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俺は心を溶かされる ~創作BL~
日時: 2022/01/18 04:12
名前: うずき (ID: hAr.TppX)

                    ‐1話-

7月18日 

俺は今、何故こんなことになっているのだろうか。誰もいない家庭科室で仰向けに肩を押し付けられている。いわゆる床ドン、、、(?)
腰あたりに馬乗りになって乗っているのは男子なのに、何故か自分の鼓動が上がって体が熱くなってしまう。

「俺、ずっと津城のことが気になってたんだよねー」

目をそらそうとしてもなんでか目がそらせない。いつも無口な瑠璃川がこんな顔をしているなんて
「俺がゲイだってこと知ってるのに話してくれるの珍しいね」

伊織の言ってたこと本当だったやん\(^o^)オワタ 
by津城 零(つしろ れい)




「あっつーい、、、」

そう呟きながら学校の正面玄関の中に駆け足で飛び込んだ。俺は今年17歳になった高校2年生だ

「零ー!おはよーう」
そう声をかけてくれたのは、先に玄関で靴を履き替えていた友達の柴崎 伊織(しばざき いおり)だった。後ろで高くまとめていた髪がなびく。彼女はXジェンダーで、アセクシャルだ。そしてカミングアウトしてくれてるのは、伊織の親友と俺だけらしい。

「おはよう。伊織は今日も元気だね」
「今日から文化祭の出し物準備が始まるらしいからな。色々作ったり準備するから楽しみだろー」
「あれ、今日からだったけ?」
「瑞紀が言ってたから本当かわかんんねーけどな」

瑞紀とは伊織の親友だ。可愛くてモテる。


そんな会話をしているうちにあっとゆうまに3階の2-B、俺たちの教室についてしまった。
丁度、かばんを机に置いて、席に着いたとき、予鈴が鳴った。さっきまで話していたクラスメイトたちも皆がそれぞれの席につきはじめ、担任が教室に入ってきた。HRが始まる。

「みんなおはよう。今日は珍しく欠席はいないみたいだな。でも、瑠璃川は1週間ぶりになるのか、元気にしてたかー?」


皆が少し視線を向けたが瑠璃川は小さくうなずくだけだった。
瑠璃川とはクラスでも目立たないし、自分もあまり話したことはない

「早速、今日の話だが、今日は1~3限目を使って文化祭での計画を立てるの時間にする。」

どうやら伊織の言っていたことは本当だったようだ。

「何をするのか決めて計画を立ててにやるように。とりあえず、何をするのか決まったら一回誰か
俺に職員室まで報告しろよ。あと、喧嘩しないようにな。んじゃ、任せたぞーいいんちょ!」

そう言って担任は教室を出て行った。








Re: 俺は心を溶かされる ~創作BL~ ( No.1 )
日時: 2022/01/18 04:08
名前: うずき (ID: hAr.TppX)

なんて適当な担任なんだ、、、

そう思いながらも、俺は出し物の議論に参加していた。

                    
                     ~20分後~

結果:ホラー喫茶

喫茶店とお化け屋敷が多かったため、合わせるという単純な結果になった。

次は、役割を決める。これには命をかけたいところだっ!表に出るようなものは避けたい。
でも、幼馴染の伊織と一緒になるには、、、

『喫茶店員なりたいひとー』


「はーい!!」

と伊織は真っ先に手を挙げてしまった。
目立ったりするのが好きで、コミュ力も高い伊織は即決定となってしまったのだ。

じゃあ俺は大道具などの役割になるとしよう

だが、そうとなるともちろん瑠璃川もいた。大道具チームに割と友達は多かったが、瑠璃川とは話したことも無いに等しい。

同じ仕事をするとなると気まずくて話題が出てこないだろう、、、

『仕事、やりたいやつ決めてってー』

俺は工作が得意だったから、飾りを作る作業を選んだ。

10分ほどたって仕事が決まった。

結果、瑠璃川と二人でひたすら作るという最悪な状況になってしまった
仮装するため裁縫のほうに人数が必要になっていたらしい。
しかも、指示があるまで何もできないオマケ付き

空き教室へ移動する際、伊織が難しそうな顔をして話しかけられた

「ねえ、零。こういう事あんまり言いたくないんだけど、、、」
「ん?何々??」
「瑠璃川って、ゲイらしいから一応気を付けてね。」



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