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クロスな日常物語 GLVer.
日時: 2020/04/27 16:10
名前: 蒼星 ◆eYTteoaeHA (ID: CwTdFiZy)

正式名称
クロスな日常物語GIRLSLoveVERSION


閲覧ありがとうございます。
このスレは小説カキコ本館、二次総合板の『クロスな日常物語』(以後:元スレ)のGL版スピンオフです。なので、初見の方は元スレのプロローグを読むのを推奨します。また、注意事項や登場作品は元スレの>>0にあります。


#このスレと元スレの違い
元スレ:日常を始め、シリアスやパロディなど色んなお話の幅がありますが、恋愛的百合成分がまず無いです(お話によっては友情の意味で感じさせる描写があるかも)
メインスレなので、更新速度はそこそこ

このスレ:明確なGL描写があります。更新速度は遅いです


#このスレでの注意事項
多作品クロスオーバー作品
柵越えCPが普通にあります
元スレと違いメインキャラやサブ枠の区分はありません
元スレ同様それぞれのお話は独立してます
範囲としてはソフトなのから桜trick並みの少し激しめまで。Rは行きたくても作者の年齢上できません。作者がその年齢になってからまだ小説執筆してたら大人カキコにRVer.立てるかも
キャラにオリジナル設定がついたりも
元スレ同様人外ネタ、パロディはやるつもりです
元スレに出てない作品やキャラも出てくるかもしれません
台本形式だったり地文があったり、お話によって変わります



#目次

春なんて来なくていい
(城ヶ崎莉嘉×城ヶ崎美嘉(両者デレマス)。元スレの『美嘉の変貌』のif。吸血鬼パロ、シリアス?&共依存)
>>1



#時間があれば執筆したいネタを幾つかメモ

悪戯は親愛の裏返し
(山城由依×我那覇響(とじとも×アイマス)コメディ。由依が他の子以上に響に悪戯するお話)

寂しがり屋な君にゼラニウムの花束を
(月岡恋鐘×白瀬咲耶(両者シャニマス)前から付き合ってる前提のラブコメ。アイドルを引退した後の未来を想像して不安になった咲耶の為に恋鐘さんが頑張って異世界を駆ける)

真のEndへの道標(みちしるべ)
(渋谷凛×衛藤可奈美(デレマス×刀使ノ巫女)うづりん、かなひよ前提。アイドルとして業界で戦う少女と刀使として荒魂と戦う少女のお話)

日野茜は素直になれない
(保登心愛×日野茜(ごちうさ×デレマス)ほのぼのコメディ。お姉ちゃんな心愛の前だと素直になれない茜ちゃん。)

そこに空がなくても
(風野灯織×糸見紗耶香(シャニマス×とじみこ)元スレの『そこに空があるから』前提のほのぼの)

Re: クロスな日常物語 GLVer. ( No.1 )
日時: 2020/04/27 16:07
名前: 蒼星 ◆eYTteoaeHA (ID: CwTdFiZy)

『春なんて来なくていい』は本館二次総合板の元スレにある『美嘉の変貌』で癒し草が見つからなかった世界線となります。なので、先に美嘉の変貌を読むことを強くお薦めします

城ヶ崎美嘉×城ヶ崎莉嘉(両者デレマス)

吸血鬼パロ、シリアス?、共依存。吸血表現有



成人向けはともかく、R-15の基準がよう解らんのよ。今回はともかく少ししたらちょっと微妙なラインのが出てくるけど大丈夫かな?



#春なんて来なくていい

夜。美嘉の部屋。

莉嘉「お姉ちゃん……癒し草、見つからなかったね」

初日の捜索からかれこれ2ヶ月。癒し草は未だに発見出来ずにいた。ひと月経った辺りからは数十、いやもっといるかと思われる人数……つまり寮のメンバー総動員で探したのにも関わらずだ。

