室の扉が開いて雪火が入ってきた。

「ちょっと待て、カズ兄〜〜〜!?」

雪火は、俺と先生の間に両手を広げて立った。

「えっ、雪火!?」

俺は、突然の出来事に驚いて戸惑いながら雪火を見つめた。

「充は俺の物だぞ!
いくらカズ兄にだって充は、渡さないからな!」

雪火は、睨むように先生を見つめた。

「もう少しだったのにもうお邪魔虫が入ったみたいだね……」

先生は、残念そうに苦笑いを浮かべた。

「まったく油断も隙もないよ。
カズ兄の好みくらい知っていたからな。
充に手を出させないようにをする為に日々監視をしていたんだよ。
それなのに目を放した隙にこれだもんな。
まったくカズ兄から目を離せないよ……」

雪火は、じと〜と先生を睨むように見つめた。

「そう簡単に雪火の目を盗む事ができないみたいだね。
でも雪火に愛想を尽かして俺に乗り換えるのならばいくらでも歓迎するよ」

先生は、いつでも自分が恋人になっても良い事を伝えると教室を出て行った。

先生の告白を聞いて信じられないように先生が出て行った扉を見つめていた。
雪火が怒ったように俺に近づいてきた。

「充、お前は、隙がありすぎるんだよ!
もう少しでカズ兄に食べられる所だったんだぞ。
その事を解っているのか!」

雪火は、怒ったような表情で俺に近寄り俺が警戒がなさすぎな事を伝えた。

「ご、ごめん、雪火……」

俺は、あまりにも雪火の怒った迫力に戸惑い雪火に素直に謝った。

「これは、お仕置きが必要だな」

雪火は、怒ったように俺に近寄った。

「えっ、ちょ、ちょっと待てよ、雪火!?」

俺は、慌てて後ろに下がった。
雪火は、俺の手首を掴んで俺の口にキスをした。

「んっ…………み……つる……うっ…………んっ……んんっ…………」

雪火は、俺を求めるようにキスをした。

「んんっ……せっ……か……んんっ…………うっ……んんっ……んんっ……」

俺は、雪火にキスをされて少しだけ苦しそうにした。

「うっ………んんっ…………み……つる……んんっ……うっ………んんんっ………」

雪火は、俺を求めるようにさらに激しくキスをした。

「やっ…………んんんっ………せ……っか…………うっ……んんんっ………んんっ……」

俺は、雪火にあまりにも激しくキスをされたから苦しくなり雪火の体を押してキスを止めさせようとした。

「んんっ…………みぃ……つる…………うっ……んんっ…………んんんっ………」

雪火は、俺が逃げられないように俺を強く抱き締めて俺を求めるさらに激しくキスをした。

「んんんっ………せっ……か……んんんっ………もう……らめ……うっ……んんんっ………んんっ〜〜!?」

俺は、雪火に激しくキスをされると体力の限界がきて体を震わせて雪火の方に倒れ込んだ。

「は〜〜は〜〜……雪火、激し過ぎだぞ……
今から帰らないと行けないのに腰がガクガクして動けないだろ」

俺は、恨めしそうに雪火を睨んだ。

「充が注意不足なのが悪いから自業自得だろ。
足が動けなくなるほど感じたって事なのかな?」

雪火は、意地悪ぽくニヤニヤしながら俺の顔を覗き込んだ。

「そんなの知るかよ!」

俺は、雪火に本当の事を言い当てられると顔を真っ赤にして不機嫌そうに雪火を睨んだ。

「でも今度同じような事が起きたらこんな事じゃ済まないと思えよ」

雪火は、自分の口元を右手の人差し指で触り色っぽく微笑んだ。
俺は、そんな雪火を見て雪火に一生敵わないだろうなと思った。

〜つづく〜

Re: 小学生のBL小説を書いてみた♪ ( No.3 )
日時: 2019/02/10 13:14
名前: ねがぽじ (ID: yd06hlbJ)

