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生徒会長の迷走恋日記
日時: 2021/06/03 18:05
名前: 葉桜 雫 (ID: 13s.kbX8)

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俺はこの櫻坂南高等学校の生徒会長。

「さすが、生徒会長ー!」
「頼りになるわ〜」
「ホント、完璧な人よね」

ああ、うるさい、うるさい。

今日も野次馬どもが俺のことを冷やかす。いや、彼ら自身は冷やかしているつもりはなくとも、俺にとっては大迷惑。

俺が完璧完全で、頭よし顔よしの典型的モテ男だから。

日に日にプレッシャーは重みを増す。


そんな俺が、恋した____

相手は……

「かいちょおおお! 仕事終わりましたぁぁ!」
「はぁ、うるさい。ちょっとは黙れないのか」
「ご、ごめんなさい……でッ、でも、ちゃんと終わったんですよ、資料づくり」
「…………誤字脱字合計38箇所。全部やり直せ」
「えぇ⁉︎ 嘘でしょ、僕ちゃんとやったのに!」

わあわあ喚く彼は俺と同じく生徒会、なのだが……

ぶっちぎり学年最下位の成績でありながら生徒会2年書記という地位を持つかなり特殊なヤツだ。

なんでそんな彼が生徒会書記になったのかというと、実のところ俺も知らない。

だが、中学の頃は「成績は学年トップだった」だの、「生徒会長を務めていた」だのと、現在の彼とは想像もつかない噂が絶えない。

彼の性格を本当に簡単に言ってしまえば、「楽天的な馬鹿」。

とにかく楽天的で呑気。そして馬鹿。

でもその一見駄目な性格に、俺は惹かれてしまった。

俺にはない、マイペースなところが憧れで、いつでも明るくてはっちゃけているところが、好きだ。

おかしいとは思っている。彼は男で俺も男。男同士の恋愛もあるとは聞くけど、信じたくない。気持ち悪い。

でも、気持ちは正直で。

最近は、彼が「かいちょおおお!!」と言ってくる度に胸がドキッて、なんて言うか、ときめく感じになる。

The馬鹿にも、いいところはたくさんあるし……でもだからって恋愛感情は無いだろ……

いろーんな思考を授業中、ノートもろくに取らず巡らせた結果、行き着くのはやっぱり「恋」の一文字のみ。

無意識に彼を目で追ってしまっている俺は、とうとう狂ったか。

俺の初恋____どうせ無様に散る。いずれ忘れる。

そう甘く見ていた。いや、見ていたかった。

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どうも。葉桜雫といいます。
初投稿でしたが……俺はバリッバリの初心者なので語彙力の欠片も無いとは思いますが、暖かい目で見ていただけたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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