BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

誰かに強く愛されたかっただけ
日時: 2022/01/22 12:28
名前: アレグロ (ID: PNMWYXxS)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

「あれ?おかしいな」ってなることがあるかもしれませんが、大目に見てくれると嬉しいです、、、

最悪完結しないかも、、、いや、完結まで頑張ります!

Re: 誰かに強く愛されたかっただけ ( No.1 )
日時: 2022/01/22 14:05
名前: アレグロ (ID: PNMWYXxS)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

「僕、七海さんに一目惚れしちゃいました、、、短い間ですが僕と付き合ってくれませんか?」
俺は突然、知らない研究者に告白されてしまった。


俺は幽霊の市ヶ谷 七海。
3ヶ月くらい前にこの研究所の近くで死んだ不成仏霊だ。
俺は誰からも愛されたことがない。
だから、「誰かに愛されてから成仏しろ」と閻魔から言われて成仏できずにいる。

だからといって、何で愛されるのが同性の男なんだよ!

あまねは、幽霊について研究をしている研究者だ。研究所の近くをうろついてる時、こいつに見つかり研究室へ強制連行。こんなにハッキリと人間の形をした不成仏霊は初めて見たと感心し、そして今に至る。

「僕、七海さんに一目惚れしちゃいました、、、短い間ですが僕と付き合ってくれませんか?」
あまねは頬を少し赤らめて俺に告白してきた。
俺にとっても悪い話ではないが、相手は男だぞ!これは愛されることにカウントされていいのか!?
「だめですか?」
「いや、、、こちらこそよろしく、、、」
「やったー!」
そう言うと、俺の頭に抱き着いてきた。
俺は乗る気ではないが、相手もかっこいいし、ここで断れば永遠に成仏できなくなってしまうだろう。

そうしてあまねと付き合うことになってしまった。

Re: 誰かに強く愛されたかっただけ ( No.2 )
日時: 2022/01/22 17:34
名前: アレグロ (ID: PNMWYXxS)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

小説カキコでイラストを投稿いたしました!
お姫様抱っこされている方が七海君です。

※一部フリー素材のトレスあり

Re: 誰かに強く愛されたかっただけ ( No.3 )
日時: 2022/01/23 00:39
名前: アレグロ (ID: PNMWYXxS)
プロフ: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi

付き合ってから、3日がたった。

あまねは割と普通に仕事をしている。俺はあまねの助手をやることになって、記録をつける役割を果たしている。
ちなみに俺は幽霊だが物を触ることはできる。

「七海さん、少し休憩してお昼にしますよー!」
「おおーわかった。」

あまねが急に抱き着いてきたりすることもあるが、あまねと一緒にいると普通にいると楽しい。
ここにいるのも悪くないかもしれない。

ドゴーーーン!!

「おーい!弁当持ってきたよーー!!」
隣の部屋で研究している如月海斗が、弁当を持ってドアを足で勢いよく開けた。
「もー、足でドアを開けるのやめてくださいよーうるさいじゃないですかー」
「めんごめんごー!つい癖でw」
いや、どういう癖だよ。

「おーい!みんなー!飯だぞー!!」
海斗は廊下に顔を出して研究者の仲間に呼びかけた。

『いまいくー』

『やったあー!』

みんな次々に返事を返していく。
当然だが、研究者たちは俺のことが見える。中には霊を浄化する能力がある人もいるらしい。
会ったことはないが、あまり会いたくない存在だ。

消された霊は何処へ行くかはまだわかっていないからな。

Re: 誰かに強く愛されたかっただけ ( No.4 )
日時: 2022/01/26 15:31
名前: アレグロ (ID: 7qD3vIK8)

『いただきまーす!』
他の研究者たちも、海斗の研究室に集まり、昼飯の時間になった。
俺は食べることができないから、香りで楽しんでいる。
「あれ?割りばし1本足りないじゃん」
柴倉 茜(しばくらあかね)がコンビニの袋の中を見ながら言った。
「あ、じゃあ僕の部屋にある割りばし持ってきますよ。」
あまねが割りばしを取りに自分の部屋に行こうとドアを開けて、ドアを閉めた。

その瞬間

『あまねと七海って付き合ってんの!?』

皆が一斉に俺に聞いてきた。
「はぁ!?えっつ、、、そのえっと、、、。」
俺は驚きのあまり大きな声を出してしまった。皆が目をキラキラさせて俺を見ている。
「、、、まぁ、、、いちよう」

『おおー、、、!』

皆は少し感心していた。

「ていうか何でわっかったんですか?」
「そりゃあ態度が違いすぎるからですよー」
最年少の南 彩芽が言った。
「確かにあまねさんは皆に優しいですけど、七海さんに向ける視線はあっつあつです!」

『ねー』

ガラガラ

「茜さーん割りばしですよー」
「んあ、あんがとねー」

あまねが入ってくると、何もなかったかのようにまた弁当を食べ始めた。


Page:1



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。