これは、小学生BL小説です。
登場人物は、白原充と大嵩雪火と咲坂つかさです。
登場人物は、全員小学生5年生です。
でも回想シーンの時は、全員小学2年生です。

〜白原充の場合〜

〜その三〜

〜気づかされた思い〜

俺は、大晦日に親の命令で部屋の大掃除をする事になった。

「まったく年末の大掃除なんかやりたくないよな……」

俺は、大掃除を命令した親に不満を言うように呟くと自分の部屋の大掃除していた。
机の奥の方に一通の手紙が合ったのが気が付いた。

「あっこれってあの時の手紙では、ないかよ……
本当に懐かしいよな……
でもあいつのおかげで雪火の気持ちに気付いたんだよな……
あいつは、今どうしているかな……」

それは俺が小学2年生の時だった。

(ここからは、充が小学2年生の時の回想です)

俺は、学校から家に帰ろうとしたら机の中に何か入っていた。

「あれ、机の中に手紙が入っているよ。
これは、なんだろう」

俺は、机の中に入っていた手紙を開いた。

「えっと……『放課後に体育館裏に来てください。
充様に伝えたい思いがあります』か……いったいどんな用事なんだろう……?」

俺は、手紙に書かれていた内容を見ていた。
俺の後ろから誰かに話しかけられた。

「充、どうしたんだ?」

声をした方を向くと雪火が立っていた。

「誰かに放課後、呼び出されたみたいなんだよな」

俺は、雪火に手紙を見せて雪火にアドバイスを貰おうとした。

「へ〜〜とうとう充にも春が来たのかよ。
頑張れよ、充。
後でどうなったか教えろよな。
今日は、寂しく1人で帰るよ」

雪火は、ニヤニヤしながら俺をからかうと1人で先に帰る事を伝えた。

「ありがとう、雪火。
後で今日の事を教えるよ」

雪火が軽く手を振って帰るのを俺も雪火に向かって右手を振って雪火を見送った。
それから体育館裏に向かった。

「あれ、誰もいないよな……?
まさか悪戯だったのか?」

俺は、一度辺りを見渡してため息を吐いた。
俺は、体育館裏を離れようとしたら後ろから話しかけられた。

「ごめんなさい、待たせてしまいましたわ。
わたくしの名前は、咲坂つかさと申します」

俺は、声をした方を振り返った。
そしたら青色の着物の着た大和なでしこみたいな上品そうな美少女が立っていた。

「いや、俺も今来たところだから大丈夫だよ。
それで俺に話ってなんなんだ?」

「それは、その……いきなりこんな話をして驚かせたらすいません……
実はわたくしは、充様の事をお慕いしております。
もし宜しければわたくしと付き合っていただけませんか?」

つかさは、顔を赤らめて一生懸命に俺に告白をした。

「えっ……え〜〜!?
だ、だって俺とつかさは、今日会ったばかりだよね。
なんで俺なんだよ。
ルックスだって頭だってそんなに良くないんだよ」

俺は、つかさに告白をされると慌ててつかさを見つめた。

「充様は、忘れているかもしれません。
でもわたくしと充様は、昔会った事がありますわ。
それともわたくしでは、充様の恋人に不釣り合いですか?」

つかさは、今にも泣きそうな表情で俯いた。

「うんん、つかさが俺の恋人に不釣り合いな事がないよ。
こんな俺で良かったら喜んでつかさの恋人にさせてくれよ」

俺は、軽く首を横に振りつかさの恋人にさせてほしい事を伝えた。

「本当にわたくしの恋人になってくださるのですか?」

つかさは、俺の言葉を聞いて嬉しそうに花が咲いたような笑顔を浮かべた。

「うん、本当だよ。
これからよろしくな、つかさ」

俺は、ニッコリと笑い右手をつかさの方に向けた。

「ええ、よろしくお願いしますわ、充様」

つかさは、俺の差し出した右手を握りしめてやんわりと微笑んだ。
それが俺に初めてできた恋人だった。
次の日に教室の机の上にランドセルを置いたら誰かに話し掛けられた。

