BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 男同士がダメなのか【BL/オリジナル】
- 日時: 2019/10/20 23:33
- 名前: 希望 (ID: .Dr7fIW0)
双子の兄弟、優馬と悠斗。
これまで年上の女性を好きになったことしかないけど歳の差に性格がツンデレになってしまった、司。
元気が一番の取り柄、潤。
この4人のバカで不器用な恋愛模様を繰り広げる高校生活を載せたいと思います。
- Re: 男同士がダメなのか【BL/オリジナル】 ( No.1 )
- 日時: 2019/10/20 23:48
- 名前: 希望 (ID: .Dr7fIW0)
司sideーーーー
高校に入学して早々、前の席だった優馬と友達になった。
顔も中身もイケメン優男な優馬はとにかくモテる。表情が柔らかいのに対して口調は棒読みに近いほど喋り方に強弱が無かった。
黒髪黒縁メガネのザ・陰キャみたいな俺とマトモに話すやつなんて優馬ぐらいで、初めはモテる為の適当なパシリや駒、材料程度にしか思われていないと思っていたが、ただ俺の本当の性格を知りたくて一緒に居たようだ。
勉強も出来て、スポーツもまあまあ出来る、ルックス良し
「これはモテるわなあ・・・」
羨ましいと妬み半分、女子からくる巻き込まれ被害による煩わしさ半分に呟けば「あら司さん、モテたいの?」と口に手を当ててオカマみたいにイヤミで言ってくる。
でもコイツの発音がほとんど棒読みなのとコイツの性格が本当は優しいことをしってるからムッとするけど、それほどイラつかない。
一緒に屋上で昼食をとっているとスマホを弄っていた優馬は顔を上げて眉を少しだけ下げて複雑そうな顔をして言った。
「そんな司さんに、本日は紹介したい人がいます」
「お?誰だよ?」
- Re: 男同士がダメなのか【BL/オリジナル】 ( No.2 )
- 日時: 2019/10/21 00:27
- 名前: 希望 (ID: .Dr7fIW0)
そう言った直後に屋上の扉が開く音がして、顔を向ければ男が2人屋上に足を運んで俺たちを見つければ寄ってくる。
・・・は・・・?えっ?あ?・・・はあ?
驚いたのは優馬と瓜二つと言える奴が目の前に現れたから。
優馬とソイツを何度も見返してると、堂々と俺の隣に胡座をかいて座るソイツ、ソイツの後に入ってきた黒いバンダナ金髪は笑顔でスキップしながら寄ってきて、同じようにソイツの隣に座り込む。
口をあんぐり開けていた俺に、優馬は二人を紹介してくれた。
優馬「双子の弟の悠斗くんと、そのお友達の・・・?」
黒いバンダナ金髪「潤だよ!よろしく!」
あ、双子の弟・・・なるほどね。
そう呟くと悠斗から「よろしく、メガネくん」と早速ディスられた。誰がメガネだ、と掴みかかりそうになるのを初対面だからと我慢していると優馬が「悠斗、そこはイジっちゃいけないところ」なんて口人差し指を当てて煽る。
え!そうなの?って少しだけ目を見開いて、わざと知らなかったみたいな反応をする悠斗。
「じゃあ、なんて名前なの?メガネくん!」
潤が笑顔で聞いてくる。純粋に知りたくて聞いてきているやつなのかもしれないが、前の二人のやり取りを見て、怒りに震えていた俺はブチッと何かが切れる音のしたあと、握った拳を三つの頭に振り下ろしたことは言うまでもない。
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