美嘉「うん…………もう春もすぎちゃったし」

唯「お、落ち込んじゃ駄目だよ!まだ駄目とは決まってないし!!」

美嘉「ありがと、唯。……でももういいんだ。毎日唯やみんなに手伝ってもらってさ。なのに何にもなくて、みんなに辛い思いさせてばっかで」

唯「美嘉ちゃん…………」

美嘉「ほら。目に隈が出来てる。これからはちゃんと寝なよ?」

唯「う、うん……
じゃ、ゆいは部屋に戻るね」

美嘉「うん。お休み、唯」

______________
________
___


唯が部屋に戻って。姉妹はベットに座り

美嘉「はぁ……これからどうしよう。アタシ、ずっとこのままなのかな」

莉嘉「だ、大丈夫だって!まだ来年だってあるし!」

美嘉「来年まで?ずっとこのまま?そんなの耐えられない……こんな見た目じゃみんなにも嫌われるし……」

莉嘉「そんな事ないよ!少なくともアタシは嫌いにならない!どんなお姉ちゃんでも好きだよ!」

美嘉「莉嘉…………ありがとう(ナデナデ」

莉嘉「どういたしまして☆」

『ぐぅぅぅぅ』

美嘉「あっ(カオマッカ」

莉嘉「もぅ、お姉ちゃんは吸血鬼になった日からずっといっつも我慢してるんだから」

美嘉「うぅ……やっぱり未だに慣れないや。莉嘉の血を吸うなんて」

莉嘉「なら慣れてこ!(袖まくり」

美嘉「う、うん…………ん(ガフリ」

莉嘉「んんッ……!」

美嘉(莉嘉こそ慣れてないような……いつも血を吸うたび顔を赤くしてるし。それより……)

美嘉「はい、終わり」

莉嘉「はーい」

美嘉(血を吸う度、身体がおかしくなっている……もっと、もっと欲しいって喉が血を望んでる……見た目とかだけじゃなく、心まで染まり始めている……?)

莉嘉「おねーちゃんどーしたの?あ、もしかして足りなかった?(ニヤニヤ」

美嘉(駄目ッ……欲しいけど、欲しいけど……このまま吸血衝動に呑まれたら…………でも、少しだけなら……
ってダメダメ!その少しが命取りになるんだよ城ヶ崎美嘉!実妹を変な目で見ちゃ駄目!)

莉嘉「お、お姉ちゃん」

美嘉「ど、どうしたの★(ぎこちない笑み」

莉嘉「顔、いつもより青いけど……いつも少ししか吸ってないから足りてないの?それとも体調悪い?…………熱は無いかな?(近づいて手で美嘉のおでこを触り」

美嘉(莉嘉近い近い近い!無防備すぎだって!!そのうなじとか吸血衝動ヤバイから!)

美嘉「大丈夫!大丈夫だから!!」

莉嘉「無理しないで何かあったら言ってよ☆」

美嘉(莉嘉が良い子なのは前から知ってた。でも改めて実感したよ……)

美嘉「ありがと★
そろそろ夜遅いし寝るよ!」

莉嘉「はーい☆
あ、少し外の空気吸ってきてもいい?」

美嘉「うん、りょーかい★」

莉嘉「ありがとー」

_____________
_______
__

莉嘉「お姉ちゃん……我慢しすぎ。アタシが気づいてないとでも思ってるのかな」

美希「あ、莉嘉じゃん!こんな時間にどーしたの?」

莉嘉「あ、美希ちゃん。それがね。お姉ちゃんが無理してるみたいで……明らかに血の量が足りてないのに」

美希「お姉ちゃん……美嘉がねぇ……確かに無理しそうなの。現にミキ達を頼りだしたのも吸血鬼になってからひと月も経った後なの」

莉嘉「それで美希ちゃんから言ってもらえないかな?アタシは大丈夫だから、お姉ちゃんが栄養失調で倒れないように、って」

美希「任せて欲しいの!
莉嘉はお姉ちゃん思いな良い子なの」

莉嘉「そんな事ないよ。だって……」

美希「だって?」

莉嘉「ううん、何でもない☆」

莉嘉(ごめんね美希ちゃん、お姉ちゃん。お姉ちゃんが心配なのもあるけど……私欲も混じってるんだ。
何処かお姉ちゃんに血を吸われるのを楽しみにしてるアタシがいる。それに……この胸の痛みはなんなんだろう______)


続く______

はい。1話終わり!
こっちはスピンオフなので更新が超絶ノロマですが宜しくお願いします


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