「よ〜〜充、昨日は、どうだったのか?」

声をした方を向いたら雪火が右手を振りながら俺に近づいてきた。

う〜ん、雪火にだったら昨日の事を話しても良いよな。

「実は、昨日女の子から告白をされたんだよな〜〜
これで俺にも恋人ができたよ」

俺は、嬉しそうにニヤニヤしながら恋人ができた事を伝えた。

「えっ……?
すげ〜〜じゃん。
さすがは、充だよな」

雪火は、俺に恋人ができたと解ると一瞬寂しそうな表情を浮かべた。
でも直ぐに何もないようにニッコリと笑い俺に恋人ができた事を祝ってくれた。

「えへへ、羨ましいだろ、雪火。
雪火も恋人を作れば良いのによ」

俺は、上機嫌のようにニコニコしながら雪火に恋人を作ることを勧めた。

「俺は、充一筋なんだから良いんだよ」

雪火は、冗談なのか本気なのか解らないような笑みを浮かべた。

「なっ!?」

俺は、雪火の告白を聞いて照れたように顔を真っ赤にした。

「照れた充も可愛らしいよ〜〜」

雪火は、嬉しそうに俺に抱きついて俺の頭を何回も撫でた。

「別に照れてねえよ。
うざいから抱きつくなよ!」

俺は、雪火に抱き着かれるとうざそうに雪火の体を押して離れようとした。

「もう充ったらツンデレなんだからよ」

雪火は、俺を離してくれると楽しそうにクスクスと笑った。

「誰がツンデレなんだよ!
それよりも今週の日曜日は、暇か?
雪火には、ちゃんと俺の恋人を紹介したいからよ」

俺は、雪火のツンデレの言葉を聞いて直ぐに突っ込みをいれた。
そしてつかさを紹介したい事を伝えた。
 
「充の誘いなら用事が合っても優先するよ。
で何処に行けば良いのか?」

雪火は、俺の誘いを優先する事を伝えると何処で待ち合わせか質問をした。

「ほら、今年オープンした遊園地のさくらパークが合っただろう。
日曜日に朝9時に来てほしいんだよ。
俺と雪火とつかさの三人で遊びたいと思ってな」

俺は、俺とつかさと雪火の三人で遊園地に遊びに行く事を伝えた。

「つかさ……?」

雪火は、つかさの名前を聞いて少しだけ考え込みながら呟いた。

「雪火、どうかしたのか?」

俺は、雪火の態度を見て不思議そうに首を傾げた。

「えっ……?
うんん、なんでもないよ、充。
さくらパークの前に日曜日の朝9時に待ち合わせだな。
必ず行くよ、充」

雪火は、軽く首を横に振り何でもない事を伝えた。
そして必ず日曜日に遊園地に行く事を述べた。
それからつかさにも遊ぶ約束をした。
俺は、日曜日のさくらパークの前に向かった。

