BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- お願いします、リクエストをください。何でもやりますから。
- 日時: 2019/07/13 16:43
- 名前: 千葉サトエ (ID: f8B9zaHS)
こんにちは、千葉サトエです。
ええとですね、今回はリクエストを受けて作品を作りたいと思っております。
何でもやりますよ。
古典作品のBL訳からオリジナルキャラクターでのリクエストまで、幅広くやらせて頂きます。
二次創作もリクエスト受付ます。
たぶん主に短編となると思いますが調子に乗ったときは中編が出来るかも知れません。気紛れです。
BLを主に受け付けようと思いますが、GLもリクエストがあれば書かせて頂きます。
さて、リクエストの際に必ず書いて欲しい事項が幾つかありますので此処に書いておきますね。
1.キャラクターの名前(二次創作の場合はcp名)
2.依頼内容(オリジナルなのか、古典の書き換えなのか、二次創作なのかetc…)
3.シチュエーション
4.依頼主様の地雷
5.依頼主様の萌えポイント
以上の五点は必ず書いてください。書いてくれないと地雷を踏み抜く恐れがあります。
上記よりも詳しくシチュエーションや内容等を書いてくださる分には構いません。
また、オリジナルキャラクターやオリジナル作品の際は詳しく書いていただけると嬉しいです。(オリジナルはネットで検索をかけられないため)
私の前作を読んでくださればわかりますが、この作者テーマをあらかじめ決めずに作品を作ることがあり、そうすると支離滅裂な作品が仕上がります。
それが嫌でしたら、より詳しいことを書いていただけると作者が喜びます。
以上長かったですが説明を終わらせていただきます。
- Re: お願いします、リクエストをください。 ( No.9 )
- 日時: 2019/09/01 14:54
- 名前: 千葉サトエ (ID: LmekyLqy)
千早さま。文豪ストレイドッグスですか。大丈夫です。では、こちらの作品での依頼ということで宜しいでしょうか。依頼事項を書いていただき次第、執筆に入らせていただきます。
- RE:お願いします。リクエストください。 ( No.10 )
- 日時: 2019/09/01 15:04
- 名前: 千葉サトエ (ID: LmekyLqy)
善治郎さま。ご依頼ありがとうごさいます。
鬼滅の刃ですね。善炭ですね。わかりました。鬼滅学園の内容に沿って書かせていただきます。依頼内容からしますと、善逸は片思いという解釈でもよろしいでしょうか。
最後に「リクエストが多くて嫌になるかも」とおっしゃっていましたが、私からすると自分の好みをしっかりと書いてくださる上に地雷が少ない良い依頼主さまです。
- Re: お願いします、リクエストをください。何でもやりますから。 ( No.11 )
- 日時: 2019/09/02 21:10
- 名前: 千早 (ID: 9HUjIUsY)
1.キャラクターの名前(二次創作の場合はcp名)中島敦(なかじま あつし)×芥川龍之介(あくたがわ りゅうのすけ)
2.依頼内容(オリジナルなのか、古典の書き換えなのか、二次創作なのかetc…)文豪ストレイドッグス
3.シチュエーション ばったり会ってデートみたいに一緒に買い物
4.依頼主様の地雷 無し
5.依頼主様の萌えポイント 芥川龍之介のツンデレ具合
ですが大丈夫ですか?
- Re: お願いします、リクエストをください。何でもやりますから。 ( No.12 )
- 日時: 2019/09/02 22:36
- 名前: 千葉サトエ (ID: vYqbfSL9)
千早様。ご依頼内容確認しました。中島敦×芥川龍ノ介ですね。早速書かせていただきます。
- デートなんかではないけども(中島敦×芥川龍之介) ( No.13 )
- 日時: 2019/09/17 19:20
- 名前: 千葉サトエ (ID: 2tp76UwZ)
「よし。鉛筆は買った……次は、紙か……」
両手にビニール袋をぶら下げながら中島敦はショッピングセンターの中を歩いていた。
太宰に半ば無理矢理買い出しを押し付けられたのが三十分程前。大量に購入してくる物が書かれた紙を渡されたときは、思わず泣きそうになった。
それほどまでに凄い量なのだ。
両手が塞がる程店をまわっても買うべきものはあと半分も残っている。
早く買い物を済ませて社に戻ろう、と思い荷物を持ち上げて文房具やに向かおうとした時、前から来た人とぶつかった。
相手が転んだのを見て、荷物を放り投げて近寄る。
転んだ相手に手を差し伸べようとした時にやっと相手が誰なのかわかった。
黒いコートに病弱そうに白い肌。毛先が白い黒髪。此方を睨み付ける様に見つめてくる両目は吸い込まれそうに黒い。
「芥川……」
手を差し伸べたまま固まっていると、手をぺしりと叩かれた。
「芥川、お前……買い物してるのか?」
「何だ、僕が買い物をしていては悪いか?これも立派な任務だ」
吐き捨てるように云うと芥川は荷物を取り上げ歩き出した。
「ま、待ってくれ……!」
敦が思わず声を掛けると、鬱陶しそうに芥川が振り返った。
「何だ、まだ何かあるのか?あるなら早く云え」
怒っている様な芥川の話し方にはもう慣れてきてはいたが、待たせるのは申し訳ないと思い敦は早口で要件だけを伝えた。
「お前の買った卵、割れてるぞ!」
その言葉を聞くと、芥川はそっと袋に目をやり、割れた卵を見てあからさまに落ち込んだ。
「な、なぁ。そんなに落ち込むなよ。新しい卵も買えたんだし」
新しく卵を買い直した帰り道、敦は芥川を励ましていた。
命令を完璧に遂行出来なかったと芥川が落ち込んだためだ。
「そ、そうだ!芥川、クレープ食べに行かないか?美味しいところを知ってるんだ。今、無花果フェアをやっていて」
苦肉の策で敦がそ提案をすると『無花果』という単語に芥川が少し反応を示した。
「…………行ってやっても良い」
「うん、じゃあ行くか……」
少し歩いてクレープ屋を見つけると、敦はバナナチョコ、芥川は無花果のクレープを頼んだ。
芥川のクレープは敦の奢りだ。
近くのベンチに腰掛けて、クレープを食べる。芥川はもう元気を取り戻している。無花果、凄いなぁ。
「芥川……クレープ、美味しいか?」
「嗚呼、旨い。礼を……云う……」
人虎も一口いるか?と鼻にクリームを付けて聞いてくる芥川を見ていると、敦はふと『可愛い』と感じた。
「……ん?人虎、何が可愛いのだ?おい、何が可愛いのだ」
思わず口にしていたらしい。敦が思わず口許に手をやると、芥川が不思議そうに見詰めてくる。
「別に……何でもない!」
嗚呼、僕は芥川が好きなのだ、と気づく。相手には伝わっていないだろうけど。敦自身今まで気が付かなかったのだから仕方がない。
でも、デートなんかじゃなくてただのお詫びだけど。こんなのも良いな、と思う。
「あーあ。僕、芥川のこと好きだな」
わざと声を大きく云ってみると、隣からクレープの落ちる音が聞こえた。そっと横を窺ってみると、芥川が顔を真っ赤にしてうつむいている。
嗚呼、幸せだ。デートなんかじゃないけれど、隣に居られるだけでこんなにも幸せを感じる。
[終]