BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- *僕のヒーローアカデミア BL*【リクエスト大募集!】
- 日時: 2019/10/09 16:33
- 名前: 白狐 (ID: 9Urj1l4Z)
初めまして、またはこんにちはんばんこ。
黒狐の分身・白孤と申しまする。
ここでは私が好きな「僕のヒーローアカデミア」の腐向け小説を
執筆していきます。
***概要***
執筆開始/2019/10/08/tue
執筆終了/
・リクエスト大募集!!
・コメント大歓迎(返信します)
・アドバイスも歓迎
・アンチコメント&荒らしはご遠慮願います
***注意事項***
・緑谷出久×轟焦凍 多め
・不定期更新
・少々マニアック(?)
***カップリング***
≪主要≫
・緑谷出久×轟焦凍
・緑谷出久×爆豪勝己
・轟焦凍×爆豪勝己
≪サブ≫
・上鳴電気×切島鋭児郎
・爆豪勝己×切島鋭児郎
***目次***
カップリング:緑谷出久×轟焦凍 第一話 僕ら。
- Re: *僕のヒーローアカデミア BL*【リクエスト大募集!】 ( No.1 )
- 日時: 2019/10/11 15:48
- 名前: 白狐 (ID: 0Ohqcf8.)
第一話 僕ら。 サイド・緑谷 出久
「わあ!見事に秋だ!」
僕—緑谷出久は、A組のみんなと合宿がてら山に来ました!
毎年見る秋の紅葉だけど、やっぱり綺麗だよなぁ。
みんなもそうらしく、山の景色を眺めてた。かっちゃんを除いてだけど……
「本日の日程は今から山での走り込み、それが終わったら宿舎にて夕食のちに入浴。
明日も早いから、あまり夜更かしするなよ」
相澤先生の言葉に、僕も含めみんなが返事をする。
「よし、じゃあ早速開始!」
その言葉を合図に、山の中へと駆ける。
山での走り込みはいい体力づくりになる。
傾斜も山の位置によって変わり、緩やかだったり急だったり。
自然を相手にするのは大変だけど、やっていけば慣れるし、何より楽しい。
と、そんな時だ。
「—やっぱり、そうだったか……!」
僕は一人そう小さく叫んだ。
そんな僕の周りには、たくさんのトラップが仕掛けられていた。しかも、個性を使わなければ突破できないようなトラップだ。
見ただけでも10以上はある。
全部合わせたら、とんでもないような数になるだろう。
—どう突破するべきか……
そう悩んでいた時だ。
背後のトラップに気付かず、鉄のトラップが僕めがけて飛んでくる。
走るか?だめだ、間に合わない。
それなら個性?それで避けて違うトラップに引っかかるかもしれない。
ヒーローがこんなんでどうするんだ、と思いながら、僕は個性を使い避けようとした。
パキパキッ。
そんな音がしたかと思うと、僕の前には轟くんが居た。
鉄のトラップは凍っていた。
「緑谷、ヒーロー志望がこんなんでどうすんだよ」
ハァッ、と息を吐きながら、轟くんは言った。
自分でもそう思ったけど、実際人に言われるのは結構ツラい……
「ごめん……でも、助けてくれてありがとう」
轟くんは僕の言葉に一瞬驚いた様子を見せたけど、すぐ真顔に戻って「全く……」と呟いた。
「じゃあ、俺はこれで—」
「あ、待って!!」
僕は、戻ろうと方向転換した轟くんの腕を咄嗟に掴んだ。
「協力しようよ!どんなトラップがあるかわかんないし、二人のほうがいいよ」
僕がそう言うと、轟くんは驚きの表情を見せた。そして少し考え込んだあと、
「そうだな」と返してくれた。
「二人のほうが危険度も低い。ヴィランと戦うときの練習にもなるからな」
そう言って微笑んだ轟くんは、いつものクールさとは裏腹な、無邪気な高校生だった。
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