「少し早く来すぎたかな?
9時の20分も前だから誰も着ていないよな?」

俺は、さくらパークの前でつかさ達を探して辺りを見渡した。
つかさが先に来ていた。
つかさと目が合うとつかさが自分の方へ歩いてきた。

「ごきげんよ、充様。
今日は、お誘いいただいてありがとうございます」

つかさは、軽く頭を下げて俺に挨拶をした。
俺は、つかさの着物姿があまりにも可愛かったから見とれた。

「充様、どうかされましたか?」

つかさは、俺が何故見つめているのか解らずに不思議そうに首を傾げた。

「いや、なんでもないよ。
おはよう、つかさ。
今日は、俺の親友も来るから少し待ってくれないかな?」

「充様の親友ですか?
充様の親友でしたらとても素敵な方なのでしょうね」

つかさは、やんわりと微笑んで俺の親友が素敵な方だと伝えた。

「まあ、雪火は、変わった奴だよ。
でも悪い奴でないよ」

俺は、雪火の日頃の行いを思い浮かべて苦笑いを浮かべた。

「うふふ、それは、今から会うのが楽しみですわ」

つかさは、今から会う俺の親友の事を思い浮かべてクスクスと笑った。
それから直ぐに俺の後ろから誰かに話しかけられた。

「ごめん、充達は、もう来ていたんだな」

声がした方を振り向く雪火が立っていた。
雪火は、急いで走って来たらしくて息をきらしていた。

「俺も今来たところだから気にするなよ。
それでつかさ、こいつが俺の親友の大嵩 雪火だよ。
それから雪火、この子が俺の恋人の咲坂つかさだよ」

俺は、つかさの方を向いて雪火を紹介した。
次に雪火の方を向いてつかさの事を紹介した。

「よろしくな、つかさ」

雪火は、右手をつかさの方に差し出してニッコリと笑った。

「ええ、よろしくお願いしますわ、雪火様」

つかさもやんわりと微笑んで雪火の差し出した右手を握りしめて挨拶をした。

「それじゃあ、挨拶が終わった事だし沢山遊ぼうぜ。
最初は、やっぱりジェットコースターだよな」

俺は、遊園地で遊ぶのが楽しみでニコニコしながらジェットコースターに乗りたい事を伝えた。

「まあ、それは、凄く良いですわね。
わたくしは、遊園地に行った事がありませんでした。
ですからジェットコースターに興味がありましたわ」

つかさは、遊園地で遊ぶのが楽しみのようにやんわりと微笑んでジェットコースターに乗りたい事を伝えた。

「えっ、そうだったんたね。
それじゃあ、今日は、遊園地をたくさん楽しもうよ」

俺は、つかさにたくさん遊園地を楽しんでほしくてニッコリと笑った。

「はい、解りましたわ」

つかさも俺の笑顔につられてやんわりと微笑んだ。

「じゃあ、早速ジェットコースターにレッツラゴーだね!」

俺は、右手を上に上げて遊園地を楽しむ事を宣言した。
それから絶叫マシーンを中心に回った。
でもつかさがこんなに絶叫マシーンに嵌まるとは思わなかったよ。
絶叫マシーンを8連続乗ると俺も雪火ぐったりとした。
でもつかさは、平気そうに笑顔を絶やさなかった。
あんなに大人しそうなのに人は、見かけによらないよな……

「そろそろ飯にしないか?」

俺は、自分の腕時計で時間を確認をすると昼ご飯にする事を伝えた。

「実はわたくし弁当を作ってきましたの。
ですから宜しかったら食べていただけませんか?」

つかさは、鞄から弁当を出すと俺達に弁当を見せた。

「へ〜〜つかさは、料理が作れるんだな。
本当にすげーよ。
俺なんか料理は、全然駄目だからよ……」

俺は、つかさが料理を作って来てくれたのが感激したように目をキラキラさせながらつかさを見つめた。

「充は、凄く不器用だから仕方がないよ」

雪火は、俺の事を考えて楽しそうにクスクスと笑った。

「うるせ〜よ、雪火。
そう言う雪火は、どうなんだよ」

俺は、不機嫌そうに雪火を睨むと雪火が料理を作れるのか質問をした。

「俺は、簡単なチャーハンだったら作れるぞ」

雪火は、俺を自慢するようにニッコリと笑った。

「何でもできる奴は、良いよな……」

俺は、何でもできる雪火を羨ましそうに見つめた。

「あ、あの……それでしたらわたくしが充様に料理を作るのを教えましょうか?」

つかさは、顔を赤らめて俺に料理を作るのを教える事を伝えた。

「うんん、教えなくて良いよ。
俺は、料理を作るとか似合わないしね」

俺は、軽く首を横に振り料理を作るのが似合わない事を伝えた。

「充様に料理を手取り足取り教えようと思いましたのに残念ですわ……」

つかさは、残念そうに俺を見つめた。

「本当にごめんな、つかさ……」

俺は、すまなさそうに話した。

俺と雪火とつかさは、ベンチに座るとベンチつきのテーブルの上に弁当を広げた。

「それじゃあ、つかさ、弁当を早速貰うな」

俺は、お箸で卵焼きを一つ掴むとそのまま食べた。

「う〜〜ん、この卵焼きは、美味しいよ。
ほら、雪火も食べてみろよ」

俺は、お箸で卵焼きを掴むと雪火の方に向けた。

「あっ……」

つかさは、俺のその様子を見て驚いたように小さく声をあげた。

「うん、確かに美味しいよな。
料理の腕は、かなりの腕前みたいだな」

雪火は、俺が向けた卵焼きを食べてしみじみと呟いた。

「えっ……いいえ、そんな事は、ありませんわ。
雪火様でしたらこれくらい料理を作る事ができるようになりますわ」

つかさは、軽く首を横に振り雪火ならばつかさよりも美味しく作れる事を伝えた。

俺と雪火とつかさは、つかさの手作り弁当を美味しく食べた。
俺は、弁当を食べ終わるトイレに行きたくなりトイレに向かった。

「ふ〜〜すっきりした……」

俺は、トイレから戻って来るとつかさが涙を流していた。。

「つかさ、泣いているのか!?
雪火、つかさに何を言ったんだよ!!」

俺は、つかさの涙を見ると慌てて雪火を睨んだ。

「ま、待ってください、充様。
雪火様は、悪くないのです。
わたくしが全て悪いのですわ」

つかさは、涙を拭いて慌てて俺をなだめた。

「そんな事を言ってもつかさ、泣いているんじゃないかよ。
雪火に何かされたんだろう」

俺は、心配そうにつかさを見つめた。

「本当にわたくしが全面的に悪いのですわ……」

つかさは、自分の涙を右手で拭くと無理してやんわりと微笑んでみせた。

「で、でもさ……」

俺は、心配そうにつかさを見つめた。

「悪かったな、つかさ。
ごめん、今日は、帰るわ。
後は、二人で楽しんくれよ」

雪火は、罰悪そうに謝ると俺達から離れていことした。

「ちょっと雪火!?
まったく雪火の奴なんなんだよ……
雪火なんかほっといて俺とつかさの二人で遊ぼうぜ」

俺が雪火を呼び止めようとしたがさっさと雪火は、去って行った。
それから俺とつかさの二人で色んな乗り物を乗って遊んだ。
でも雪火のことが気になって遊園地を楽しめなかった。
それから数日立っても雪火と気まずい日々が続いた。
つかさと遊園地のデートをしてから一週間がたった。
つかさにある場所に付き合ってほしいと言われた。
俺は、了承してつかさと俺の2人で目的地に向かった。

「今日は、付き合っていただいてありがとうございます」

つかさは、申し訳なさそうに俺に付き合ってくれた事をお礼を伝えた。

「別に行くところもなかったしね。
つかさが気にする事は、ないよ」

俺は、ニッコリと笑いつかさが気にする事がない事を伝えた。

「充様、着きましたわ。
ココが何処なのか解りますか?」

つかさは、たくさん家が建ち並んでいるところで立ち止まり俺の方を向いた。

「えっと……見覚えがあるみたいだけれどもよ……
ここって何処だったかな?」

俺は、見覚えが合ったけれども何処なのか解らずに質問をした。

「ここは、わたくしの思い出の場所ですわ。
5歳の頃にお母様とはぐれて心ぼそくて泣いていました。
その時にある男の子が話しかけてくれました」

俺は、ふとここで小さな女の子が泣いている姿を思い出した。

あの時の女の子がつかさだったんだ……

「うふふ、あの時は、充様も一緒にお母様を探してくれましたわよね。
でも充様もわたくしと一緒に迷子になって泣き出しましたわ。
でも近くに通りかかった警察官に保護されましたわ。
あの時からわたくしを優しくしてくれた充様が好きになりましたわ。
でもこれでお終いにしましょう。
わたくし達は、別れた方が良いですわ」

つかさは、真剣な表情で俺を見つめて別れ話を話し始めた。

「えっ、つかさ、なぜだよ!?」

俺は、つかさの別れ話を聞いて慌ててつかさに何故別れるのか質問をした。

「わたくしは、転校します。
それに充様は、自分の気持ちを誤魔化したら駄目ですわよ。
充様は、雪火様の事が好きなのですわよね」

つかさは、真剣な表情で俺を見つめて俺が雪火の事を好きなことを指摘した。

「えっ!?
な、何を言っているんだよ、つかさ。
雪火も俺も男だぞ」

俺は、俺が雪火の事が好きだと指摘されると顔を真っ赤にして慌てた。

「あら、わたくしも男ですわよ」

つかさは、やんわりと微笑んで爆弾発言をした。

「えっ……え〜〜〜〜〜〜!?
だ、だってつかさは、こんなに可愛いのによ!」

俺は、大声を出して驚いてつかさをまじまじと見つめた。

「うふふ、ごめんなさい、充様。
実は遊園地の時に雪火様に充様になぜ男な事を言わないのか攻められました。
それでわたくしは、充様を騙している事が苦しくなり泣いてしまったのですわ」

つかさは、事の真相を伝えると申し訳なさそうに苦笑いを浮かべた。

それでつかさは、泣いていたのか……

「良い思い出をありがとうございました。
わたくしは、自分の気持ちに正直な充様が好きですわ。
だから自分の気持ちを誤魔化さないで下さい。
さようなら、充様」

つかさは、俺に感謝の気持ちを伝えるとように俺の口の近いほっぺたにキスをした。
そのままつかさは、去って行った。
そしてつかさはその日の内に転校して行った。

(回想は、終了です。ここからは、現代話です)

「あれから3年後に雪火と付き合うとは思っていなかったんだよな……
でもつかさは、今何をしているなかな……?
幸せならば良いのだけれどね……」

つかさの事を思い出して優しく微笑んだ。
そして俺は、つかさから貰ったラブレターを机の奥に終い込んだ。

〜つづく……?〜

Re: 小学生のBL小説を書いてみた♪ ( No.4 )
日時: 2019/05/07 08:41
名前: ねがぽじ (ID: enDlMgfn)

これは、小学生BL小説です。
登場人物は、白原充と大嵩雪火と咲坂つかさです。
登場人物は、全員小学生5年生です。

〜大嵩 雪火の場合〜

〜その1〜

〜不安の先にある物〜

俺には、命よりも大切な恋人がいる。
恋人の名前は白原 充だ。
俺の幼馴染で親友だ。
そしてツンデレ属性でもある可愛らしい男の子だ。
俺は、俺と同じ男の子を好きになった。
禁断のいけない恋愛をしているのは、理解している。
でも後悔は、していない。
むしろ充を好きなのは、誇りに思っている。
でもある事が起きてから充は、俺の事を好きなのか不安になった。
その日は、アイドルの仕事があったために学校を休んだ。
テレビの仕事がハードで疲れがピ−クを超えていた。
だから家に帰るのを急いだ。
ちょうど駅前を通る時に充を見かけた。
俺は、後ろから充に抱き着いた。

「充、会いたかったよ〜〜〜!!」

充は、俺に抱きつかれていつものように驚いて照れることをしなかった。
充は、無表情で振り返ると俺を見つめた。

「ど、どうしたんだよ、充……?」

俺は、充の様子が普段と違い戸惑いながら充を見つめた。

「雪火、恋人の関係を終わりにしよう」

充は、冷めた眼差しで俺を見つめた。

「えっ……?
冗談がきついよ、充」

俺は、充の発言が充らしくなくて戸惑いながら充を見つめた。

「冗談じゃない。
もううんざりなんだよ。
馴れ馴れしい態度も過激のコミュニケーションもだよ。
雪火の全てに嫌気がさしたんだよ。
もう俺に話しかけるなよ」

充は、俺の事を嫌いになった事を伝えると俺を睨むように見つめた。

「冗談だよな、充……?」

俺は、充の言葉が信じられないように呆然と充を見つめた。
充は、汚い物を見るような表情で俺を見つめた。
そして直ぐに後ろを向くとその場を早歩きで離れ始めた。

「ちょっと待てよ、充!
俺の話を聞いてくれ!
悪い所は治すから!」

充は、俺の呼び止める声を無視して俺から離れて行った。

「待ってくれ、充!!」

俺は、去って行く充の方に右手を伸ばそうとした。
目覚まし時計のアラームに気が付いて我に返った。
俺は、状況が飲み込めなくてしばらく周りを見渡した。
自分の部屋だと言うことを理解した。 

「今までの事は、夢だったのか……?
凄くリアルティーのある夢だったな……」

俺は、しばらく呆然と天井を見つめた。

「充も俺の事を心の底では、夢で出てきた充と同じように思っていたのかな……?
それは、否定ができないよな…」

充は、そんな事を考えていないと思っている。
でも絶対違うと否定ができなかった。
俺は、充に嫌われているのではないかと考えると充に会うのが恐かった。
俺は、教室に入ると後ろから肩を叩かれて誰かに話しかけられた。

「おはよう、雪火」

俺は、後ろを振り向くと充がニッコリ笑い俺を見つめていた。

「あ、ああ……おはよう、充」

俺は、充に拒否られるのが恐くてたどたどしく挨拶をした。

「雪火、どうしたんだよ?
なんだか元気がないみたい見えるぞ」

充は、心配そうに俺の顔を覗き込んだ。

「えっ!?
ああ、昨日のテレビの収録の疲れが残っているだけだよ。
収録がハードだったからな」

俺は、少し充から視線をそらして自分の気持ちを誤魔化した。

「雪火は、大変だよな。
なんたって雪火は、売れっ子のチャイルドアイドルだもんな。
俺にできる事がなんかあるか?
俺にできる事だったら何でもするぞ」

充は、心配そうに俺の顔を覗き込んだ。

「へ〜〜充は、何でもしてくれるんだ」

俺は、意地悪そうにニヤニヤ笑いながら充を見つめた。

「うっ……できたらお手柔らかにお願いします……」

充は、俺の態度を見て怖がったように弱弱しく微笑んで両手を前で握り締めて身構えた。

「う〜ん、どうしよかな?
だったらな……あっ……」

俺は、充にエロい事をさせる頼み事をしようとした。
でも夢の充に言われた事を思い出して言葉を詰まらせた。

「うんん、やっぱり充にお願い事は、ないよ」

俺は、充に嫌われたくなくて頼み事がない事を伝えると無理して微笑んだ。

「雪火!!」

充は、突然怒ったような真剣な表情で俺を見つめた。

「な、なんだよ、充……」

俺は、充の態度に戸惑い少し身構えた。
充から離れるように距離をとった。
充は、俺に近づいきてそのまま俺の口にキスをした。

「み、充、どうしたんだよ……」

俺は、充にキスをされると戸惑いながら充を見つめた。

「俺の事を甘くみるなよ!!
雪火に何が合ったか知らないよ。
でもどんな事が合ってどんな事をされても雪火を嫌いになる事は、ないからな!!
もっと恋人の俺の事を信用しろよな!!」

充は、真剣な表情で俺を睨むように見つめた。

「充には、叶わないな……
何でも俺の事をお見通しなんだな……」

俺は、充の気持ちが嬉しくて愛おしそうに充を見つめた。

「そんなのは、当たり前だよ!
雪火とは、小学一年生から付き合いなんだぞ。
それで俺に何をしてほしいんだよ」

充は、優しく俺の顔を覗き込んだ。

「それじゃあ、俺の事を抱きしめてくれるか?」

俺は、充を身近に感じたくて充に抱きしめてほしい事をお願いした。

「えっ、そんな事で良いのか?
てっきりもっと凄いお願いをされると思ったよ」

充は、俺の願い事を聞いて意外だったみたいで驚いた。

「今は、この願い事で良いよ。
やっぱり駄目かな……?」

俺は、不安そうに充を見つめた。

「うんん、そんな事は、ないよ。
そんな事で雪火の苦しみがなくなるのならば何回でも抱きしめるよ」

充は、優しく俺を抱きしめてくれた。
充は、俺の思っているよりもずっと大人なのかもしれない。
俺は、今回の出来事で改めて充に依存していると実感した。
充を抱きしめている体温を感じてこの幸せがいつまでも続く事を願った。

〜終わり〜


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